NHK 第3弾「チコちゃんに叱られる!」が年末に放送。次回未定はいつまで続くのか?
NHKで常に次回未定のままとして放送されている「チコちゃんに叱られる!」。初回放送は2017年3月24日、第2弾は2017年8月2日。そして年末の2017年12月27日にめでたく第3弾の放送を迎えました。今回は19:30~20:15と放送時間も45分と継続。
番組のカテゴリー的には「バラエティ、クイズ」という形式ですが、番組進行役であるチコちゃん(5歳)が投げかける日常生活の疑問に回答者が答え、間違っていると番組タイトル通りチコちゃんに叱られるという形はおなじみ。
その他の放送の特集はこちらの記事をご参照ください。
第1弾:NHK 「チコちゃんに叱られる!」がおもしろい。チコちゃんの語り口や表情に注目。
第2弾:NHK 第2弾「チコちゃんに叱られる!」が遂に放送。チコちゃんがプチ整形?
第4弾:NHK 第4弾「チコちゃんに叱られる!」今回は#0?レギュラー放送決定記念の特別編
※2018年4月13日よりNHK総合テレビで毎週金曜(19:57~20:42)でレギュラー化が発表されています。レギュラー放送初回は4月13日ということで要チェックですね。
スポンサーリンク目次
チコちゃん
番組MC役であるメインキャラクターのチコちゃんですが、今回は外見上の変化はなし。衣装もそのままですね。年齢も5歳のままと変わっていません。
番組冒頭では初回放送で紹介されたチコちゃんの疑問(雑学)のおさらいが。
チコちゃんの「みなさーん。ご機嫌麗しゅう。」の挨拶で番組本編はスタートしましたが、3回目は真価を問われると力説。
ドラマ同様、三発目からが本当の数字(視聴率)というシビアな考えをチコちゃんはお持ちです。第4弾の放送は今回の出来次第ということでしょうか?
スポンサーリンクチコちゃんの語り口や毒のあるナレーション
チコちゃんの振る舞いや毒のあるナレーションなどのテイストは相変わらず。
ゲストの大竹まことさんに対して「年とってからネクタイ外すことにしたの?」とイジるチコちゃん。
精神年齢は大竹まことさんと同い年?顔の角度の変化に合わせて表情もしっかりと追随してきます。
バカと言い返されてこんな顔に。新たなバリエーションの表情ですね。
既におさらいでテロップが出ていましたがNHKアナウンサーである森田美由紀さんがナレーション担当。
ちょっと乱暴で失礼な物言いがちょこちょこ混ざるナレーションも番組の特徴の一つになっています。
スポンサーリンク番組で紹介されたチコちゃんの疑問(雑学)
チコちゃんから出題された疑問については以下の別記事で詳しくご紹介。
第1問目はこちら。
第2問目からは以下の通りです。
バースデーケーキのろうそくの火はなぜ吹き消すの?
2問目は「記念日を大切にしてそうな素敵な大人ってだーれ?」という問いかけ、
岡村さんの指名でかたせ梨乃さんが回答者に。
りの姉(りのねえ)と呼びかけるチコちゃん。
チコちゃん「バースデーケーキって食べたことある?ろうそく立ててそれからどうする?」
吹き消すジェスチャーのかたせさん。
すかさずチコちゃんは「バースデーケーキのろうそくの火はどうして吹き消すの?」という疑問を投げかけます。
かたせ梨乃「そのままにしたら、ろうが溶けてケーキがまずくなる。」
この答えに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が炸裂。
ナレーション「誕生日になるとあっちでもふーふー、こっちでもふーふー、何の疑問も持たずにろうそくを吹き消している日本人の何と多い事か。」
チコちゃんの答えは「人類500年の葛藤の物語があった」というもの。
これは一体どういうことでしょうか?
岡村隆史「そんな壮大な問題なのかい?」
この疑問に答えてくれるのはアメリカの歴史や文学に詳しい国際基督教大学教授の大西直樹さん。
大西教授曰く、バースデーケーキにろうろくを立てて吹き消すという習慣は第二次世界大戦後、アメリカ軍の進駐軍(連合国軍)と呼ばれる人たちが占領下の日本に伝えたと言われているそうです。
では、アメリカ人がバースデーケーキのろうそくを吹き消す理由についてですが、一気に吹き消すと願い事が叶うとされているそうです。
例えば、1939年にアメリカで公開された映画「The Little Princess」には、
「ろうそくを一息で消せば願い事が叶うわよ。」「願い事はパパが早く帰ってきますように。」「大きく息を吸って。」といったやり取りの後、女の子が一気に吹き消そうとしますが、最後の1本が残ってしまうというシーンが登場します。
では、なぜ一息で消すと願いがかなうとされているのでしょうか?この辺はどんどん深掘りしていっていますね。
大西教授「分かんない。分かんないんだけど、ドイツに起源があるみたいなんですよね。」
ということで番組ではドイツの歴史に詳しい方をリサーチ。
登場したのは早稲田大学でドイツの神秘思想や宗教哲学を研究する田島照久教授。
田島教授によると中世以来ドイツでもバースデーケーキの上に火をともしたろうそくを立てていたそうです。ただし、吹き消すということはとんでもないことだったそうです。
ナレーション「吹き消すなんて。ブー。」ちょっとかわいいナレーションw
ドイツに伝わる習慣・風俗をまとめた辞典である「ドイツ俗信辞典」の中には中世以来、誕生日に14歳になるまでは自分の年の数だけケーキの上にろうそくを立てて火をつけて、燃え尽きるまで消えないようにみんなで見守っていたという習慣があったそうです。
もし途中で消えてしまったら・・・
「その子は死んでしまう。」恐ろしいことを口にする田島教授。
これを聞いたかたせ梨乃さんは「ええ~~!」と震えるようなリアクションでおののいています。
というのもろうそくの火には命のともし火という意味があり、それを吹き消すなんてとんでもないことなのだそうです。
ということでインディージョーンズのテーマ曲に乗って、ドイツに取材に・・・ではなく、映像をメールで送ってもらうことに。
おなじみのハッピーバースデーの曲のドイツ語バージョンを歌う子どもたちの映像。ドイツのボンに住むキルヒナーさんのお宅の様子だそうです。
ドイツではどのように見守るのかに注目が集まりますが?
そこにはろうそくの火を吹き消す男の子が。
ナレーション「消した・・・」岡村隆史「あれ?死んでしまうよ?」
ナレーション「これは一体全体どういうこと?話が違うじゃないの!?と田島先生にもう少し丁寧な言い方で聞いてみると。」
ドイツでどうして吹き消すようになったかについては分からないとのこと。
そこで大西教授に再登場してもらったところ、吹き消す意味の新たな説が。
この先何が待ち受けていても、ある程度は自分でコントロールしたいという希望の表れだとのこと。
つまり自分の運命をコントロールできますようにという願いを込めて吹き消すようになったのではないかということですね。
スタッフ「じゃあそれがちゃんとした理由ってことなんですか?」大西教授「まあ、とってつけたっていうか、後付けの理由な感じがしますよね・・・」ちょっと言葉を濁す大西教授。
結局、なぜ吹き消すのかについては「ケーキがあって、ろうそくがあるでしょ?消さないと食べられないからでしょ。」何だか、なげやりな言葉にw
「バースデーケーキは誕生日の中心ですからみんな食べたくてうずうずしてるんですよね。ろうそくの火は命の象徴とか言われて簡単に消せないんですよね。でも消さないと食べられないでしょ?」
つまり、ここに大きな葛藤があったとのこと。
燃え尽きるまで待つといつまでたっても食べられず、楽しくない。だからと言ってただ食べるために消すと、罰当たりみたいな感じがする。そこで、そうろくの火を消すためにはもっともらしい理由が必要だったんじゃないかというのが大西教授の見解。
ということでバースデーケーキのろうそくのフーッは?「消さなきゃ食べられないから」というのが番組の答え。
最後に大西教授「チコちゃんは誕生日にどんな願い事をするのかな?」
チコちゃん「世界平和かな。」
ということは、かたせ梨乃さんが言っていた「そのままにしたら、ろうが溶けてケーキがまずくなる。」というのは当たらずとも遠からずということだったんですね。
チコちゃんは「答えだけ合ってて、数式が書いていない解答と同じ。」という厳しい判定。
「60歳を超えたら一気に消せなくなるんだよね。それは年寄りになったらそんな沢山願い事をしちゃいけないんだね。」と言うのは大竹まことさん。
これにはチコちゃん「あれ?シティボーイズってそんな丸いこと言うような人だったっけ?その位置は文句言っててくれればいいのよ?」
大竹まこと「俺もせっかくNHKに来たからさ~。」チコちゃん「そんなシティボーイズはまだ見たくない!」大竹まこと「お前誰だ!お前は!シティボーイズ見てんのかお前は!」
ちなみに500年の「葛藤(かっとう)」とケーキの「カット」がかかっていたことを最後に付け足すチコちゃんでした。
スポンサーリンクセーターはなぜ暖かい?
チコちゃんからの指名は「オシャレに気を遣ってそうな素敵な大人」ということで3問目の回答者は大竹まことさん。
チコちゃん「セーターはどうして暖かいの?」これにはだんまりの大竹まことさん。
「あったかいからだよ~。」「理由を聞いてんのよこっちは~。」「理由はあったかいから着るんだろ?」
この不毛なやり取りにボーッと生きてんじゃねーよ!が炸裂。
チコちゃん「そんな子どもみたいな答えありますか?」岡村隆史「3回目にして一番アホな答えでしたよ。」
大竹まこと「セーターだろ?何かそこらへんにヒントがあるよな?」チコちゃん「バカ!」
これにはたまらず、大竹まことさんが席を飛び出してチコちゃんに迫ります。
というわけでチコちゃんの答え「セーターが自分で発熱しているから。」
詳しく教えてくださるのは文化学園大学服装学部の小柴朋子教授。
人間の身体から出る水蒸気がセーターの繊維にくっつく時に熱が発生するそう。
セーターの中で一体何が起こっているかというと?
湿度・温度を調整できる人工気候室と呼ばれる実験室で実験してみることに。
そこには多数のマネキンが。小柴教授が紹介したのはタムちゃん、キムちゃん、ゴンちゃんというマネキンファミリーたち。※マネキンファミリーという札が実際にかかっています。
そして最後に紹介されたのは小柴教授のとっておきで、開発期間に2年、製作費は4000万円という最新鋭のマネキン。名前はジュンくん。なぜかくん付けw
人間が出すように体から水蒸気を出すことが出来るという機能が搭載されているそうです。ということでジュンくんにカシミヤのセーターを着せて実験開始。
水蒸気を出さない状態だと、時間が経っても温度変化は無し。
水蒸気を出してみると、サーモグラフィには明らかな変化が。発熱しているようです。
なぜかジュンくんの顔のアップが差し込まれます。
そこで東京理科大学の物理学科、川村康文教授にその原理について教えていただくことに。
その原理はエネルギー保存の法則で説明でき、運動エネルギーが熱エネルギーに替わるとのこと。
水蒸気では水分子が自由に動き回っている状態(運動エネルギーを持っている)ですが、この水分子が繊維にくっ付いて動きが止まると、熱エネルギーに替わるとのこと。
動いているものを止めようとする時に発生するブレーキの摩擦熱と同じようなものだそうです。
このような水分子が繊維にくっついて出る熱の事を吸着熱と言うわけです。
番組ではカシミヤと肌着によく使われる綿で比較実験をしてみることに。
比較すると圧倒的にカシミヤのほうに軍配。実はそれぞれの繊維には水蒸気を吸湿出来る量が決まっており、綿とカシミヤではほぼ倍の差があるようですね。
カシミヤ、ウール、絹、麻、綿の順となっていますね。絹と麻ではほぼ同じだそうです。
ということで、セーターが暖かいのはセーターが自分で発熱しているから
小柴教授「手編みのセーターなら心まであたたかくなりますよね?」
チコちゃん「そうね。まあ何ちゅうか、気持ち入っちゃうからね。」
スタジオに戻って、
大竹まこと「でもセーターはね。あったかくするために出来たわけじゃないんだよ?スポーツ選手がね太りすぎちゃいけないんで、セーターを作って着て汗かいたんだね。」「だからsweat(汗)とsweater(セーター)とちょっと関係が深いんだよ。」「間違ってたらゴメンね。」
SHELLY「え!うそ?多分の情報だったんですか?」岡村隆史「そんなウンチク言う大会なの?これは?」「たくあんは沢庵和尚が考えたって言いますよね?」
ということで番組恒例の「諸説あります」というか補足。
セーターが暖かい最も大きな要因は編み目の中に動かない空気をたくさん含んでいて「保温効果が高いから」、吸着熱が暖かいのは一時的だそうです。
スポンサーリンク左投げピッチャーのことをサウスポーという理由は?その意味や語源は?
4問目は「英語が得意そうなカッコイイ大人」というご指名。これは当然SHELLYさんの出番ですよね。
チコちゃんからの疑問は、どうして左投げピッチャーのことを「サウスポー」って言うの?
じゃあ右投げはNORTH(北)?何て口にしながらも結局は分からないのというSHELLYさんは当然、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られてしまうことに。
番組がインタビューに向かったのはサウスポーの事なら日本でも右に出る者はいない、日本で最もサウスポーと言ったであろうピンク・レディーの未唯mieさんの元へ。「右に出る者はいない」と若干上手いこと言ってますw
1978年発売の「サウスポー」は日本人なら誰でも一度は耳にしたことがある大ヒット曲ですよね。
サウスポーの意味は左利きとは言いながらも理由についてははっきりしない未唯mieさん。
ナレーション「未唯mieさん。残念です。なぜサウスポーと言うのかも知らずに、私ピンクのサウスポーと若者たちをきりきり舞いさせていたなんて。」テロップには「※特別な許可を頂いてディスっています。」の文字。
調査を進めると番組史上、最も衝撃な結末を向かることになってしまいます。それは?
調査担当は番組ディレクターの三日市篤史さん。
その調査内容について「やや過剰な」ドラマ仕立てで紹介することに。ちなみに三日市ディレクター本人が出演しています。
そもそもSouthpawとは直訳で「南の手」。
MLB(米メジャーリーグ)の公式ルールには、「本塁から投手板を経て2塁に向かう線は東北東に向かっていることを理想とする」という記載が。
それがコチラ。
It is desirable that the line from home base through the pitcher’s plate to second base shall run East-Northeast.
これはナイター設備などが無かった時代。試合が主に開催されていたのが午後だったため、バッターに西日が入らないようにというルールだったのです。
実際に田中将大投手が所属するニューヨーク・ヤンキースの本拠地、ヤンキースタジアム、
かつて田口壮選手が在籍したセントルイス・カージナルスの本拠地、ブッシュスタジアムやその他には、()内は球団名
セーフコ・フィールド(シアトル・マリナーズ)
AT&Tパーク(サンフランシスコ・ジャイアンツ)
ドジャースタジアム(ロサンゼルス・ドジャース)※「ロサンゼルス・ドジャースはなぜドジャースというのか?その意味、由来についての詳細」もご興味があれば。
エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム(ロサンゼルス・エンゼルス)
ターゲット・フィールド(ミネソタ・ツインズ)
カウフマン・スタジアム(カンザスシティ・ロイヤルズ)
フェンウェイ・パーク(ボストン・レッドソックス)
オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ(ボルチモア・オリオールズ)
ナショナルズ・パーク(ワシントン・ナショナルズ)
などの多くの野球場がほぼルール通りの方角に従って作られているのです。
このような球場で左利きのピッチャーがマウンドに立つと、東北東(簡略化して東)を背にするので左手は自然と南の方向に。
つまり、南に手。
south(南)にpaw(手)=サウスポー
つまりこれがサウスポーの由来?
ということで、サウスポーの由来は野球場の向きに由来する
今回は専門家の解説者なしで三日市ディレクターが解説者代わり。
スポンサーリンクここで三日市ディレクターの妄想シーン。
会議の場で上司である水高プロデューサーからお褒めの言葉が。
水高プロデューサー役を演じるのはご存知、鶴見辰吾さん。
水高P(鶴見)「Youは未唯mieに勝ったな。」何だそのセリフw
会議の場はスタンディングオベーション。鶴見さんだけはなぜかカメラ目線w
そこで、手柄を確実なものにせんと、三日市ディレクターはさらに「ベースボールディクショナリー」なる書籍で調べてみる事に。
アメリカのスポーツジャーナリストがまとめた野球用語の辞典ですね。
そこにはこんな記述が、
ピッチャーの左腕が野球場の南側を向いていたという説は幻想にすぎない(fanciful)
あのスタンディングオベーションは幻想・・・?
この時、三日市ディレクターの頭に浮かんだのは隠蔽
そんな悪魔の誘惑を振り払い、アメリカの新聞記事を調べてみると新たな情報を掴みます。
2011年からMLB公式歴史家としてクレジットされているジョン・ソーン(John Thorn)氏が2015年7月22日付のウォール・ストリート・ジャーナルに寄せた記事によると、
「サウスポーの起源はボクシングらしい」
確かに左利きのボクサーや構え方(スタンス)をサウスポーと表現しますね。
つまりサウスポーの由来はボクシング?
そこで日本ボクシングコミッションの冨樫光明さんに詳しく話を聞くことに。
「野球用語と聞いているんですけど。」という冨樫さんの説明。
さらにピッチャーの投げる方向が西向き(東を背)で投げる時に・・・という既出の解説を始めてしまう冨樫さん。
話しが堂々巡りしてしまい途方に暮れる三日市ディレクター。
そこへ鶴見辰吾さん演じる水高プロデューサーが再登場。
岡村隆史「何で毎回出てくれはんねやろ?」
水高P(鶴見)「辛い思いをさせたな三日市。こうしよう。サウスポーの由来は分からなかった。いいな三日市。」涙に暮れる三日市ディレクターに声をかける水高プロデューサー。
ネタとして成立しないと反抗する三日市ディレクターに鉄拳制裁の水高プロデューサー。
テロップには「※やや過剰に演出しています。」の文字w
水高P(鶴見)「テレビがどんなことにでも答えを出せるなんて幻想だ!」壁ドンw
水高プロデューサーの説得に納得した様子の三日市ディレクター。ということで、
サウスポーの由来は分かりません
水高P(鶴見)「よし。飲みに行くぞ。三日市。」「お前のおごりでな。」
三日市D「ええ~~?」
最後のテロップは「この番組はコンプライアンスを順守して制作しています。」でした。ちなみにBGMは太陽にほえろw
スポンサーリンク岡村隆史「この終わり方はアカンのんちゃうかな?」
チコちゃん「いやいや~。三日市、泣けるねぇ~。頑張った三日市。」
スタジオでフロアに座る三日市ディレクターの肩をポンポンと叩く優しいチコちゃん。
ここで塚原愛アナウンサーから諸説について補足。
大辞林には「アメリカ南部出身の大リーグ投手に左腕投手が多かったから」という解説が載っているそうです。
論争の火種になってしまった感のあるベースボールディクショナリーですが、その幻想とする根拠については、アメリカで野球が始まったのは1840年代にもかかわらず、それ以前の1813年時点で既に左手を意味するサウスポーという記述が見られるというものです。
フィラデルフィアのコミック・ペーパー(風刺漫画の新聞)である”The Tickler”の1813年6月30日付の記事の中に”right paw(右手)”と対比させるものとして”south paw(左手)”が登場するんですね。
確かに野球場が誕生する遥か前ですので野球場を起源とする説には無理があるような気がしますね。
野球用語としてサウスポーが文字化されたのは確認できる範囲では1858年の新聞に記載されたものが最古だそうです。しかもその際にサウスポーが使われたのは一塁手で、ピッチャーでは無かったんですね。
さらに、シルベスター・スタローン主演の1976年公開のボクシング映画「ロッキー」では、劇中の台詞として主人公のロッキーがサウスポーの由来について語るシーンが存在し、
「左利きの男がフィラデルフィアで戦った。その時左腕がニュージャージを向いた。つまり南だったんだ。だから“サウス”さ。“ポー”は手。“南向きの手”つまり“サウスポー”さ」
出典:映画「ロッキー」字幕版より 翻訳:保田道子
というもの。
これがその動画。ロッキーがエイドリアンにサウスポーの由来について説明するシーンです。
実際にロッキーの脚本を書いたシルベスター・スタローンさんに三日市ディレクターがツイッターで質問状を送っているですが、返答は今の所無いとのこと。
ちなみにですが、サウスポーに対比させてノースポー(north paw)=右利きという野球用語としての表現も1909年の時点で見られるようです。まあ右利きが多い世の中でわざわざ右利きを独特な表現で表す必要性がないという理由からか、全く広まっていない単語のようですけど。
この辺はなぜ右利きの人が多いの?というチコちゃんの他の疑問ともちょっと関連していますよね。
というわけで最後は「小腹が空いちゃったから帰るね。」と言い残し去っていくチコちゃん。
サウスポーについての疑問は尽きませんが、これで第3弾はエンディングとなりました。
スポンサーリンクチコちゃんの正体
天の声のようなチコちゃんの声を担当しているのは誰なのか?というのは番組を初めてご覧になった人は疑問に思うかもしれませんが、これはしっかりエンドクレジットにも表示がされています。おなじみのあの人ですね。
番組出演者も一応知っているような知らないようなという設定になっているようですね。
番組内でもチョコチョコそれとなく触れられています。
最後に。第4回は?
やはりというかなんというか第3弾放送終了直後では「チコちゃんに叱られる!」第4弾放送は未定。
リニューアル後に継続しているようなので次回放送も期待したいところです。
「ポン酢のポンって何?」「どうして男と女がいるの?」…5才のチコちゃんの素朴な疑問にあなたは答えられますか?知らないと、チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と叱られます。当たり前のように思っていたことを説明できず、ナインティナイン岡村隆史さんも悶絶。すぐに誰かに話したくなる情報満載の雑学クイズの第三弾。最新技術で誕生した、バーチャルでリアルな「チコちゃん」(MC)の姿にもご注目ください。
【司会】岡村隆史,塚原愛,【ゲスト】大竹まこと,かたせ梨乃,SHELLY,鶴見辰吾
2018年2月の時点のニュースですが、2018年4月13日よりNHK総合テレビで毎週金曜(19:57~20:42)でレギュラー化放送が決定されたそうです。レギュラー放送初回は4月13日ということで要チェックですね。
その他の放送特集はこちらの記事をご参照ください。
第1弾:NHK 「チコちゃんに叱られる!」がおもしろい。チコちゃんの語り口や表情に注目。
第2弾:NHK 第2弾「チコちゃんに叱られる!」が遂に放送。チコちゃんがプチ整形?
第4弾:NHK 第4弾「チコちゃんに叱られる!」今回は#0?レギュラー放送決定記念の特別編
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから。