東京医科大 女子受験者の一律減点について西川史子がサンジャポで意見 そのやり取り全文
裏口入学の問題が取りざたされた東京医科大でさらに女子受験者を一律減点して合格者の数を恣意的に抑えていたということが伝えられていますが、これに関して8月5日のサンデー・ジャポンに出演した女医の西川史子さんが医療の現場の実態を踏まえてコメントしていましたね。
ということで出演者同士で議論を交わした、そのやり取り全文について8月5日放送の「サンデー・ジャポン」の内容を元に詳しくご紹介します。
スポンサーリンク出演者
爆笑問題(太田光、田中裕二)、山本里菜(TBSアナウンサー)、テリー伊藤 、デーブ・スペクター、西川史子、 細野敦
【準レギュラー】 杉村太蔵、壇蜜
【ゲスト】ナジャ・グランディーバ、高橋茂雄(サバンナ)、池田エライザ、片岡亮
一律減点について
このような恣意的な操作は2010年の一般入試に合格した受験者のうち女子の割合が4割弱と2009年の2割強を大幅に上回ってしまったことから、2011年以降に女子の合格者を3割前後に抑えるように調整していたとのこと。
大学側はこの事実を認めた上で、
「女子は大学卒業後に結婚や出産で医師を辞めるケースが多く、男性医師が大学病院の医療を支えているという意識が学内に根強いため」
と説明しているそう。
西川史子さんの意見
ニュースを伝えた直後にゲストの池田エライザさんに爆笑問題田中さんが話題を振ると、
池田「これはでも先に表明して欲しかったというか」
テリー「学校側が?」
池田「学校側が。そういうスタンスで募集するよって言っていただければ良かったんですけど、受験をする人たちって、フェアでというか、みんながその学校に入学するためにかけてる時間って秤にかけちゃいけないなって思うんで。それを想像すると苦しいなって。」
田中「何も知らないで落とされちゃった女性が当然いるって事ですからね?」
壇蜜「システムが分からないですよね?何点で合格だったか、何点で失格だったかっていうのが分からないから、そういうシステムを利用した上で、男性がまるでこれじゃあ女性よりも点数悪かったんですよって今バレちゃったような感じで、どっちにとってもしんどいですよね。」
テリー「今日、読売新聞見ると、三浪以上の男性も減点の対象になってたと。」
スポンサーリンク田中「西川さん、これ、こんな事あるんですか?」
西川「当たり前です。これは。」
太田「当たり前なの!?」
田中「東京医科大に限らない?」
西川「限らないです。全部がそうです。だって上から取ってったら女性ばっかりになっちゃうんですよ。」
田中「女性が優秀なの?」
西川「女の子の方が優秀なので。だから眼科医と皮膚科医だらけになっちゃうんですよ。世の中が。重たい人の股関節脱臼を背負えるかって言ったら女性は無理なんですよ。」
田中「外科医は少ないとか?例えば。」
西川「外科医は少ないです。やっぱり外科医になってくれるような男手が必要なんですよ。お腹が大きくて手術は出来ないんですよ。だからやっぱり女性と男性の比率っていうのは、ちゃんと考えてなきゃいけないんですよ。だからもう昔で言ったら100人いたら3人とかしかいなかったんですよ。今 大分半々になってきましたけど、それでもやっぱり、少ない科と多い科っていうのが。」
太田「それを最初から明確にしておけばいいってことなのかな?」
田中「募集する段階でとか?」
西川「でもどの科に行くかっていうのは後から考えるから。」
デーブ「でもこれ悪いけど、あくまでも6万円の受験料も取ってて不正じゃなくて詐欺です。はっきり言って。そのために勉強してるわけですよ。そういう問題は、すぐ辞めていくとか、妊娠したら休むとか、実は日本だけじゃなくて欧米も全く同じ割合で起きてる問題ですよ。医療現場の働き方改革そのものが必要で。男性だってそうなの。100時間働いて1週間。寝不足で判断力鈍くなるからとかすごい今問題になってる。」
西川「男性が出来ることと女性が出来ることってやっぱ違うから。それは比率として。」
デーブ「でも受験の段階では良くないですよ。」
杉村「詐欺って言ってるけど、細田さんに確認したいのはね。まことにけしからんと。腹立たしいことだと。じゃあ大学側に法的責任は追及できるんですか?」
細田「これは憲法上で法の下の平等が保障されてるので、男女平等ですから、女性だけということで減点されてれば人権侵害ですよね。」
テリー「(募集の段階で)最初に言っておけば良かったんですか?」
細田「最初に言っておけばそれは不公平ではないわけだから。」
西川「逆に(女子の合格者比率が)3割だけだって。」
細田「そうそうそう。」
高橋「あと男性のお医者さんもホンマは優秀じゃないんやなとか思われてしまうのも。」
この高橋さんの意見に一同は賛同。
テリー「三浪の男性なんか入れないなんていうのは、国家試験に受かる率が低いという風に見切ってんですよね。」
西川「三浪してると歳を取ってるんで、最初のときに・・・うん。スタートが遅すぎるんですよね。」
田中「とにかくちょっとね。波紋が広がりそうですね。」