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消防用語。火災の「鎮圧」と「鎮火」のその意味の違いは?


2018年1月26日10時54分頃、三重県伊勢市曽祢1の高柳商店街で発生した大規模火災は14時10分ごろに「火災鎮圧」の発表がされました。

そこでふと気になった「鎮圧」の文字。普段報道で聞く場合は「鎮火」の言葉が聞き慣れているため若干の違和感を覚えます。では消防用語の鎮圧と鎮火の違いはなんでしょうか?またそれぞれどういった意味なんでしょうか?火災の時の「鎮圧」と「鎮火」の違い。あなたは正しく使い分け出来ますか?

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伊勢市役所広報の発表

まずは例として公的機関の発表について見てみましょう。

以下の画像は伊勢市役所の「広報いせ」の公式ツイッターのツイートから。

伊勢市役所 広報いせ 公式ツイッター 鎮圧と鎮火の違い

https://twitter.com/koho_ISE/status/956762363679596544

発表された内容には「14時10分に鎮圧」という文字。

建物火災鎮圧」という名称で画像付きでツイートされているのが分かりますね。

鎮圧と聞くと「暴動鎮圧」のようなイメージが先に浮かぶ方も多いのではないでしょうか?

火の勢いを抑えつけているようなそんなイメージなんでしょうか?果たして?

鎮圧と鎮火の意味の違い

埼玉西部消防局の消防用語の解説によると

鎮圧 – 消火活動により火災の勢いを弱くした状態

鎮火 – 火災が消火され、消防隊による消火活動が必要となくなった状態

出典:消防用語の解説 – 埼玉西部消防局

となっていますね。

火の勢いを消防隊がコントロールしている状態でそれ以上火災の拡大(延焼拡大)が無いと判断されたときに「鎮圧」とされ、現場指揮者の判断によって認定されるというのが辞書的な意味合いのようですね。

一方、「鎮火」となった場合は再燃の恐れがないと現場指揮者に認定され、消火活動の終了を意味するというのが実情のようです。

鎮圧→鎮火という流れになり、大規模な火災では鎮圧から数日が経ってやっと鎮火が認定されるケースもあります。

火事・火災関連のコチラのリンクもご参考に。

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