あにまるランキングダム 動物の特殊能力ランキングベスト15 3位ウミガメ、2位ヌタウナギで1位は?
24年9月5日放送の「あにまるランキングダム」では動物の特殊能力ランキングベスト15を発表という事で一覧でまとめてご紹介。
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動物の特殊能力ランキング
オーストラリアは生息するコトドリは鳴き声モノマネの達人で、そのレパートリーは無限大。
同じ鳥のカワセミはもちろんですが、人間の赤ちゃん、泣き声やカメラのシャッター音、チェーンソーの音、ノコギリの音など何でもモノマネ。
オスはモノマネで求愛するそうでレパートリーが多ければ多いほどモテるという事もあってモテようと必死。
鳥には人間のような声帯が無い代わりに鳴管(めいかん)と呼ばれる肺に繋がる二つの気道があり、それらをバラバラに動かすことで複雑な音でも出せるようになっているとか。
コトドリは鳥の中でもその鳴管を器用に使いこなせるためにモノマネの達人に。
全長60cmほどで浅瀬から深海まで幅広く生息するヌタウナギは危険を感じると体から大量の粘液を放出して捕食者の口やエラを詰まらせて窒息させるという特殊能力。
ヌタウナギに噛みついてもすぐに粘液の脅威にさらされて苦しむようにして一目散に逃げていく哀れな捕食者たちが続出。
ヌタウナギは食用にもなっていて、2017年にアメリカでは運搬中の車が事故に遭って3.4トンのヌタウナギが道路に投げ出されるという事故が発生。
するとヌタウナギたちが一斉に粘液を出したせいで道路がヌルヌル地獄に。地元の消防が3時間をかけて掃除する羽目になったとか。
強力なアゴを使って甲羅を砕くパワーを持つイタチザメはウミガメにとっては天敵。
そんな天敵に遭遇した時にウミガメがとる回避行動というのが甲羅を利用した見事な受け流し。
ウミガメの甲羅は海の中での運動能力を高めるためにリクガメに比べると軽く小さく進化しており、頭や手足を甲羅に収める事が出来ないので回避スキルを高める方向で生存率をアップさせているとの事。
ちなみに沖縄の漁師には「ウミガメが背泳ぎをしている時は近くにサメがいる」という経験則が伝わっているとか。
アメリカ南東部に生息するフロリダオオアリに関して2024年にドイツ・スイス・沖縄の共同研究チームから「生存率を高めるために負傷した仲間の脚を噛んで切断して治療している」という研究結果を発表。
感染症を防ぐ目的で唾液で傷口を消毒する治療からスタートし、それでも感染症の進行が止まらない場合は切断手術に踏み切るというほとんど医療行為に等しいアリドクター状態。
現状では人間以外で切断手術を行うのはフロリダオオアリだけなんだとか。
カバは水辺に生息しているものの哺乳類なので水中では息が出来ないため潜水時間は長くても5分程度。
目をつぶって何をしているかというと今はカバのお休みタイム。ただし水中に沈んだまま。
寝たまま無意識に息継ぎをする機能が備わっているそうで、比較的安全な水中で眠れるように進化した能力。
スポンサーリンク北中米に住む有袋類のオポッサムは赤ちゃんを何匹もおんぶしてヨタヨタ歩きで子育て。
そんな彼らの特殊能力は死んだふりをする「擬死」。
長いと4時間も死んだふりをするそうで、さらにその時に硫黄化合物を漂わせて死臭まで再現する徹底ぶり。
天敵のコヨーテやオオカミに腐っているので食べるとお腹を壊すと錯覚させて身を守るサバイバル術。
南極に生息する体長1m20cmほどのコウテイペンギンは冬季の南極大陸で繁殖を行う地球上唯一の生き物。
極寒の地で過酷な環境も手伝って目立った外敵はゼロという状況の中で、メスは卵を産むとすぐにオスに預けて栄養を蓄えるために海へ。
その間、卵を温めるのはオスの役割ですが、メスが海から帰ってくる約2か月間は絶食状態で卵の面倒見。
冬の南極は太陽が上がらず、気温はマイナス60度に達するという極寒の中でオスたちは一か所に集まっておしくらまんじゅう状態。
この円陣はハドルと呼ばれ、互いの体温で寒さを凌ぐサバイバル能力。
さらに一番外側にいるオスが凍えないように適宜ポジションを入れ替えるフォーメーションも見事。
東南アジアやオーストラリアに生息している体長1cmほどのツムギアリは多くのアリが地中に巣を作る中で、彼らの巣は葉っぱ。
アリたちが協力して体をつむぎ合わせて葉っぱを折り曲げるという高い建築能力でテキパキと作業していくその姿は職人芸。
そして最終仕上げに利用するのが幼虫が吐き出す糸。
幼虫を抱えるようにして糸を使って葉っぱ同士をつなぐ作業を繰り返して数時間後には巣が完成。
南アジアに生息する全長1.2mほどのヘビでその特殊能力は「空を飛ぶ」こと。
木の枝の反動を利用して大きくジャンプすると、肋骨を広げて体を平らにすることで空気抵抗を増やしてジャンプの距離が延びるように工夫。
上手く風を捉えると飛行距離は100mにも及ぶとか。
専門家によると同じく飛ぶ能力が高いトビトカゲを追いかけるためにこの能力が発達したと考えられているとの事。
北極海や北大西洋の氷上で暮らすズキンアザラシは雄は6歳ごろから鼻の組織が発達して鼻を膨らませられるようになり、雄同士で威嚇しあってどちらが大きく鼻を膨らませられるか?を競ってバトル。
そんなズキンアザラシの求愛は「鼻風船」の特殊能力を使った不思議なもので、左鼻の内側の皮膚を裏返しにしてバルーン状態に。
スポンサーリンク清流の岩陰などに生息する体長1~2cmほどの魚でも虫でもない無脊椎動物で眼や脳は持っているものの体を走る血管はゼロ。
その特殊能力は何度でも蘇る高い「再生能力」で、三等分にカットして観察すると1週間後には同じ遺伝子を持つ3体のプラナリアに再生増殖。
五等分にされても余裕で再生し、アメリカの研究では279分の1の断片からも完全体に再生した記録を持っているとか。
プラナリアの細胞はiPS細胞と同じような特徴を持っていて、損傷部分を自ら判断して再生しているんだとか。
さらにプラナリアは体をクネクネと変形させて自ら体を切断する「自切」と呼ばれる能力を駆使して増殖する事も可能。
ちなみにプラナリアはオスでもあり、メスでもある雌雄同体なので切って増殖する能力に加えて交尾で増える事も可能。
北アメリカ全土が生息域でバードウォッチングファンに愛される別名ロビンの名を持つ鳥で”ロビンズエッグブルー”と呼ばれる「美しい青色の卵」が特殊能力。
あえて目立つ色にする事で巣から落とさないように気を付けるため、紫外線の吸収を抑える役目をしている、などその理由はさまざま考えられているものの真相は謎。
世界各地の海に生息するハンドウイルカはその住んでいる地域によって様々な特殊能力を発揮。
中でも驚くのが「自ら岸に上がる」という一見不思議な特殊能力。
これは大量の魚を一網打尽にするハンドウイルカの狩りスタイルでその名も”ストランド・フィーディング”と呼ばれるもの。
複数の仲間で魚の群れを囲むようにして泳ぎ、徐々に岸に向かって魚を追い込み、タイミングを合わせて一気に岸に向かって突進することで波を作り出して魚を打ち上げるという手法で、専門家によると浅瀬で魚を追いかけるよりも陸に揚げて捕食する方が効率的になるのではとの事。
ちなみにおこぼれに預かろうと近くに生息する鳥たちもこのイルカの狩りを出待ちしていて、イルカが食べ残した魚をパクパクつまんでいたり。
中米の熱帯雨林に暮らすイグアナの仲間で体長は最大で60cmほど。
その特殊能力は「水面走り」で、普段は天敵となるワニやヘビから逃げる際に活用。
後足のみを使って右足が沈む前に左足を前に出し、左足が沈む前に右足を前に出しを高速で繰り返して1秒間に20歩のスピードで高速移動。
足裏が総面積に対してとても広くなっていてまっ平な扁平足をしているので水面を捉えやすくなっているとの事。
ちなみにうっかり沈んだとしても潜水も得意。
日本語に訳すと”真似をするタコ”となるようにその特殊能力はハイレベルな「擬態」。
一般的にタコやイカが瞬時に体の色を変えられるのは皮膚に様々な色素を含んだ色素胞を持っているからで、これを収縮させたり拡張させたりして様々な色を表現。
それに加えてミミックオクトパスの場合は色や模様だけではなく似せるモノの形や泳ぐスピードまで完コピ。
以上、あにまるランキングダムから動物の特殊能力ランキングでした。