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第12回 NHK「チコちゃんに叱られる!」遂に江戸川の黒い鳥キョエちゃんが喋り出す!


レギュラー化されて第12回のNHK「チコちゃんに叱られる!」。今回の疑問は「プールで目が赤くなるのは?」「電車で眠くなる意外な理由」「炊き立てのごはんがおいしい理由」など。そして「ひだまりの縁側で・・・」コーナーではキョエちゃんが「バカー!」以外の鳴き声を次々披露するサプライズが。

番組のカテゴリーは「バラエティ、クイズ」という形式ですが、番組進行役であるチコちゃん(5歳)が投げかける日常生活の疑問に解答者が答え、間違っていると番組タイトル通りチコちゃんに叱られるという形は定番。

ということで、6月29日に放送されたレギュラー第12回「チコちゃんに叱られる!」の様子を詳しく見て行く事にしましょう。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】天野ひろゆき、かたせ梨乃

【VTR】山本泰輔ディレクター

チコちゃんの疑問その1

 なぜプールに入ると目が赤くなる?

ナレーション「なぜプールに入ると目が赤くなる?私たちの常識は間違いだったのか?」

チコちゃんと岡村さんが手をつないで入場してくるオープニングでスタート。今日は走って登場。

チコちゃんの自己紹介後は早速疑問へ。

既にプール開きが済んでいる学校もあるということで、プールが似合いそうな魅力的な大人ってだーれ?という問いかけ。

すぐさま、かたせさんを指名する岡村さんと天野さん。

天野「もういろんな事想像しちゃった俺。」

かたせさんは毎日ジムのプールに通っているようですね。ゴーグルをしないと目が赤くなるというかたせさんですが「なんで?」と聞くチコちゃんへの返答は「塩素で。」

ここでチコちゃんの疑問は、

プールに入るとなぜ目が赤くなるの?

改めて「塩素」という答えのかたせさんですが、すかさず「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が炸裂。

驚いたリアクションをとった拍子に解答者が乗る台から落っこちそうになるかたせさんw

チコちゃん「そんな風圧出てないでしょ!?」

とここでVTRへ。インタビューの地は東京サマーランドですね。

一般のみなさんが答えるのは「塩素」ばかり。しかしこれは大間違いなんですね。

ナレーションでは巨大な貝殻浮き輪やナイトプールをやり玉に。「泳ぎもせずに何をやってるのやら。」

とはいえチコちゃんの答えは、

プールの水に誰かの“おしっこ”が入っている疑惑

天野「知りたくなかった!」

岡村「ホンマに?」

チコちゃん「ちびっちゃってんのかなぁ~。」

解説は日本大学薬学部、立川眞理子薬学博士。

立川博士「塩素のせいではありません。誰かがそのプールでおしっこをしたことが考えられます。」

岡村「こんなズバン言う?」

「真犯人は“おしっこ”塩素はぬれぎぬを着せられていた!」というテロップ表示とともにBGMは火曜サスペンス劇場のテーマ。

確かに塩素には殺菌作用があるのですが、これまで目が赤くなる原因とされてきたのは冤罪だったということですね。

というのも通常のプールに含まれる程度の濃度ではほとんど人体にとって無害なんですね。

水道水にも塩素が含まれているのですが、その濃度は1mg/L以下というもの。1Lあたり1mgも含まれていません。実はこの濃度はプールの塩素濃度とほぼ同じ。

ではあのプールの独特の臭いは一体なんなのでしょうか?あんな臭いは水道水から普段するものではありませんよね?

天野「あの臭いもおしっこの臭いなの?」

かたせ「ええっ!」

実はプールの独特の臭いにも衝撃の事実が。

試しにプールの塩素濃度と同じにした水をコップに用意して一般の方に嗅いでもらうことに。

答えは「においがしないです。」「ミネラルウォーターみたいな?」と一律して「臭くない。」

ここでBGMはフジテレビのドラマ「ガリレオ」のテーマ。何度かこの番組内で以前にも使われていますね。

つまり、プールの臭いは塩素の臭いではないんですね。

ということは真犯人は?

立川博士「まあ、おしっこだと思います。」

天野「ええっ!!」

おしっこの中に含まれるアンモニアが塩素と反応することで発生するクロラミン(三塩化窒素)という物質がその真犯人の正体。※番組では触れられていませんが、その他に尿酸やアミノ酸と反応することも影響するそうです。

このクロラミンには刺激性があるため目が赤くなる原因になるんですね。

実はこのクロラミン(トリクロラミンの場合)は大量に集めて油に溶かし衝撃を与えると爆発することもあるという取扱注意の物質。

そんなクロラミンが目に触れると角膜を傷付け、そのダメージを修復するために血流をアップさせるので目が赤くなるんですね。

そして「プールの臭い=塩素の臭い」と言われていたのは実はクロラミンの臭いだったのです。

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ナレーション「しかし、そもそもプールでおしっこをする人なんてそうそういるわけがない・・・。」

いやそれはちょっと性善説に立ちすぎているような。

すると一人の証言者が登場。

「ほんの・・・出来心だったんです・・・」

制作スタッフの中にいたなんて。顔を絶対に出さないことを条件にインタビュー。声も加工されてますね。

かたせ「やだ~。やめて~。」

天野「もう顔も出せ。」

証言者「クラスメイトたちに謝りたいです。」

BGMは映画「犬神家の一族」から愛のバラード。

するとカメラがスっと引いてはっきりと顔が露わにw

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さらに有名人に目を向けてみるとオリンピック史上最多の金メダル23個を獲得した水の怪物ことマイケル・フェルプスは「プールでのおしっこはみんなしてると思いますよ。」と新聞のインタビューにそう答えているそうです。

また、同じく金メダリストのライアン・ロクテは「なぜかプールに入ると自動的におしっこしちゃうんだよね。」と証言。

ではなぜプールでおしっこをしたくなるんでしょうか?

泌尿器科医の桑満おさむ先生によると、体やお腹が冷えて血管が縮むことで右心房に戻る血液が増えて、「血液(体内の水分)が多すぎる」と体が判断し、余分な水分を体外に出そうとおしっこをしたくなるというのがその原理。

また、目が赤くなる犯人に話を戻すと、人の汗もおしっことほぼ同じ成分なので汗をかいたままでプールに飛び込むと、これもまたクロラミンを発生させる原因になるとのこと。

番組内では詳しく触れられていませんが、汗と尿を構成する成分はどちらも90%以上を水分が占めていて、その他に含まれている成分はナトリウム、塩素、マグネシウム、アンモニア、尿素など同じ。そのうち尿素が多く含まれるのが尿と一般的に言われているそうです。

ということで、結論。

プールで目が赤くなるのはプールの水に誰かの“おしっこ”が入っている疑惑

最後に、今年の夏にどんな水着を着るのかな?と聞く立川博士。

チコちゃん「未来の彼氏に聞いてちょ。筒香に聞いてちょ。」

先週の放送に続いて何度もこの番組で出てきますが、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手を好きなタイプと公言しているチコちゃんでした。

お風呂に入る時などにおしっこしたくなるのも同じ理由だと言うチコちゃんの補足情報。

また、塚原愛アナから補足では、プールの衛生状態についてですが、

ほぼ全てのプールにはクロラミンや不純物を取り除く「循環ろ過装置」が備え付けてあるため人体に大きな影響はないとのこと。

ここでチコちゃんから突然「そうだ!ちなみになんだけど、昨日の夜さ、甲斐バンドの甲斐よしひろさんから電話あってさ。」と発言。

天野「すごい人脈だね!」

チコちゃん「見てるって。HEROの替え歌で『♪CHICO~♪CHICOになるとき』って歌ってって頼んどいた。」

天野「世代違う・・・。」

最後に補足情報。

クロラミンが含まれない水が直接目に触れるだけでも目が赤くなる場合があり、クロラミンにはプールの水を殺菌する効果もあるとのこと。

とはいえ、プールの中では絶対におしっこをしないように。

オープニング

ここで改めてオープニング。

おなじみのカリキュラマシーンのテーマがオープニングテーマ。

チコちゃんの疑問その2

 なぜ電車に乗ると眠くなる?

2問目は電車移動が多そうな素敵な大人ってだーれ?というチコちゃんの問いかけ。

岡村さんが手を挙げて立候補。

チコちゃん「今日は爽やかな服装で。そういう色を何て言うの?」

岡村「ピンクかなと思うたんですけど。」

チコちゃん「違う違う。もっとおしゃれな言い方があんのよ。」「藤色」

天野「おしゃれ?それ。」

岡村「うちの先輩で木村(木村祐一)さんってこういう色に異常に反応するのよ。良い色着てんな~って。」

チコちゃん「キム兄のことはいいのよ。」

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さて、電車移動について聞くチコちゃんですが、移動中に寝てしまうことって多いですよね。

ここで、チコちゃんの疑問、

電車に乗っているとなぜ眠くなるの?

岡村「視界が定まれへんのよ。」

天野「あぶねー奴だよ。」

最終的には目が疲れてくるという答えの岡村さん。

チコちゃんが叱りそうな雰囲気を感じ取って身構える岡村さんですが、「コンディション・・・」と言葉を発した事でチコちゃんが一瞬その言葉を待つという場面も。

でも結局「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

天野「これをさっき言おうと思ったんだな。話しかけたから。」

岡村「そうそうそう。うーんってチコちゃんが言い出したからあっと思うてんけど。」

VTRではJR中央線の高尾駅でのインタビュー。

時間は00:35で高尾駅発の上り電車はもうありません。都内から寝過ごして帰れなくなるという定番のパターンが生まれやすい路線ですよね。

駅前で立ち尽くす人たちに取材。

立川駅から乗って八王子駅で降りる予定が2駅寝過ごして高尾まで来てしまった人。帰りのタクシー代は6000円也。

また、高尾駅まで来てしまったことすら気づいていない大学生も。新宿から三鷹で降りる予定が12駅も寝過ごして高尾まで来ちゃったみたいです。タクシーで帰られたようですが、三鷹までだと6000円じゃ済まないでしょうね。

インタビュー後のBGMは電車ということもあって「Choo Choo TRAIN」

岡村「Choo Choo TRAINがかかってるよね。」

そしてチコちゃんの答えは、

お母さんのお腹の中を思い出すから

新幹線よりも在来線のほうが眠くなるというチコちゃんですが、みなさん思い当たる節があるようですね。

VTRに登場した解説役の近畿大学、前田節雄教授はかなりインパクトの強い方。

チコちゃん「強烈な先生やね。」

人体振動研究室で振動を研究する人呼んで「ミスター振動」

電車の中で聞く音や振動が赤ちゃんが胎内で聞く音や振動に似ているとのこと。

ここでかかったのは岩崎宏美さんの「聖母たちのララバイ」また火曜サスペンス劇場からですね。先ほどはオープニングでしたが、今回はエンディングテーマ。

電車に乗っているとカーブや線路のつなぎ目やスピードの上下によって体はあらゆる方向に揺られますよね。一方、胎内の赤ちゃんも母親の動いた時の振動が羊水を通じて伝わって赤ちゃんも揺られているんですね。

では音についてはどうでしょうか?

ここで登場したのはエアトレイン世界大会通算4度の優勝を誇るチャンピオンの佐藤卓夫さん。エアトレインとは口だけで鉄道のあらゆる音を再現するという形態模写のようなものですね。人間ビートボックスなんて言い方もありますが。

お母さんのおなかの中の音を佐藤さんに聞いてみてもらうことに。

全く同じ音ではありませんが、こんな感じの音ですね。

確かに電車の音と似ていると言えば似ていますね。

これを聞いた佐藤さんは「高速走行をするトンネル内の音に似ている」という見解。

この赤ちゃんが聞いている音の正体というのは、外からの音や母親の心拍音が組み合わさって伝わっているもの。

この心拍音を育児に活用するケースもあるようで、出産の2日目に収録したお母さんの心拍音を泣きじゃくるお子さんに聞かせてみると、あら不思議。ピタッと泣き止んでしまいました。

泣いている途中でも音を流した途端におもしろいぐらいに泣き止んでくれる光景。音の発生しているスピーカーの方をジーっと見つめる視線も印象的。

1歳のお子さんの実際の映像でしたが効果はテキメンのようです。

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大人になっても赤ちゃんの時の記憶が甦って、快適さや安心感を思い出して眠気を誘うんですね。

ここで寝過ごしてしまった高尾駅の様子に逆戻り。なぜかお母さんとの思い出をインタビューしているようです。

天野「急に。インタビューの内容が変わっちゃった。」

岡村「何か最後おかしなってきてない?」

BGMは山口百恵さんの「秋桜」

かたせ「早く帰んなさい。」

ということで結論。

電車に乗っていると眠くなるのはお母さんのお腹の中を思い出すから

お母さんの好きな所を聞かれたチコちゃんですが、「あの後にそんな聞き方されても・・・」「お酒ちょうだいって感じよね。」

終わり方が寝過ごしてしまった方からお母さんへの感謝を述べるという謎のエンディングでしたね。

ちなみに、赤ちゃんはかなり大きな音として聞こえているそうで約85db(デシベル)。これは電車の中の音とほぼ同じ大きさだそうです。だから余計にお腹の中の音と同じに聞こえるんですね。

スタジオで実際にこの大きさで流してみると、

解答の3人が思わずビクッとしてしまうほどの大きさ。音声もかなり遠くなっていますね。

天野「こんな中で!?」

岡村「めっちゃうるさいねんけど。止めて欲しい!」

いつの間にかソファに横になるチコちゃん。

天野「あそうか。5年前だもんね。」

チコちゃん「思い出しちゃって。」

ここでミニコーナーのにらめっこ。

「にらめっこしましょ。あっぷっぷ!」のチコちゃんのかけ声の後に、チコちゃんが手拭いを被ってひょっとこ風。

今回も2問目の後ですね。

チコちゃんの疑問その3

なぜヒトはパンツをはく?

3問目は下着までおしゃれにこだわっている素敵な大人ってだーれ?という指名。

当然ながら、りの姉が解答者に。

チコちゃん「パンツって知ってる?」「はいたことある?」という質問w

ここでチコちゃんの疑問、

なぜパンツを履くの?

「怪我しないように」というかたせさんの解答ですが、

チコちゃん「どんな目に遭うのあなた?」

大事な所を守るためという解答もありましたが、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」でお叱り。

チコちゃん「風圧がないようにお届けしました。」

かたせさんに配慮のチコちゃん。

カップルで下着を買いに来ている人にインタビュー。

岡村「カップルで下着買いに行くのかいな!?」

チコちゃん「最近そうよ~。」

というわけで、チコちゃんの答えは、

神様と交信するため

岡村「これはおかしな事なったよ。」

解説はエジプト考古学の第一人者、東日本国際大学学長の吉村作治さん。テレビ出演も多く、エジプトと言えばこの方ですよね。

吉村さん曰く人類最古の下着は古代エジプトのものだとのこと。紀元前3000年まで遡るそう。

かの有名なツタンカーメン王(紀元前1342年~1324年)の墓からも下着が見つかっているそうで、麻で出来た三角形の布で下半身の前後をカバーしていたようです。

当時の王様の服装は上半身は裸で下半身は腰布姿が一般的。

その腰布の下に下着を着けていたんですね。

下着とは王だけに許された特別なものだったらしく、それ以外の身分では着けられなかったそう。

つまり、王様以外は全員ノーパン状態。

王様が神様と話をしたり神様からのお告げを受ける時のみ下着を身に着けることになっていたようで、下半身を神様に分かるようにしてはいけないという戒律のようなものがあったとのこと。

かたせ「誰に聞いたの?それ。笑」

岡村「ホンマか?」

古代エジプトでは下着は神様との交信のために必要なスペシャルなアイテムだったんですね。

そもそも腰布で見えないのでは?と食い下がるスタッフさんですが、「現代人の愚かさなのよ。神様はどこまで見えてるか分からないでしょ?」と言いくるめられてインタビューは終了。

だったら下着だって意味ないような・・・何て思っちゃいますけど。

ということで結論。

ヒトがパンツを履くのは神様と交信するため

岡村「これちょっと・・・」

天野「何かね・・・」

VTRが終わると思いきやナレーションがインタビューも担当していた山本泰輔ディレクターにスイッチ。

山本D「あれ、パンツじゃなくてふんどしだよな・・・」トイレに入りながら考え事。

ここで5月25日放送の「山の上は太陽に近いのにどうして寒い?」のあるシーンがプレイバック。

岡村「分からない時はやっぱり分からないって言わんとダメですよね。」「しったかがやっぱ一番アカンよね。」あの疑問も山本Dが担当でしたね。

何かを決心した様子でトイレを立つ山本D。

インタビュー終わりにマイクを外そうとしている吉村さんの元に山本Dは戻り、

山本D「今僕らがはいているようなパンツの起源って言うのは?」

吉村「それはね。ずっと新しいと思うんだよね。」

エジプトの専門家なのでパンツの歴史についてはちょっと・・・という吉村さん。そりゃそうですよね。

昔に遡り過ぎたということでもう少し最近の起源について調べ直すことに。

そして辿りついたのが東京家政大学の能澤慧子名誉教授。なぜ「男は青」「女は赤」?という疑問でお世話になった方ですね。これも5月25日放送の第7回ですね。

能澤教授によれば下着のパンツの元は長いズボンだそう。

北欧のスカンディナビア半島周辺に住んでいたゲルマン民族の着ていた服がその元。

彼らは防寒対策や馬に乗る際に脚が左右に開きやすいため便利という理由でズボンを着ていました。

やがてゲルマン民族は南下してローマ帝国と戦うことになります。

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当時、ローマ帝国は世界の中心として繁栄を極めており、そんなローマ人の服装はパンツを履かず、ワンピースのように布を着るスタイル。トガ(トーガ)ですかね。

激しい戦いの末に勝ったのはゲルマン民族側。つまりズボンの勝利。

ただ、ワンピースへの憧れも捨てきれないゲルマン民族。

丈の長い衣服を着ることは先進文化の証として捉えらえていたんですね。

そしてワンピースを着始めるのですが、そこで問題が。

愛着のあるズボンはそのままにしたいという思いから、ズボンの上にワンピースを着ることに。

その結果、ズボンが下着になっていったのです。

下着なので長いズボンである必要が無くなったために、やがて丈がどんどん短くなっていき、現在のブリーフやトランクスのような形へと変化していったと考えられています。

19世紀後半になるとヨーロッパでズロースという名前で女性にもパンツが導入されます。

かたせ「男性が先なんだ!?」

その頃の日本はと言うと、男性はふんどし、女性は腰布でした。

日本でパンツが本格的に浸透したのは昭和30年、高度経済成長の始まりの頃。

曜日に合わせて色が変えられる「7色パンティ」などが大ヒット。

日本の女性に下着が浸透したのは「白木屋ズロース伝説」がきっかけと言われることがありますが、これは眉唾ものだそうです。

wikipedia「白木屋ズロース伝説」

ということで改めて結論。

ヒトがパンツを履くのは

「神様と交信するため」

「ゲルマン民族が都会に憧れた結果、ズボンがワンピースで隠れて下着になったため」

またはその両方。

吉村「チコちゃん。パンツの世界って深いでしょ?」

能澤「でもチコちゃん。本当にパンツって必要かしら?」

チコちゃん「いや、先生は履いてください。」

神様との交信説について疑問を呈する岡村さんですが、スタジオにいる山本ディレクターはちょっぴり弱気。

何を言ってるかハッキリしない山本ディレクターにチコちゃんが近づいていき、

「『いつか天下取る』って。」と勝手に天下取りを宣言させられる山本ディレクターw

チコちゃん「何かそんな事言ってる。」

チコちゃんの疑問その4

ごはんは炊きたての方が美味しいのはなぜ?

久しぶりに笑いながらスタートのチコちゃん。

岡村さんも付き合って一緒に笑っている仕草。

4問目は食にこだわっていそうな感度の高い大人ってだーれ?という指名。

当然、グルメで知られる天野さんが指名。

天野「食以外何もこだわってない。」

ご飯に関する質問から、ご飯を炊いた時の食べごろについての質問。

そしてチコちゃんの疑問、

どうしてご飯は炊き立ての方が美味しいの?

天野「米粒が立っている。」と答えますが、

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と一喝。

ということで専修大学レスリング部に取材。「温かいから」という答えが大半ですね。

改めて土鍋ご飯屋さんで食事をする人へインタビュー。

ナレーション「やれ米粒が立っているだの・・・」

天野「恥ずかしい。予想されてんのが。笑」

岡村「全部言われてるやん。」

天野「ディレクター笑ってるわ。」

ということでチコちゃんの答えは、

炊き立てはαデンプン、時間が経つとβデンプンに戻るから

岡村「それは分からん。」

天野「急に科学的な・・・」

解説は東京農業大学の辻井吉政教授。

ここでご飯が炊き上がる過程を見てみる事に。以下の動画のようなイメージですね。

お米の粒が膨らんでいくのが分かりますよね。

生のお米はβデンプンで、炊かれることでαデンプンに変わっているんですね。

米はその成分の70~80%がデンプンです。

生米は水分をほとんど含まずカチカチの状態。これをβデンプンと言います。

βデンプンに熱と水分を加えることで水分を多く含んだふっくらとした米に。これをαデンプンと言います。

この2つの大きな違いは米内部のすき間。

βデンプンにはすき間が無く、水分が中に入り込む余地が無くカチカチ。

しかし、熱を加えることで徐々にすき間が出来てαデンプンに変身。このすき間に水分が入り込んで柔らかくふっくらモチモチになるんですね。

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でも放っておくと冷たくなると同時にカチカチに逆戻りしていくのはみなさんご存知ですよね?

これはαデンプンからβデンプンになってしまっているということなんです。

せっかく開いていたすき間が閉じて水分が抜けてしまい、炊く前のような状態に戻ってしまうんですね。

でも冷ご飯を電子レンジなどで温め直すと少し美味しさが復活しますよね?

それは再びすき間のあるαデンプンに戻ったからなんですね。

つまり、米は熱を加えるとαデンプン化し、冷めるとβデンプン化する性質があるということです。

実はパンも同様です。

パンに熱を加えることで焼き立てはしっとり美味しく、冷めるとパサパサに。

ところが、冷たくなったパンもトーストすることで美味しさが回復。

このようにパンもαデンプン化とβデンプン化を行ったり来たりするんですね。

温かさが美味しさを左右するんですね。

あれ?ということは先ほどの専修大学レスリング部のみなさんが言っていた「温かいから」という答えは、あながち間違ってはいなかったというわけですね。

また、すき間があるαデンプンが美味しい秘密についてですが、

実は唾液の中の消化酵素(アミラーゼなど)の働きによってデンプンを糖に分解することができるというのが関係しています。

βデンプンにはすき間がないのは先ほど繰り返し伝えた通りですが、ということは消化酵素が入り込むすき間も無いわけで、そうすると糖に分解するのが難しいんですね。

すき間のあるαデンプンであれば消化酵素が内部に入り込んで効率よく糖に分解され、甘く感じられるようになるというわけ。

だからこそホッカホカの炊き立てが美味しいんですね。

ということで結論。

ご飯は炊き立ての方が美味しいのは炊き立てはαデンプンなのに時間が経つとβデンプンに戻るから

ご飯のお供を聞く辻井教授ですが、

チコちゃん「生卵にトリュフ塩かな。」

岡村「5才でまた!」

ちなみに岡村さんは味付けのりに醤油をちょっとつけて巻いて食べるのがお好み。

りの姉はあおさにわさび漬けの組み合わせ。

天野さんは「俺はね。魚卵全部!」の答え。あらゆる魚系の卵がお好みのようですね。

最後においしいご飯の保存法についての補足情報。

冷蔵庫で徐々に冷やすのはNGでおすすめは粗熱を取ってから冷蔵庫で急速冷凍。アルミバットなどを使うと冷凍速度が上がるのでよりおすすめですね。

ひだまりの縁側で・・・コーナー

ここで視聴者からのお手紙を紹介するコーナー。

今日もキョエちゃんから手紙を抜き取る岡村さんですが、

キョエちゃん「岡村ー!岡村ー!」

岡村「言い回しが変わってきた。」

キョエちゃん「岡村ー!岡村ー!」

チコちゃん「覚えたわよ~。」

岡村「覚えた。言葉。」

さらにキョエちゃんは「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と羽をバタバタ。なんとチコちゃんの決め台詞までマスターしたキョエちゃん。

岡村「どんどん学習していってるやん。」

今回紹介されたおたよりはホントの5才からのようですね。

「食べてすぐ寝ると牛になるとママが言いますが、本当なんですか?」という疑問。

裏側にはチコちゃんの似顔絵。「ちこちゃん」になっていますけど問題なし。

ということで専門家からの受け売り情報。

監修はハーバード大学医学部 客員教授 根来秀行先生です。

チコちゃん「まず、人は牛にはならないんだけど。」

岡村「うん。そうだね。確かにそう。笑」

消化吸収をよくするためには食後は安静に過ごすのがおすすめで、消化吸収には血液が必要ですが、体を動かしてしまうと血液が筋肉へ流れてしまうため胃腸に回らずに消化しにくくなるんですね。

そのため、昼食後は適度な20分程度の仮眠をとってもいいとのこと。

ただし、夕食後にすぐ寝るのは肥満につながる可能性が高いのでおすすめできないそう。

食べ物を分解して出来たブドウ糖が体内に溜め込まれてしまうため、特に午後9時以降は危険な時間帯。

チコちゃん「だから夕食後は3時間は寝ない方が・・・」

岡村「もうええって!牛になるんですか?って聞いてる人に、そんな言われてもうわーなるやん。」

最後にキョエちゃんが一言「おたより募集中ー!」

岡村「うわっ!」

チコちゃん「賢い。」

最後にチコちゃんからの回答、

「牛にはならないけど夕ご飯食べてすぐ寝ちゃダメよ」

キョエちゃん「5才って書いてー!5才!」

でエンディング。

次回放送は

7月6日(金) 夜7:57スタート(一部地域を除く)

7月7日(土) 朝8:15スタート

にですね。

と放送の最後に先週の放送に関する訂正がテロップ表示。

「信号の色」について。

「止まれは赤、注意は黄色」とお伝えしましたが、信号機が黄色の時「歩行者は横断を始めてはならず、車両も安全に停止できない場合を除いては、停止位置をこえて進んではならない」とされています。したがって、信号の黄色の意味は、「原則“止まれ”」とお伝えすべきでした。

【NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから。】

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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