「ガキの使い」で自ら明かしたダウンタウン松本人志の松本式トレーニングの全容
番組でもちょくちょく取り上げられ、すっかりマッチョ芸人として広く知られるようになった感のあるダウンタウン松本人志さん。番組出演時は衣装としてスーツを着る機会がほとんどですが、スーツの上からでもその大きな上半身の筋肉がはっきりと分かる筋肉量を誇っていますね。
長期に渡って熱心にトレーニングしている人というのは、自分の筋トレに対する方法論やポリシーをしっかりと確立しているもので、他人の間違ったトレーニング方法を見かけるとつい口を出してしまいたくなるという気持ちは松本さんをしても例外ではないのでしょう。
今回はそんな歯がゆさがにじみ出ているエピソードとして2018年2月4日放送の「ガキの使いやあらへんで」の番組内で松本さんが独学で実践してきたというその独自の松本式トレーニングについて自ら語る場面がありましたのでその全容についてご紹介します。
スポンサーリンクガキの使い2ショットトーク
2月4日放送の「ガキの使いやあらへんで」ではダウンタウンの2人がお客さんの前で2ショットトークを行うという回。視聴者からのネタハガキを紹介することは今の所ないため全編フリートークのような内容です。
松本さんはおもむろに「今日ちょっと皆さんにあのー、トレーニングの仕方をね。」と言い出します。
この意外な態度に浜田さんは「いよいよオープンにしていくんや?」
恥ずかしがりながらも「ただ単にトレーニング方法を伝授してあげようかなと、前からちょっと思ってたんですよ。」と答える松本さん。ついでに本に書いてもいいとも語っていますね。
出来ることをやっても何も出来へん
始めにトレーニングの基本について。
「出来ることを何回やったって、いつまで経っても出来へんで。」
続けて「例えば腕立て伏せを20回やれと言われたら、初めは10回ぐらいしかできなくても何回かやってると20回出来るようになるんですよ。でもそれは筋肉がついたからじゃなくて、己で己の腕を忖度しだすんですよ。」
「うまいこと楽しだすんですよ。20回分を小出しでなんとなく。」
「自分は楽しないように遠回り、遠回りします。」と松本さんは語っていますが、これは非常に重要なことです。
スポンサーリンクこれはトレーニングをする際に、とにかく回数をこなすことに固執するあまりに、チーティングを行うリスクについて語っています。チーティングというのは「ズルをする」という意味のトレーニング用語です。
例えば腕立て伏せで言えば回数をこなすために腕をしっかりと曲げ伸ばししなかったり、上半身だけを上下に動かしてこなしているフリをしたり、背中を曲げて正しいフォームを崩したりと多岐にわたるチーティングが考えられます。このようにズルをすることで全く意味のない腕立て伏せになっているケースがトレーニング初心者には多く見受けられます。
その他の例についてはコチラの記事「ジムマシンで筋トレ中、知らない間にチーティングしていませんか?グリップの注意点」でも詳しく述べていますが、このチーティングを出来るだけ排す努力はトレーニング初心者にとって非常に重要です。
ラスト5回と言われたら?
筋トレをしていてラスト5回と言われたらあなたはどうしますか?頭の中で5回を数えてませんか?
これに対して松本さんは独自の理論を展開します。
それは、5回を数えるのではなく、あいうえおで考えるという方法。
12345と数えるのは限りが無く、ゴールが見えにくいですが、あいうえおと言われたら「あいうえお」全てを言い終えないと気持ちが悪く、結果として5回をこなすことが出来るという風に松本さんは語っています。
ただ、いつもこの方法を取り入れると慣れてしまうので、本当にツライ時、追い込む時に限ってこの「あいうえお」カウントでギリギリまで絞り出すという風にも語っていますね。
注意点としては「あいうえお」で頑張りすぎて「かきくけこ」の領域に入ってしまうと地獄だとも説明しています。
スポンサーリンクこのカウント方法についてですが、かなりボケを含みながら説明していたように思う一方、意外に効果はあるような気もしますね。コチラの別記事で紹介したように、松本さんはキツく感じてからさらにそこから追い込むいわばオールアウトを狙うようなトレーニング方法を実践しておられる印象ですので、その過程で生み出した独自の方法論ということでしょう。
「あいう」まで言ったら残りの「えお」まで言い切ってしまいたくなる心理を利用してというカウント方法はなかなかおもしろい方法で特に試してみてリスクのある事ではないのでやってみて損はないと思いますね。
もう一人の自分を出す
もう一個いきましょか?と松本さんが語り出したのはこんなワード。
「松本でやってる時にアカンようになったら橋本を出すんです。」これは一体どういうことでしょうか?
本当にキツイ時に別人格を出して心理的に変身するということでしょうか。人間は知らず知らずのうちに筋肉が最大限発揮出来る力をセーブしているという話を聞いたことはありませんか?この限度のことを心理的限界という言葉で表現します。
この心理的限界は精神状態などのその日のコンディションに左右され、自己暗示などにも影響されると言われています。つまり松本さんの言っている「もう一人の自分を出す」というのは自己暗示の一種として心理的限界を上げる方法として理にかなっていると言えなくもありません。自分よりももっと強い存在をイメージしてここぞという場面で頑張るというのはなかなかおもしろい方法ですね。
最後に松本さんが紹介した「うそよねん」トレーニング法は今回の番組内ではあまり詳しく語られなかったためコチラの記事のほうが詳しく分かるかと思います。
「筋トレって人生そのものなんで・・・」なんて哲学めいたこともチラッと漏らしていた松本さん。我流のトレーニング方法から導き出したこれらの方法はなかなかおもしろいものでしたね。実際の筋トレに与える効果は自らの体で証明しているということもありますしね。
以上が番組で紹介された松本人志さんの松本式トレーニング方法の全容でした。