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カーリングにおける究極の得点「エイト・エンダー」とは?オリンピックの歴史と共にご紹介


平昌オリンピックではカーリング日本女子チーム(LS北見)が銅メダルを獲得し、競技中の北海道弁やもぐもぐタイムなどなど、さまざまな面から一気に知名度がアップして注目を集めましたね。そんな彼女たちがプレーしているカーリングでは8-ender(エイト・エンダー)と呼ばれる究極の得点があるのをご存知でしょうか?

それは一体何か?またオリンピックという晴れの大舞台でそんなビッグプレーが生まれた瞬間はあるのでしょうか?

オリンピックにおけるカーリング競技の歴史にも触れながら、8-ender(エイト・エンダー)に関するアレコレをご紹介します。

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究極のプレー

カーリングの基本的なルールとしては対戦する2チームが交互に8回ずつ石(ストーン)をリンク上に滑らせ、ストーンを円の中心により近づけたチームが得点を得ることは皆さんもうご存知ですよね?

これを10回(10エンド)繰り返して最終スコアを競うのですが、ということはつまり、1回のエンドで最大で8得点まで獲得することが出来るというのはお分かりでしょうか?

要するにこんな状態になった時ですね。カーリングにおける究極の得点「エイト・エンダー」

黄色のストーン8個全てがハウス内(ストーンを投げ入れる同心円でこの円内のストーンのみが得点計算の対象)に留まっており、対戦相手の青いストーン2個が黄色のストーンの外側に位置しているのが分かると思います。

こうなると黄色側が8点を記録します。1回のエンドで8点を得ることがからこのプレーのことを8-ender(エイト・エンダー)または「スノーマン」と呼び、カーリングの競技の中でも究極のビッグプレーの一つと称されています。

互いの力量の差が出にくいプロレベルや国際大会のレベルでは特に珍しいプレーで、ゴルフのホールインワン以上の難易度、野球で言うと完全試合達成やボーリングのパーフェクトに匹敵するほどと言われています。

ちなみにカナダのカーリング協会ではカナダ国内でエイト・エンダーを達成した場合に所定の手続きを経ると認定証が贈られるという制度もあるようですね。

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オリンピックのカーリング競技

オリンピックの舞台にカーリング競技が登場したのはかなり古く、1924年のシャモニー・モンブランオリンピックにまで遡ります。実はこれは記念すべき第1回冬季オリンピック。ただし、この時の競技成績な公式なものとして長く認められていませんでしたが、2006年にはIOC(International Olympic Committee)によって公式に認定されています。

その後は1932年レークプラシッドオリンピック、1988年カルガリーオリンピック、1992年アルベールビルオリンピックで公開競技として実施され、1998年長野オリンピックで遂に正式種目に復帰しました。実に74年ぶりの復活で、カーリングの歴史にとって日本の長野は記念すべき土地だったんですね。オリンピックにおいて女子によるカーリング競技は長野オリンピックが初開催となっています。

2010年バンクーバーオリンピックでは男女混合チームによるミックスダブルスも採用される可能性があったのですが、この時は競技として十分に広まっていないという理由から採用は見送られました。そして、2015年6月にミックスダブルスについて改めて審議されて2018年平昌オリンピックから正式種目になることが決定しました。

オリンピックの舞台ではカナダチームが男女共に優勝候補筆頭に数えられ、男子チームは2006年トリノオリンピック、2010年バンクーバーオリンピック、2014年ソチオリンピックで金メダルを獲得、1998年長野オリンピック、2002年ソルトレイクシティオリンピックで銀メダルを獲得しています。

女子チームは1998年長野、2014年ソチで金メダル、2010年バンクーバーで銀メダル、2002年ソルトレイクシティ、2006年トリノで銅メダルを獲得しています。

これまで98年の長野オリンピックから表彰台を逃したことのなかったカナダチームでしたが2018年平昌オリンピックでは男子が4位、女子が6位と初めてメダル獲得無しに終わっています。しかしながらミックスダブルスでは2018年平昌オリンピックで初代王者として金メダルを獲得し、カーリング王国の意地をみせました。

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オリンピックのエイト・エンダー

さて、本題のエイト・エンダーについてオリンピックで達成されたことがあるかという疑問についてですが、残念ながらオリンピックではエイト・エンダーは未達成となっています。

しかしながら、1回のエンドで7得点を記録する7-ender(セブン・エンダー)であれば1度だけオリンピックで達成されたことがあるんですね。

それは2014年ソチオリンピック、イギリス vs アメリカの予選リーグでの出来事でした。

Women’s Curling – Round Robin – Great Britain v USA | Sochi 2014 Winter Olympics2014年ソチオリンピック、イギリス vs アメリカ イギリスチームのセブン・エンダー

セブン・エンダーを決めたイギリスチームのスキップ、イブ・ミュアヘッド選手は2018年平昌オリンピックで日本女子チームと銅メダルをかけて争った対戦相手でもありました。アンナ・スローン選手やヴィッキ・アダムズ選手も同様ですね。

ミックスダブルスのシックス・エンダー

カーリングのミックスダブルスでは1回のエンドで8投ではなく6投(最初の1投は既に置かれた状態で吸スタートするので実質5投)を投じるルールになっているので、ミックスダブルスでは6-ender(シックス・エンダー)が1回のエンドの最高得点となります。

ミックスダブルスはハウス内に石が溜まりやすいためスコアが大きく動くことが多いのですが、やはりシックス・エンダーは特別です。

そしてそのシックス・エンダーは2018年平昌オリンピックで達成されています。予選リーグ スイス vs アメリカの一戦。

スコア3-4で最終第8エンド(ミックスダブルスの場合は第10エンドではなく第8エンドが最終エンド)。1点ビハインドで迎えた最後のストーン(各エンドの最終ストーンをハンマーと言います)を投じたスイスチームは見事シックス・エンダーを達成。9-4のスコアで対戦相手のアメリカを破り勝利しました。

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最終的に予選リーグを突破したスイスチームは決勝でカナダチームに敗れたものの銀メダルを獲得しています。

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