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飛行機の機内持ち込みには注意が必要。フライト中の手荷物の盗難事件の対策について


飛行機を利用する場合は乗客全員が保安検査場のセキュリティチェックを通るという事もあって意外と盗難被害への対策は怠りがち。さらに長時間フライトでは機内が暗くなった状態で眠るという事も普通にあるにも関わらず、意外と盗難リスクについてその注意力が下がっている人も多いのではないでしょうか?そんな油断した乗客を狙うフライト中の手荷物の窃盗についてその対策について見ておくことにしましょう。

これから飛行機に乗る予定がある人は要注意ですよ。

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成田空港の事例

成田空港を発着する飛行機内で、荷棚(頭上のキャビネット)や座席下の収納スペースの荷物から、現金などの貴重品が盗まれる被害が多く報告されているとの事。

2018年中に千葉県警が把握している被害件数は23件。そのうちの17件は国際線の機内で起きているそうです。

ちなみに前年の2017年は20件だったそうなので3件の増加となっています。

盗難の被害に遭った場所については、

  • 頭上の共有収納棚(キャビネット) 15件
  • 座席下の手荷物置き 4件
  • 座席前の網型収納ポケット 1件
  • 不明 3件

との事。

まあこれはどこに荷物が多く置かれているか?を考えれば自ずと答えが出るので意味のあるデータなのかどうかは不明ですが、

座席前の収納ポケットでいうと、ポケットに入れていたスマホや財布が邪魔になって目の前のポケットに入れたままで席を離れたり、眠ってしまったりという場合に盗難に遭うリスクがあるのではとは思いますね。

ただし、盗難に遭うのはその大半が現金で、財布から中身だけが抜き取られるケースが多いそうです。

大金が抜き取られたら気づきそうですが、お札を数枚抜かれた程度であればお金が減っている事には気づかないまま・・・なんて事も十分に考えられますよね。

頭上の荷物入れには複数の乗客の荷物がまとめて保管され、誰でも自由に出し入れできる状態のままですし、誰かが荷物の中身をゴソゴソやっていても誰も特に不審がらないのも注意ポイントですね。

盗難の発生時刻は早朝や夜間などの機内が暗くなる乗客の就寝時間に集中していて、客室乗務員らの目が届きにくい時間帯が狙われる可能性が指摘されています。これはまあ当然でしょうね。

フライトのルート別で見てみると、成田空港着の便で出発地はフィリピン、中国、アメリカなどバラバラ。

警察の捜査権

警察の捜査という観点から見てみると、県警では各航空会社に警戒を呼び掛けてはいるものの、発生場所が日本の航空機か外国の航空機なのか、領空内外かによって捜査権の及ぶ範囲が異なるため、摘発のハードルは非常に高いと言われています。

千葉県警によると機内を映す防犯カメラなどは設置されていないため、犯行の裏付けが難しく、機体・乗務員も移動するために現場保全が難しく捜査が難航するのが現状だそうです。

刑法では原則、警察が捜査できるのは国内か、日本の航空機・船舶内で起きた犯罪に限られ、殺人などの重大事件とは異なり、機内での窃盗事件の場合は日本の航空機か、日本領空を飛ぶ外国の航空機で発生した事件に限られるんですね。

また、領空外を飛ぶ外国の航空機での窃盗事件では航空機が登録している国の捜査機関にその権限が委ねられるとの事。

弁護士の見解によると、外国籍の航空機内の場合、領空内を飛ぶ限られた時間内に盗難に気付くか、現行犯で捕まえるなどをして事件の発生場所を特定する必要があるとされています。

国土交通省航空局では現状では航空会社各社に対して盗難事件の防止についての指導は特に行っていないそうです。

ちなみに領空とは領海の上空を指すエリアの事で、原則として海岸から12海里(約22.2km)の範囲が領空とされています。つまり、かなり日本の国土に近づかないと領空内とは判断されないので、領空内を飛んでいる間に犯行に気付くというのはかなり難しそうですよね。

となると窃盗被害を防ぐために自衛策を講じないといけませんが、

  • 現金・パスポート・スマホなどの貴重品はお尻のポケットなどに入れて肌身離さずが基本
  • 頭上の荷物入れに入れるカバン(リュック)は施錠可能なものに
  • 荷物を入れる場合は通路を挟んだ反対側の荷物入れに ※真上の荷物入れは目線が届かないため
  • 鍵がついていないタイプのカバンの場合は小さな南京錠をチャック部分につける ※チャックが2つ付いている場合
  • 開口部が開きっ放しになるトートバッグやハンドバッグは頭上の荷物入れには入れない
  • 足元に荷物を置く場合も口が開きっ放しになるタイプのバッグは避ける

などが対策として考えられますね。

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飛行機に預ける荷物の施錠には気を遣っても意外と機内持ち込みの施錠には無頓着だったりしていませんか?狙われているかもしれませんよ?

せめてもの救いですが、機内には刃物や工具などは持ち込み出来ませんので100均で売られているような簡易的な鍵でも十分に効力を発揮してくれるはずです。

海外の事例では?

ちなみに海外の事例だとアメリカ国内線の早朝便や深夜出発して翌朝早くに目的地に到着する通称:red-eye flight(目の隈便)が機内窃盗のターゲットになりやすく、機内が暗くなる時間が十分にあり、窃盗犯からは格好の“仕事の時間”になるとの事。

アメリカでは国際便よりもむしろ西海岸から東海岸に向けて飛ぶ長時間フライトの国内便が要注意だそうです。

その他に香港の警察の発表によると2018年の1月~11月の間に起きた機内窃盗の数は12件が報告されているとの事。もっとも、過去には年に60件も報告されている年もあるそうですが。

香港の事例だと窃盗犯の多くが中国からの乗客だったとの事ですが、その他にもベトナム発着便やマレーシア発着便などで機内窃盗を専門とするプロが暗躍しているという情報も共有されているようですね。

また、補足情報としてこのような機内で起こる盗難事件について英語で表現する場合は、

“in-flight theft”、“mid-flight theft”、“mid-air theft”

という単語で表現しますね。

また窃盗被害に遭いやすい機内の頭上の荷物入れに関しては英語では、

“overhead compartment”、“overhead storage”、“overhead bin”、“overhead luggage locker”

などなど。

多くのバリエーションで表現するのでややこしいですが、overheadで「頭上」を表現して、後ろに「保管場所」の意味を持つ単語をくっ付ければ相手に伝わると覚えておくと良いでしょう。

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機内窃盗の手口

このような窃盗を生業にするプロからすると安い航空券で飛行機に乗り込んでそれ以上の稼ぎを空の便で上げなければいけないというのもポイント。高いお金をわざわざ払って飛行機の乗り込むと赤字になっちゃいますしね。

ただし、旅行中に飛行機内でチャンスがあったからつい金に目がくらんでなんてパターンもあるのでこの限りでは無いと思いますけど。

しかもビジネスクラスでも盗難被害が起こっているというケースも報告されていますのでどの便、どこの席に乗っていても用心する必要があるみたいですね。

また、窃盗犯が席を取るのはまず通路側が原則。

通路側であれば頭上の荷物入れにアクセスしやすいのが窃盗犯からするとメリット。

さらに席の位置では機体の最後尾も好まれます。

後ろの席から順番に飛行機に乗り込んでいくパターンがほとんどだったりするので、早めに搭乗して後ろからターゲットをじっくりチェックできるというわけですね。

海外の場合は機内窃盗の被害としてはスマホなどの小型の電子機器やカメラ、ノートパソコン、ハンドバッグ、財布などが狙われるとの事で、財布内のお札が抜き取られて海外の安い紙幣にすり替えられるという手の込んだ隠ぺい工作まで行われるとの事。

ターゲットを物色する際には頭上のキャビネットにキャリーバッグやリュックを入れる際に鍵がついているか?チャックの位置はどちらを向いているか?などもしっかりチェックされているそうです。

そして搭乗時間が進むタイミングを見計らってターゲットのバッグの近くにさりげなく自分のカバンを保管。これで下準備が整うわけですね。

以上、これから飛行機に乗る予定の方は今一度機内持ち込みの荷物についてそのセキュリティを見直しておくのがおすすめです。

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