マヨネーズの意味や元祖レシピのマオンのソースの作り方は?チコちゃん
24年11月1日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『マヨネーズってなに?』の答えなど簡単にまとめてご紹介。マヨネーズは一体どこで作られたのか?その歴史と共に。
ゲスト出演者
【ゲスト】DAIGO、サーヤ
【VTRゲスト】なし
マヨネーズってなに?
3問目の出題は、
マヨネーズってなに?
チコちゃんの答えは、
マオンのソース
解説はキユーピーの大石紗佑里研究員。
そもそもマヨネーズは英語でMayonnaiseと表記しますが、その由来はMahonnaiseでその意味はマオンのソース。
このマオンとは地中海に浮かぶスペインのメノルカ島の港町の事を指していて、この地域で食べられていたソースというのがそもそもの意味。
そんな超ローカルなソースだったマオンのソースが世界に広まったきっかけが1756年にヨーロッパで勃発した七年戦争といわれていて、この戦争では領土をめぐって世界各地でイギリスとフランスが衝突。
この頃のメノルカ島はイギリスが支配する領土となっていましたが、イギリスの地中海進出の拠点を潰そうとフランスはメノルカ島を猛攻撃し、
この時にフランス軍を将軍として指揮していたのがリシュリュー公爵で、その際に生まれたとされるのがこんな逸話。
リシュリュー公爵は攻め入っていたマオンで宿をとることになりますが、そこでリシュリュー公爵は自らが持ち込んだ肉を宿のスタッフに渡して「お前たちの調理法でこの肉を美味しくしろ。」とムチャぶり。
スポンサーリンクそこで宿側はマオンで食べられていた地元産のソースを肉にかけて提供した所、リシュリュー公爵はその美味しさに感銘を受けてレシピをフランスに持ち帰って「マオンのソース」として紹介する事に。
マオンはオリーブオイルの名産地で現地ではミノルカという種の鳥の卵が食べられていた事もあって、オリーブオイル、卵、塩、レモン汁、にんにくが合わさったマオンのソースは瞬く間にフランスで評判となって浸透。
その後はフランスからアメリカに渡った移民たちの影響もあって次第に世界中へ広まっていき、今では世界的に有名なソースになったとか。
卵黄一個・塩一つまみ・すりおろしにんにく1gをよくかき混ぜる。
オリーブオイル合計34gを少しずつ加えて混ぜる。※オイルを一気に入れて混ぜるとシャバシャバになってしまうので要注意
オリーブオイルを入れ終わってマスタードのような見た目のクリーム状になったらレモン汁を数滴レベルで少し加えて全体を馴染ませたら完成。
このレシピでは生卵が使われているので作ったその日のうちに使い切るのがルール。
ちなみに日本のマヨネーズは消費者庁が管轄する食品表示基準によってマヨネーズに入れなければいけない食用植物油脂が重量の65%以上というルールに則って製造販売されていて、
カロリーを抑えるために油の量を65%未満にしたカロリーオフのマヨネーズはマヨネーズではないという豆知識。
また、アフリカではヘアマヨネーズという名前のヘアオイルがあるんだとか。
という事で3問目は以上。
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