かわいいものを見るとジタバタするのはなぜ?答えはキュン死防止?チコちゃん
24年10月25日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜかわいいものを見るとジタバタする?』の答えなど簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】青木崇高、安達祐実
【VTRゲスト】岡村隆史
なぜかわいいものを見るとジタバタする?
3問目の出題は、
なんでかわいいものを見るとジタバタしちゃうの?
チコちゃんの答えは、
キュン死しないようにするため
解説は大阪大学大学院の入戸野宏教授。
かわいいものを見た時に思わずジタバタしてしまうのはキュートアグレッションと呼ばれる行動の一種で、赤ちゃんのほっぺを思わずつまみたくなったり、ぬいぐるみを強く抱きしめたりといった行動は総じてキュートアグレッションで、攻撃的な意図がなくてもかわいいものに対してつまんだり、噛んだり、きつく抱きしめたりと激しい行動に出たくなる現象。
なぜこのキュートアグレッションが起きるのか?はまだ未解明の部分が多いそうですが、強烈な感情に圧倒されそうになった時、それとは正反対の行動を取ることで感情をどうにか落ち着かせようとしているのではないかという説が一つ。
喜びのあまりに涙が溢れてきたり、悲しすぎて笑ってしまったりと人はある一つの感情が大きくなり過ぎた時、それをセーブしようと感情と真逆の行動を取るという性質があって、これと同じ事がかわいいという感情でも起きていて、かわいいと思う感情が巨大化し過ぎるとストレスになってしまうので、攻撃的な行動を取って感情を和らげようとしているのではないかと入戸野先生。
スポンサーリンクもし巨大化した感情をそのままにしておくと、あまりのかわいさに息が詰まりそうになってどうすればいいか分からなくなるという極限状態であるキュン死に至ってしまうかもしれないという事で、これを防止する安全装置としてキュートアグレッションが起こるとか。
このキュートアグレッションの存在は2015年にイエール大学で行われた実験で明らかになったそうで、ビニールのプチプチを手に持った状態で大人の動物と動物の赤ちゃんの画像を見せて、どちらの画像を見た時にプチプチをより多く潰すのかを比較観察すると、動物の赤ちゃんを見たグループの方がプチプチを多く潰すという結果に。
番組でも普通の岡村隆史とかわいく加工した岡村隆史の2つのインタビュー映像を見比べてもらってイエール大学と同様の実験を敢行。
するとノーマル岡村隆史だとプチプチを潰す数が1人あたり70.5個だったのが、かわいい岡村隆史だと98.5個とかわいくした方が攻撃性が高まったという結果に。
このキュートアグレッションは人によって起こる起こらないが分かれるそうで、このキュートアグレッションは比較的感情のふり幅が大きい人によく見られる現象との事。
また、自分の感情を上手くコントロール出来ていない状態という事も言えるそうで、攻撃性に変換されないように自分の中で上手く感情を咀嚼するよう心掛けるのも大事と入戸野先生のアドバイス。
という事で3問目は以上。
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