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錦織圭の他にはあの有名選手も。過去に下部大会に出場したトップ選手達。


2018年シーズンをATPの下部大会であるチャレンジャー大会からスタートさせることとなった日本の錦織圭。右手首の故障を理由に2017年8月のロジャーズ・カップを最後に長期間ツアー戦線から離脱していたため久しぶりの実戦復帰となりますね。

元世界ランキング4位で休養中にランキングを9位から24位まで落としている錦織圭ですが、有名選手がチャレンジャー大会に出場するという事で話題を呼んでいます。

そこで過去に下部大会であるチャレンジャー(サーキット)大会に出場した有名選手たちの歴史についてまとめてみました。

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 アンドレ・アガシ

1997年 ラスベガス大会、バーバンク大会 アメリカ

テニス界のスーパースターであるアンドレ・アガシも下部大会に出場した事のある選手の一人です。1997年にランキング12位でスタートしたアガシでしたが、11月には141位までランキングを落とし、テニスキャリアのどん底を経験しています。

後に出版された自著の自伝本でこの頃に覚せい剤を使用していたことも告白していますね。私生活も荒れて、テニスへの情熱も失ってしまったアガシでしたが、シーズン後半に故郷であるラスベガスで下部大会に出場します。そこで準優勝を飾ったアガシは、続けてバーバンクでの大会にも出場し、そこで久しぶりにトロフィーを掲げることとなりました。

翌年1998年には110位だったランキングを6位まで上げるという大ジャンプに成功しています。現在はノバク・ジョコビッチのコーチも務めていますね。

セルジ・ブルゲラ

2000年 セゴビア大会 スペイン

過去に世界ランキングトップ5以内を経験したスペイン出身選手8名のうちの一人であるセルジ・ブルゲラ。自己最高ランキングは堂々の3位。

93年、94年の全仏オープンで2連覇も達成しているクレーコートスペシャリストはそれから6年後の2000年、度重なる怪我の影響でプロテニスキャリアの晩年に差し掛かっていました。

2000年7月末にはATPツアーのサンマリノ大会で久しぶりの準優勝を経験した翌週に下部大会であるセゴビア大会に出場。母国のファン達の前で見事優勝を飾っています。その他にも下部大会に出場したブルゲラでしたが、2年後の2002年に引退しています。

現在ではフランスのリシャール・ガスケのコーチを務めています。

マイケル・チャン

2002年 カラバサス大会 アメリカ

1987年にラスベガスの下部大会を15歳という年齢で優勝したマイケル・チャン。そしてその14年5ヶ月後にカラバサス大会で優勝。これはATPにおける下部大会優勝間隔の歴代2番目の最長記録となっています(最長記録は2000年の優勝から15年5ヶ月越しにチャレンジャー大会を優勝したミハイル・ユージニー)。

カラバサス大会で掲げたトロフィーが彼のテニスプロとしての最後の戴冠となり、その翌年2003年USオープンで1回戦敗退を喫した後にプロ選手としての生活に分かれを告げています。

17歳3ヶ月という年齢で全仏オープン王者となり、グランドスラム大会男子シングルス最年少優勝記録を保持しているマイケル・チャンは自己最高ランキング2位という経験をひっさげて錦織圭のコーチを務めているのは有名ですね。

フェルナンド・ゴンザレス

2008年 サンライズ大会 アメリカ

フロリダ州サンライズで開催されるBMWテニスチャンピオンシップス(ドイツのBMWオープンとは別大会)は7年間の歴史の中で多くの才能ある選手に恵まれた大会でしたが、2008年、2009年大会は豊作の年でした。

フェルナンド・ゴンザレス、トマーシュ・ベルディヒ、ロビン・ソダーリング、トーマス・ヨハンソン、セバスチャン・グロージャンなどが印象的でしたが、当時世界ランキング12位で大会に出場したフェルナンド・ゴンザレスはチャレンジャー大会に出場した歴代選手の中でも2番目に高いランキングでの出場でした。

結果は準々決勝敗退でしたが、2ヶ月後にはATP250大会のBMWオープンで優勝。さらにはこの年の北京オリンピックでは銀メダルを獲得しています。

後にアーヴィング・テニス・クラシックとして開催地と大会名が変更されて継続しているサンライズ大会はチャレンジャー大会の中でも屈指の規模を誇る大会として知られており、ATP250大会と同等かそれ以上にレベルの高い大会となっています。

続く

 

 - テニス

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