第3話「コード・ブルー -もう一つの日常-」完全ガイド。恩師と再会した灰谷の変化
劇場版「コード・ブルー」の公開を前にフェローたちの病院内での日常を描いたスピンオフドラマ「コード・ブルー もう一つの日常」が5夜連続で放送。今回はその第3話にあたるエピソードで灰谷の恩師にあたる人物が初登場。
第3話では恩師と再会した灰谷が悩みを吐露するシーンや、その場に居合わせた横峯も共に医者としての在り方について見つめ直すことに。
というわけでどんなストーリーなのか、あらすじというかその全編について詳しく見ていきましょう。
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あらすじについては以下のような感じ。
灰谷(成田凌)は大量の医学書で毎日勉強を続ける。そんな灰谷の姿を見た名取(有岡大貴)は、医学書に載っているDIC治療の権威である河原教授(井上肇)が翔陽大学附属北部病院にやって来ることを話題にする。一方、患者の今泉(杉浦大介)の専門的な質問にきちんと回答できない横峯(新木優子)に、雪村(馬場ふみか)はあきれる。
出演者
- 名取颯馬(有岡大貴)
- 灰谷俊平(成田凌)
- 横峯あかり(新木優子)
- 雪村双葉(馬場ふみか)
- 河原一博教授(井上肇)
- 患者・今泉(杉浦大介)
- 患者B(川渕良和)
- 患者C(古川慎)
- 患者D(真下有紀)
- 患者A(小河原義経)
勉強熱心
DIC治療に関して猛勉強をする灰谷。
そこに仮眠を終えた様子の名取が登場。
急にドアが開いたので驚いた様子の灰谷。
灰谷「あぁ!」
名取「あっ!」
灰谷「おはよう・・・」
名取「よくやるよなぁ。毎日毎日。」
灰谷が開いていた医学書を覗き込んだ名取はそこに“河原一博教授”の名前を見つける。
名取「河原教授って今度、本院に来るんだってな?」
灰谷「うん。」
返事をした灰谷はどこか嬉しそうな表情だ。
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患者の処置を行う横峯。
横峯「痛みはどうですか?」
今泉「あんまり変わらないです。」
患者の今泉はスマホを見せながら、
今泉「この薬とかって使わないですか?」
横峯「プロセントラ・・・。」
その様子をナースの雪村は横で聞いている。
スマホの画面をしばらく見つめた後に、
横峯「ああ~。今の所使う予定はありません。数値も安定してるので少し様子を見ましょう。」
今泉「分かりました。」
笑顔を残してその場を立ち去る横峯だったが、振り返ると「プロセントラ。プロセントラ。」と何度も小さくつぶやきながらスタッフルームへ急ぐ。
必死でパソコンのキーボードを叩く横峯。
そこへ合流してきた雪村が、
雪村「ちょっと見直した。あんな薬も知ってるんだね。」
苦笑いを浮かべながら横峯は「今調べてる。」と一言。
雪村「えぇ?」
横峯「だって、患者さんの前で分からないなんて言えないもん。」
雪村「はぁ・・・。結局ドラマ見て医者になった女医。」
嫌味を捨て台詞にその場を去っていく雪村だが、その言葉にしょげた表情の横峯。
横峯「名前何だっけ?」
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名取「その後、痛みはありますか?」
患者A「はい。まだ少し。」
名取「ではあと一週間分薬出しておくので受付でお待ちください。」
冷静に処置をしていく名取だがその隣では、
患者B「神経障害性疼痛症でしょうか?」
灰谷「えっ?」
患者B「知り合いにそうじゃないかって言われて。」
灰谷「あの~。神経?」
患者B「神経障害性疼痛症です。」
大慌てで資料を引っ張り出してテンパり気味の灰谷。
ドタバタと音を立てて大わらわだ。
呆れた様子でその光景を見つめる名取。
医学書のページをめくって必死で調べる灰谷だが、その様子に不安そうな患者さん。
腹痛
タブレット端末でくだんの“プロセントラ”をチェックする横峯。
そこへナースから「今泉さんが腹痛を訴えていて。」という電話連絡が入る。
駆け付けた横峯は、
横峯「今泉さん。どうされました?」
今泉「お腹が痛くって・・・。」
横峯「ちょっと診ますね。」
再出血の疑いのため内視鏡と採血の準備をナースに頼む横峯。
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大量の資料と格闘する灰谷。「外来で神経を診る」という医学書が見て取れる。
先ほどの患者に指摘された事で勉強し直しているようだ。
そんな灰谷をよそに、
名取「良かったなぁ。大したこと無くて。」
横峯「うん。」
名取「凝固が関係してなかったんだから、そこまで気にする必要ないだろ。」
横峯「でも・・・うやむやにしたのは確かだから。」
そんな横峯の返答に呆れた表情の名取だったがそこへ来客が。
かしこまった様子の名取だが一心不乱に机に向かっている灰谷は何も気づかない様子。
名取「おい!」
名取に声をかけられて立ち上がる灰谷。
横峯は「誰?」といったような表情。
河原教授「久しぶりだな。灰谷。」
灰谷「ご無沙汰してます。」
嬉しそうな表情で近づいていく灰谷だが、名取は「知り合いだったのかよ。」と一瞬表情を変える。
河原教授「学会で近くまで来たんで寄ってみたんだ。」
横峯「誰?」
そそくさと名取に近寄って小声でそう聞く横峯。
名取「本院に来る河原教授だよ。DIC治療で有名な。」
横峯「へぇ~。」
名取「お前っ!知らないの!?それでも救急医かよ。」
スポンサーリンク無知のままやりすごすか否か?
部屋の隅にある応接スペースで会話する灰谷と河原教授。
河原教授「講義を一番前で聞いてメモを取っていたのを思い出したよ。相変わらず熱心だな。」
灰谷「いえ。まだまだ勉強不足で。失敗してばかりです。」「今日も患者さんに神経障害性疼痛症について聞かれたんですが、僕知らなくて。慌ててしまって・・・」
河原教授「知らないこともたまにはあるだろ?」
灰谷「いや。たまにじゃないんです。しょっちゅうあるんです。」「いつも僕は患者さんの前で慌ててしまって・・・」
河原教授「星の数ほどある病気や薬剤。それに治療法の全てを知る人間はいないし、どんな名医と言われる医者でも必ず知らないことがある。」
「そんな時、知らないままやり過ごして、運よく患者を救う医者か、それとも知らないことを認めて恥をかきながらでも患者を救う医者か、どちらの医者になりたい?」
少し離れたワーキングスペースでこの言葉を聞く横峯。
灰谷「後者です。」
河原教授「自分の無知を認めるのは難しい。決して誰にでも出来る事じゃない。でもな、灰谷。君は既に出来てる。不安なのは医者ならみんな一緒だ。」
カットが変わって河原教授、灰谷、横峯が一画面に収まる。ジッと会話する2人の方を見つめる横峯。
灰谷「教授も不安なんですか?」
河原教授「不安だ。」「だから今も学んでる。」
「しかし、若いうちに出来るだけ自分の知識を増やしておいたほうがいい。私のような歳になって『分かりません』は結構きついだろ?」
表情を和らげて、そう問いかける河原教授。
灰谷も「はい。」と笑顔で答える。
不意に笑顔になってしまったことでバツが悪そうな灰谷だが、その様子を静かに笑う河原教授。
灰谷「あっいや・・・」
横峯も笑顔を漏らして、何かを胸に刻んだような様子だ。
灰谷と横峯
別の患者の診断をする灰谷。
灰谷「左脚、蹴り上げられますか?」
患者C「先生。これって脳梗塞とかって事ないですよね?」
不安そうに質問する老齢の男性患者。
灰谷「ちょっと待っててもらっていいですか?」
すぐに資料を確認に行く灰谷。
隣で診断する横峯は、
患者D「先生。この薬ってどうなんでしょうか?」
患者はスマホの画面を見せながらの質問。
横峯「ああ~。分からないので調べますね。」
笑顔で返す横峯にナースの雪村は「はぁ?」と一言。
資料を調べ終えて患者の元に戻った灰谷は、
灰谷「分かりました。薬の副作用の可能性があるので量を減らしましょう。」
不安そうな表情は消えて何か吹っ切れた様子の灰谷。
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