第2話「コード・ブルー -もう一つの日常-」完全ガイド。横峯の派手な服の理由とは?
劇場版「コード・ブルー」の公開を前にフェローたちの病院内での日常を描いたスピンオフドラマ「コード・ブルー もう一つの日常」が5夜連続で放送。今回はその第2話にあたるエピソード。
第2話では横峯と名取に焦点を当てた物語ですが、横峯がなぜ派手な色の服を好んで着ているのか?という謎が明らかになります。
というわけでどんなストーリーなのか、あらすじというかその全編について詳しく見ていきましょう。
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あらすじについては以下のような感じ。
横峯が奇抜な色合いの服を病院に着てくるのには理由があった。その理由を知らない名取は横峯の服装を見て怪訝な顔をする。一方、院内には末期癌を患った7歳の少女が入院している。死に行く少女に為す術もない。2人にやれる事はあるのか?
出演者
- 名取颯馬(有岡大貴)
- 横峯あかり(新木優子)
- 患者・佳奈(飯尾夢奏)
- 母親(仲村瑠璃亜)
派手なコート
通勤の為、送迎のバスから降りてくる横峯。バスのサイドには翔陽大学附属北部病院の文字。
そこにちょうど出くわす名取。
横峯「あっ。おはよう。」
名取「おう。」
横峯の派手な色の服装に、
名取「相変わらずスゴイな。どこに売ってんの?それ。」
横峯「かっわいいでしょ?」
名取「別に褒めてないけど。」
この名取の言葉に不機嫌そうな表情の横峯だが、そこで目に留まったのは車椅子の女の子。
佳奈「あっ先生、おはよう。」
横峯「おはよう。佳奈ちゃん。お散歩?」
佳奈「うん。あったかいから。」
横峯「そうだね。」
佳奈「かわいい。花柄のコート。」
服装を褒められて一気に表情が明るくなる横峯。
横峯「でしょ?」
横にいる名取に「フン!」という表情を見せる横峯は上機嫌でクルッと回ってみせる。
呆れた様子でその場を後にする名取。
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スタッフステーションでは大量の資料に付せんをつけたりとリサーチに余念がない様子の横峯。
資料はすべて小児がん患者に関するもののようだ。
そこにナースからの緊急要請が。
痛みを訴える佳奈ちゃんに「痛いの痛いの飛んでけ」とおまじないを唱えながら手でさする母親。
そこに駆け付けた横峯は痛む所を尋ねるが「大丈夫。おまじないしてくれたから。」と必死に痛みをこらえながら健気な返事の佳奈ちゃん。
横峯「そっか。強いね。佳奈ちゃん。」
それでも痛がる様子は変わらないため、
横峯「佳奈ちゃん。ちょっと体の向き変えてみよっか?楽になるかも。」
そう言って仰向けから横向きに体勢を変えさせる横峯。
その間に横峯は点滴を操作して鎮痛剤であるモルヒネの量をそっと増やす。
そんな様子を隣から見つめる名取。
小児がん
患者の病状の変化について記したプログレスノートは横峯が作成者になっている。
患者名はもちろん佳奈ちゃん。フルネームでは白石佳奈だ。
小児腎ガンのステージⅣで肺、肝臓、骨に転移あり。
「ope適なし」というワードがある通り、オペの適用外。
末期がんのために治療の施しようがない状態だ。
母親と話をする横峯は、
横峯「やっぱり、かなり痛みが出て来てるんですね。」
母親「ええ。」「それなのにあの子、『お母さんのおまじないが効いたかも。痛くなくなったぁ。』なんて言うんですよ。そんなはずないのに。」
涙をながらにそう語る母親。
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袋を抱えて佳奈ちゃんを尋ねる横峯。
横峯「これ佳奈ちゃんにあげる。」
佳奈「えっ?」
横峯「コートは佳奈ちゃんのサイズが無かったんだけど、じゃん!」
佳奈ちゃんがかわいいと言っていた横峯のコートと同じ花柄のマフラーをプレゼントする横峯。
佳奈「かわいい。」
横峯「中庭を散歩する時に使って。」
佳奈「うん。」
そう言うと急に痛みを訴える佳奈ちゃん。
佳奈「お母さん。『痛いの痛いの飛んでけ』して。」
このお願いに涙をこらえながら必死におまじないを唱える母親。
それでも痛みが治まらない様子に遂に口を押えてこらえきれなくなる母親。
横峯「痛いの痛いの飛んでけ~。痛いの痛いの飛んでけ~。」
助け舟を出した横峯も涙をこらえながらおまじないを繰り返す。
やはり痛みが治まらない様子なので、横で見ていた名取に目配せする横峯。
名取は点滴を指差して、無言で会話する名取と横峯。
横峯がおまじないを唱えている間に名取がそっと点滴を操作してモルヒネの量を増やす。
モルヒネを投与すると、
佳奈「すごい。少し痛くなくなった。」
横峯「ホント?じゃあもうちょっと続けるね。」
おまじないをずっと唱え続ける横峯。
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仕事終わりにエレベーターに乗った名取は、あの花柄のコートを来て先に乗っていた横峯と遭遇する。
ずっと無言の2人だったが、
病院から出た所で、
名取「マフラーといいコートといい、良い色してるよ。」
横峯「また馬鹿にしてるんでしょ。」「名取先生もそんな暗い色ばかりじゃなくて、たまには明るい服着てみたら?」
名取「冬なんだし普通こんなもんだろ。お前が派手過ぎんだよ。」
横峯「そうかな・・・」
「3.11の時ね、ボランティアで石巻に行ったの。汚れそうだからってもらい物の派手なフリース着て。ちょうどあのポスターみたいな。ド派手なオレンジのやつ。」
「そしたらね、家がぐちゃぐちゃになってどうしようもないって途方に暮れてたおばさんがね、あたしの格好見て『やっぱりいいねぇ。明るい色って。アンタ見てたら何か元気出ちゃった。』って言ってくれたの。」
「それから、そのおばさんも周りの人たちも、震災で残った着れるものの中から一番明るい色の服を選んで着るようになった。」
「私は気持ちの力を信じたい。明るい格好で病院に来れば、まだ何も出来ない私でも・・・その・・・気持ち?救ってあげることが出来るかなって。まあホントにちょっとかもしれないけど・・・」
「だから私は明日も花柄のコートで病院に来る。」
この言葉に名取は微笑みながら、
名取「へぇ。」
横峯「何?」
名取「いや、いんじゃない?」
横峯「何それ?適当。」
そこに送迎のバスが到着。
横峯「まあ、ただかわいい服が好きなだけってのもあるけどね。」
明るい表情でバスに乗り込んでいく横峯を横目にスタスタ歩いていく名取。
すると、バスに乗り込んだはずの横峯が飛び出してきて、
横峯「ねえ。お腹空いちゃった。」
名取「はぁ?」
横峯「いいじゃん!行こうよ。」
名取「乗らねぇのかよ。」
横峯「乗んないよ。」
そう言いながら名取を追いかける横峯。
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