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日本ボクシング連盟 山根明会長の辞任表明。記者会見の場で語ったその声明全文


連日、報道で選手への助成金の不正流用や暴力団元組長との“黒い交際“が伝えられている日本ボクシング連盟 山根明会長が大阪市内で開かれた記者会見の場で辞任を表明しました。特に質疑応答は無く、声明を自らの口で述べるに留まりましたが、通常の記者会見とは異なった運びとなりました。

その声明全文について8月8日放送のフジテレビ系「バイキング」の内容を元にご紹介します。

声明発表の映像を観た後の出演者たちの感想についても合わせて。

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声明全文

この日スーツ姿で会場に現れた山根明会長。

男性弁護士「本日はお集まりいただきましてありがとうございます。本日はですね記者会見ではなく、声明を読み上げるという場にさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。では会長どうぞ。」

山根明会長「おはようございます。私は12時過ぎても『おはようございます。』でございます。」

「私は本日をもって辞任をいたします!」

一層力強い口調でそう言い放つ山根会長。

「その理由は、昨夜日本連盟の理事会におきまして、約3時間 理事会でいろんな話し合いが出ました。最後に理事の皆さんから、“会長一任”ということを言われたので私自身が家に戻って、我が嫁にあたる、今現在再婚をしてる嫁に先に相談をし、辞任をしたいと言われたので言いました。」

「『それじゃあ私はどういう事があっても、会長を死ぬまで面倒見ていくから今は楽になってください。』という事を言われたので私は決意をしました。」

「全国の47都道府県の中に、33いう都道府県の、私に対して応援してくれた33の都道府県の皆様には感謝申し上げます。」

「同時に選手の皆様には、このような問題があったことに関して法人の会長として申し訳ない。」

「どうか選手の皆さん、将来、東京オリンピックに参加出来なくても、その次のオリンピックもあります。頑張ってください。」

「本日は本当に、申し訳ありません!」

約12秒間に渡って頭を下げた山根明会長。

男性弁護士「ありがとうございました。以上で終わらせていただきます。」

会見場を後にする山根明会長。

会見場に姿を現して、去っていくまでの時間は4分に満たない非常に短い辞任発表となりました。

また、会長職を辞するのか、理事を辞するのか、連盟会員自体を辞するのかをはっきりさせない辞任表明となっていますね。

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バイキング出演者たちの感想

※8月8日の時点ではあくまで辞任表明であって、辞任に関して事務的な手続きが完了しているわけではありません。よって肩書としては前会長ではなく“現会長”のままですが、便宜的に前会長という表現を使用していると思われます。

辞任表明の映像を観た後に感想を求められた出演者一同ですが、

野口五郎「普通、こういった場合って声明“文”が多いじゃないですか?読むことが多いんですけど、やはりあくまでのご自分の言葉としてそこをまっとうされたという事と、(山根)前会長の下で理不尽を感じた選手の方、審判の方、理事の方いっぱいいらっしゃると思うんですけども、でもなんかこう、多分ご自分のコンディションもおありだとは思うんです。」

坂上忍「あんまりコンディション良くなかったかもしれないですね。」

野口五郎「もしかしたら、昨日なかなか寝られなかったとか。今の言葉だけ取ると『えっ?』って思うような所は正直その“33”という数字が何だったのかな?っていう。」

坂上忍「あの~おそらく47都道府県の33ではなく、47都道府県の14なのではないかという気もしないではないですが。」

※この数字は“33都道府県の333人”が告発状に連名をしているという事柄を指しています。

野口五郎「あと、東京オリンピック・・・」

坂上忍「あの発言はかなりな問題があるといいますか、決まったわけでも何でもないですし。ボクシングが東京オリンピックでやってもらわないと困りますし、今後それに向けて皆さん全力で頑張られると思うんで。」

野口五郎「個人的な感想としては、奥様とすごく相談をして会見に臨まれて、それをフォローしてくれる人は、側近の方はいらっしゃらなかったんじゃないかな?というようなイメージはあります。」

続けて感想を聞かれたのは松嶋尚美さん。

松嶋尚美「ちょっとだけ切なくなった。一番最後の申し訳ございませんでしたとか言い切るとこが、辞任します!って言い切るときには悔しさもあるやろうし、気の毒やなって思ったけど、今まで男らしくうんたらかんたら言うてはるんやから、もうスパッと切って全部任せはったほうがホンマに男らしいなと思いますけどね。」

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坂上忍「尚美ちゃんが言ったように、ある種の潔さであるとか、五郎さんが言ったように自分の言葉で最後まで伝えようとするっていう気持ちは、それはホラン、普通に伝わるじゃないですか?ただやっぱり奈良判定で普通だったら勝っていたと思われたのに負けになってしまった、高校のインターハイでも奈良判定知ってますよ。親御さんも知ってますよ。」

「この状況を作ってしまった、一端を担った人物ということはこれは間違いないわけですよね。」

ホラン千秋「そうですね。さっきのお話しの所だけ見ると、いろいろな感情が沸き起こってくると思うんですけど、振り返っていくと、いやそうじゃないよなっていう所も沢山あるので。あくまで最初から最後までご自身でご自身で全部決めるんだっていう感じだったので、今前会長のお気持ちとしては多分、自分の人生を映画に見立ててクライマックスの所にいるんだろうなっていう。」

坂上忍「あなたもヒドい事言うねぇ~。」

笑いが起こるスタジオ。

ホラン千秋「いやいやいや。笑。別に演じてるっていう事じゃないですけど。」

坂上忍「その世界には浸ってるだろうね。」

ホラン千秋「こうやって自分のボクシング人生の幕を下ろすんだっていうお気持ちで立ってらっしゃるから、選手に対しての言葉とか、本当はもっと気を遣わなきゃいけない所沢山あったと思うんですけど、こういう話になったのかなっていうのは感じました。」

おぎやはぎの小木博明さんはこれに続ける形で、

小木博明「ああいう年頃の、お年寄りの人のああいう結婚式のスピーチとか、ああいう講演とかで必ず最初にああいう枕詞っていうか掴みを言うんですね。あれがこういうトコでも言ってんのが素晴らしいなと思って。」

この意見に笑いが起こるスタジオ。

坂上忍「あなたはお年寄りを敵に回したいわけですか?笑」

小木博明「笑。いや、ちゃんとああいう風に最初に掴んで、まずウケてから言うっていう。素晴らしいなと。」

矢作兼「天然だよね。今思えば天然だから、ボクシングって片方応援してると明らかに周りから見るとイイのもらってんのに、イヤあれ入ってないなとか思うじゃないですか?あれ効いてないからポイントゼロとか。」「天然でホントにあれは入ってないって思ってんじゃないですか?」

坂上忍「芸人さんから見たら反則技みたいな方ですよね?」

矢作兼「そうなんですよ。」

坂上忍「芸人さんには出来ないおもしろさを持っちゃってるわけでしょ?」

矢作兼「そうなの。多分悪気なく裏で奈良ひいきしろよなんて言ってないで、マジで自分の中の採点では勝ってんですよ。奈良が。」

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