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銃乱射事件の容疑者ナジム・アグダムの犯行数時間前の動画が警察によって公開。その動画とは?


アメリカ・カリフォルニア州のマウンテンビュー(Mountain View)の警察は現地時間の4月13日金曜日に警察官の身体に取り付けられたカメラで撮影されたナジム・アグダム(Nasim Aghdam)容疑者の映像を公開しました。

ショッキングな事件が起きたその直前とも言える映像はどんなものなのでしょうか?

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警察が公開した動画

カリフォルニア州サンブルーノに本社を置く動画配信サービスのYouTube社で現地時間4月3日火曜日に発生した銃乱射事件では3人が負傷し、事件後に容疑者であるナジム・アグダムが自殺するという事態になりました。

そして、その犯行が行われる数時間前に警察官の身体に取り付けられたボディカメラによって撮影されたナジム・アグダム容疑者の動画は以下のようなものです。

以下の動画はショートver。

こちらの動画は公開された30分のフル動画です。

撮影されたのは深夜1:38ごろ。場所は事件が発生したサンブルーノから50kmほど離れたマウンテンビュー。

撮影されたボディカメラというのはこんな感じのものですね。カリフォルニア州 警察 ボディカメラ

事件が起こる前からカリフォルニア州サンディエゴの家族から捜索願が出されていたナジム・アグダム容疑者ですが、この日、ショッピングセンターの駐車場に停めてある車が捜索願が出ていたナンバープレートと一致したために警察に発見され、詳しい事情について聴取を受けています。

捜索願が出ていたナシム・アグダムを探していたというより、ショッピングセンターに停まっていた車について盗難車かどうかなどの確認が行われた結果として分かったということのようですね。

聴取は男性警官と女性警官によって行われており、「ナジムさんですか?ご家族から捜索願が出ていますよ。」といった質問からスタートしていますね。

映像には車中で寝ていたナジム・アグダム容疑者がIDの提示を求められて素直に応じる様子や、家族の元を離れた理由について説明している姿も撮影されていますね。

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警察官の質問について

動画の中では「薬の服用の有無」、「自分を傷つけたり、誰かに危害を加えたりということはないか?」という質問が警察官からされていますが、ナジム・アグダム容疑者ははっきりと「ない。」と答えていますね。

さらにはっきりと「自殺したりということはない?」という質問もされていますが、これについてもはっきりと「ない。」と答えています。

何らかの事件を起こす潜在的なリスクを考えてこのような質問がされているわけですが、実際にはこの数時間後にショッキングな事件を起こし、自殺するという最期を迎えるわけです。

また、ナシム・アグダムを発見した旨を捜索願を出していた父親に報告した警察でしたが、その1時間後には父親から再度警察に連絡があり、「YouTubeを憎んでいる様子だった娘が何らかの目的にYouTube本社に向かったのではないか?」という情報が警察に伝えられていたとされていますね。

警察の発表

この映像を警察が公開した目的ですが、正しい手順によって捜索願が出ていた人物に対して聴取を行ったことを証明するためと説明されています。

実際に動画内ではIDの確認を行い、家族の元を離れた理由について尋ねたりといった手順で質問がされています。

特に車内やトランクを確認するということは行われていませんが、この時点ではこのような警察の対応で問題が無かったという専門家の見解もあるので、これ以上の捜査は出来なかったというのが実情のようです。

捜索願が出ている場合には誘拐・監禁などの事件に巻き込まれていないか?など本人の安全確認をすることが警察の出来うることであり、それ以上拘束することは通常行われません。

もし万が一、所持している銃器などの確認が行われたとしてもナシム・アグダム容疑者が犯行に使った拳銃は彼女がルールに則って購入したものであり、所持ライセンスも正式に発行されたものだったそうですので何の罪にも問えませんし、銃の押収などももちろん出来ていない訳です。

流石に警察としても確たる証拠もなく「何か企んでいるかもしれないから捕まえる」ということは出来ないので、致し方の無いことかなと思いますね。

 

 

 

 

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