R・ナダル が10度目のモンテカルロ・マスターズ優勝。ハイライトなども。
モナコのモンテカルロで開催されていたモンテカルロ・ロレックス・マスターズは男子シングルス決勝が行われ、第4シードのR・ナダルが第15シードのA・ラモス=ビノラスに6-1、6-3のストレートで勝利しました。
そこで、試合のハイライトやR・ナダルに関連したサッカーネタも含めて総括してみました。
スポンサーリンクR・ナダルのメモリアルマッチ
R・ナダルにとっては2年連続10度目のモンテカルロ・マスターズ優勝となったわけですが、今回の勝利でクレー開催の大会では50個目のタイトル獲得となり、49勝のギリェルモ・ビラスを抜いて史上最多、単独1位に躍り出ました。
https://twitter.com/TennisTV/status/856148775110197250
また、マスターズ同一大会で10度のタイトル獲得は史上初の偉業です。
ツアー初タイトルをモンテカルロで獲得するのはこれで6回目(2008年、2010年-12年、2016年、2017年)です。
ATPマスターズ1000の獲得タイトル数では1位のN・ジョコビッチの30個に次いで2位となる29個目。
また、キャリア通算70個目のATPタイトル獲得ということでオープン化以降のATPタイトル獲得数ランキングの第5位に位置しています。
1位 ジミー・コナーズ 109
2位 イワン・レンドル 94
3位 ロジャー・フェデラー 91
4位 ジョン・マッケンロー 77
5位 ラファエル・ナダル 70
※レジェンドプレイヤーの一人であるロッド・レーバーは74のタイトルを獲得していますが、オープン化の転換期(1968年)を挟んで活躍していたプレイヤーである為、このランキングからは外れています。
多くの記録が生まれた試合となったわけですが、10度目Vの記録がかかるのはこの大会だけではないんですよね。
https://twitter.com/ATPWorldTour/status/856186938604343297
モンテカルロ・マスターズに続いて開催されるバルセロナ・オープン、そしてグランドスラム大会である全仏オープンでも現在9回の優勝をマークしていますのでまだまだ新たな記録が生まれるかもしれません。
スポンサーリンク決勝戦から
以下の動画は決勝戦のハイライト動画です。対戦相手のA・ラモス=ビノラスは決勝進出の時点で世界ランキング19位にジャンプアップする事が決定しており、ATPマスターズ1000大会初タイトル獲得となれば14位まで上がる可能性があったのですが、R・ナダルには及ばず。
試合後のインタビューも一部収録されたバージョンはこちらの動画ですね。フルセットマッチを連続してこなしていたA・ラモス=ビノラスとしては高いディフェンス力を誇るR・ナダル相手にスタミナが持たなくなっている印象すらありましたね。
動画2:42付近の第2セット、R・ナダルが5-3リードで迎えた40-40の場面のラリーは非常に見ごたえがあります。
ほぼ時計のある位置まで走っていってやっと届いたフォアのロブを一番深いコーナーに返すしのぎのショットは驚きです。観客席のどよめきも納得のプレーでしたね。
ちなみに、試合後に海外のテレビ局のインタビューに答えた際にはサッカースペインリーグの伝統の一戦であるレアル・マドリード vs バルセロナ戦の観戦についてR・ナダル自身が少し触れていますね。以下の音声データの1:20頃です。
「今晩は特別なお祝いの予定は?」と聞かれたのに対して
「今晩はサッカーの試合があるからね。レアル・マドリード、バルセロナ戦。だからそれを見なくちゃね。」「だからお祝いをしている時間は無いかな。家族と食事をしたりだけで、クレーシーズンが終わってからお祝いする時間も少しは出来るかな。」と語っています。
ちなみに、大のサッカーファン(レアル・マドリードサポーター)として知られるR・ナダルも注目しているレアル・マドリード vsバルセロナ戦のいわゆる「エル・クラシコ」に興味のある方はこちらの記事で紹介しております。
もう一つサッカーネタで言うと今回の大会10個目のタイトル獲得はスペイン語で「La Décima(デシマ)=10」。
La Décima.@RafaelNadal #MCROLEXMASTERS pic.twitter.com/ROURXiD5CN
— Tennis TV (@TennisTV) 2017年4月23日
そして2014年にレアル・マドリードが欧州チャンピオンズリーグ制覇10度目の際にもメディアでさかんに取り上げられたキーワードでしたね。
テニスの話に戻すと、インタビューで大会を通じて、自身のバックハンドの出来についてかなり満足がいくパフォーマンスだったようですね。
フォアハンドについては日に日に良くなっていったと語っていますので、まだまだクオリティを上げられるという意識があるのかもしれません。
まだクレーコートシーズンは始まったばかりですので、この辺のまだ調子が上がっていない要素をどれだけ引き上げられるかがR・ナダル復活の鍵となってきそうです。