第29回 NHK「チコちゃんに叱られる!」禁じ手で大問題作!仕事の流儀からNHKスペシャルからチコフェッショナル?
11月30日の第29回放送では榊原郁恵さん、濱口優さんが共にゲストで初登場。先週はお休みでしたので1週空けてからの放送ですね。ところが今回はチコちゃん曰く「大問題作」が誕生。『プロフェッショナル 仕事の流儀』から「NHKスペシャル」と次から次にコラボかと思いきや『チコフェッショナル』まで登場してまさかの番組構成に。これは禁じ手。
ということで、11月30日に放送された第29回「チコちゃんに叱られる!」の様子を詳しく見ていく事にしましょう。
なぜママはイライラしてしまうんでしょうか?
スポンサーリンク目次
出演者
【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)
【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史
【ゲスト】榊原郁恵、濱口優
【VTR】カミナリ(竹内まなぶ、石田たくみ)、橋本さとし(ナレーター)、白形隆幸ディレクター
チコちゃんの疑問その1
なぜ痛いところに手を当てちゃう?
チコちゃん「第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン優勝者 夏のお嬢さんでございます!」
岡村「第1回なんですね。」
チコちゃん「郁恵ちゃんでーす!」
榊原「よくご存じで~!ありがとう~!」
チコちゃん「そして!岡村の大親友!よゐこ。」
濱口「よゐこ濱口でございます。」
チコちゃん「おめでとう。アンタ。何か知らんけど。」
南明奈さんと2018年5月25日に入籍した濱口さん。
岡村「ご飯とか食べてんの?」
濱口「ご飯とかアッキーナが・・・。」
榊原「アッキーナだってぇ~!!」
岡村「ええなぁ!お前なぁ!」
オープニングトークはこの辺でチコちゃんから第一問目の指名。
リアクションが大きくてステキな大人ってだーれ?と言うチコちゃん。
様子見という事で、岡村さん曰く“優さん”で行く事に。
チコちゃん「優ちゃん。じゃあよゐこはさぁ、番組でサバイバル生活とかやってたじゃん?アレって怪我とかも多かったんじゃない?」
テレビ朝日系の「いきなり!黄金伝説。」から派生した「無人島0円生活」で長年に渡ってサバイバルロケを行っている濱口さん。ちなみにコンビのよゐことして出演する事もありましたよね。
これに対しては、お腹を壊したことも怪我も無いとの事。
チコちゃん「今日は帰って!もうね。全く使えないから。そんな人は。」
濱口「結構、怪我しました。」「色々擦り傷も多いですし。」
ウソの証言を強要される濱口さんw
という事で、怪我をして痛い時の状況を再現して欲しいというチコちゃんのリクエストで前で出てくる濱口さん。
足を押さえる濱口さんですが、「その手なに?」というチコちゃん。
ここでチコちゃんから疑問。
なんで痛いところに手を当てちゃうの?
「かばおうとした。」という答えですが、
チコちゃんは手を差し伸べて濱口さんを立たせたうえで「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とお叱り。
岡村「これ・・・」「二足歩行に関係してますか?」
榊原「えっ!?なんで?なんで?」
チコちゃん「あなた。正解の弾が少ないのよ。」
岡村「全然、関係なかった。笑」「そんな説を時々言うから・・・。それをパクッて持って来たけどやっぱちゃうと思う。」
とりあえず二足歩行に答えを求めれば正解に行きつくという安易な企みは失敗w
ということでVTRではNHKスタッフさんの同僚にハリセンで不意打ちを喰らわして、そのリアクションを見てみるという検証。
「えい!」「何すんだよ!おめぇは!」「なんで今手を当てたんですか?」「えっ!?これチコ?」
こんなやり取りや、
「えい!」「なんで手当ててるんですか?」「えっ?」
こんなやり取りも。
スポンサーリンクそして“よく叩かれている人”の元へ取材も。
そこにいたのはカミナリ(竹内まなぶ、石田たくみ)のお二人。確かによく叩かれている人ですね。
いつも通りにネタを披露してもらって、叩かれた時のまなぶさんのリアクションをチェックしてみます。
披露したのは10回クイズのネタ。
見守る岡村さんはたくみさんのツッコミのセリフをなぞっていますね。岡村さんも知っていたネタのようで、
岡村「このネタ知ってんねん。」
でも当然ですが、まなぶさんは手を当てませんね。
痛くないんですか?の質問には、「今は笑いが起きなかったじゃないですか?痛いです。」というまなぶさん。
楽屋に戻ると「今のは痛かったなぁ。」という会話のやり取りをしているとの事ですが、そのシーンを再現してもらうと頭に手を当てるまなぶさん。
理由を聞いてみても答えは出ず。
ということでチコちゃんの答えは、
痛みより触覚の方が優先されるから
濱口「ほうほうほう。」「・・・どういうこと?」
解説は生理学研究所の医学博士 柿木隆介先生。
手を当てて触る事で痛いという感覚を和らげているんですね。
脳は意外と単純で、複数の感覚が一緒に来ると優先順位をつける機能が備わっています。
その感覚の優先順位は、
- 運動 (体を動かす)
- 触覚 (触る感覚)
- 痛み
- 冷覚
- かゆみ
これらの感覚を同時に感じると脳は上位の者を優先的に感じるように出来ているんですね。
痛みを感じた時にその部分を手でさすったりすると、痛みの感覚よりも触ったという感覚を脳は大切だと認識して痛みが鈍るというわけ。
では手を当てる事でどの程度痛みが和らぐんでしょうか?
痛みを数値化できるペインビジョンという機器を使って検証。このペインビジョンでは腕に電気を流して痛みを与え、その痛みの度合いが数値として表示されます。
まずは手を当てない場合を測定。強い痛みを与えてみます。
ナレーション「スタッフに痛みを与え、ちょっと嬉しそうな先生。」
確かにちょっと悪い笑顔w
岡村「先生、笑ろてますやん!笑」
手を当てない場合の数値は 33.5
続いて手を当てる(さする)場合を測定。
すると数値は 9.2
痛みの度合いは約四分の一に。
自分ではなく、他人に触られてもこの反応は同様に起きますので、幼い子どもが痛がっている時に母親が手でさすってあげるという行動は理にかなっていたんですね。
という事でお母さんの代わりに柿木先生に手でさすってもらって、再度ペインビジョンで測定。
濱口「ちょっと女性にして欲しかったなぁ~。笑」
測定結果は 9.5
自分で触れた時と同じような数値ですね。
柿木先生「痛いの遺体の飛んでいけー!って優しくなでるでしょ?あれは科学的に正しいんですよ。」
ナレーション「最初はちょっと怖かった先生の手には優しい温もりがありました。」
大人になるとさすってもらうという事は減りますが、大人でも十分に効果があるんですね。しかも誰に触られるかという事も関係ないんですね。
というわけで、
痛いところに手を当てちゃうのは痛みより触覚の方が優先されるから
柿木先生「今までで一番痛かったことって何かな?」
チコちゃん「痛風です。」
濱口「5歳でしょ?笑」
岡村「アカンで。それは。」
チコちゃん「絶対折れてるでしょ?って思う位の痛みだったというのが何となく残ってる。」
触るだけで効果が出る事に驚く様子の郁恵さんや岡村さんですが、
チコちゃん「手当てとはよく言ったものよね?」
岡村「ああ!」
チコちゃんの良い着眼点に悔しがる岡村さん。
スポンサーリンクオープニング
ここで改めてオープニング。
おなじみのカリキュラマシーンのテーマがオープニングテーマ。
オープニングテーマ後にはすぐさま第二問目へ。
チコちゃんの疑問その2
なぜママになる(妊娠・出産)時イライラする?
指名は、この中で一番どんな時でもイライラしない癒し系のステキな大人ってだーれ?
満場一致で郁恵さんが解答者に。
チコちゃん「郁恵ちゃんはさぁ。お子さんたちはおいくつ?」
長男の渡辺祐太さんは29歳で次男は22歳という答えの郁恵さん。
チコちゃん「ママになった(妊娠・出産した)時にイライラしなかった?」
榊原「結構ありますよ。今でもイライラしてますからね。」
チコちゃん「そうなんだ?」
榊原「そう。笑。ビックリした。」
チコちゃんが近づいたりするたびにリアクションが大きい郁恵さんw
ここでチコちゃんの疑問、
なんで妊娠・出産してママになった時イライラするの?
榊原「え~っとね。時間もらえるかな?」
気持ちの行き場がないからイライラするという説明ですが、結局イライラするという答えになってしまってチコちゃんにツッコまれた挙句に、
チコちゃん「郁恵ちゃん。すっげぇ笑ってるけど、ボーっと生きてんじゃねーよ!」
公園で取材をしてママたちに同じ疑問をぶつけてみますが答えは出ず。
流れるBGMはモーツァルトのレクイエム ニ短調 K.626 ディエス・イレ。
視聴動画はコチラ。
ということでチコちゃんの答えは、
人は群れで生きる動物だから
チコちゃん「むれむれ。」「岡村、これは色んな意味で問題作よ。」
意味深なチコちゃんの言葉ですがこれは一体?
解説は自治医科大学医学部の尾仲達史教授。
女性は妊娠すると胎盤から様々なホルモンが分泌されますが、
ホルモンの一種であるエストロゲンは出産直後に分泌量が急速に減るのが特徴。
これがイライラの原因となるホルモン。女性の卵巣で生成されています。
これは胎児を育むホルモンですが、妊娠初期からどんどん増えていき、出産時をピークに産後は一気に減少。
このホルモンの急激な増加と減少がイライラや不安を増幅させると考えられています。
産後うつ・マタニティブルーなどの原因となるホルモンとも言われています。
しかし、出産してしばらく経つとエストロゲンの分泌量に大きな変化がないにもかかわらず、それでもイライラや不安を感じやすい時期が持続する事が多くあります。
出産直後の時期であればエストロゲンが原因という事で片付けてしまってもいいですが、その後もイライラ期が続くとなるとちょっと話が変わってきますよね。
実はこれにはもう一つ別のホルモンが関係しています。
それがオキシトシンというホルモンの関与。
スポンサーリンクオキシトシンには“愛情ホルモン”という別名が与えられていますが、これは絆を深めるホルモンと言われています。
オキシトシンは授乳中などに分泌されるホルモンで出産に伴って分泌が活発に。
しかしこのホルモンは愛情とは真逆の“攻撃性が増すホルモン”である事が近年の研究で明らかになってきています。
尾仲教授「あれ?でもこの話はこの前NHKでやっていましたよね?」
チコちゃん「ギョギョ!」
スタッフ「えっ!?そうなんですか?それ最初に言って欲しかったっすねぇ・・・。」
岡村「泳がされたな。笑」
ここで黒バックで「NHKで放送していた・・・」というテロップ。
チコちゃん「来るわよ?」
ここで流れ出すBGMはkōkua(スガシカオ)のProgress
聞けばすぐにあの曲だと分かる曲ですね。
ちなみにkōkuaはNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』のために結成されたバンドなんですね。
コチラが視聴動画。
チコちゃん「何か始まったわよ?」
録音ブースでナレーションを担当するのは橋本さとしさん(本人)
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』のナレーション担当のあの声の主。
主人公はテレビディレクター、白形隆幸(しらかたたかゆき) 42歳。
2018年2月、16歳下の妻と結婚。
橋本さとし「いつかは子どもを持ちたい。しかしウチの妻もイライラするのか?」
テロップ「将来が不安になった」
岡村「これめっちゃエエの作ってもろたな!」
という事で新婚ディレクター白形はどの番組で出産後のイライラを取り上げていたのかを検索。
橋本さとし「ライバルはNHKスペシャル。」
担当者を訪ねて、
白形D「NHKスペシャルの素材お借りできますでしょうか?」
橋本さとし「貸してくれた!」
その番組とはNHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」2016年1月31日放送。
NHKスペシャル内では妊娠から出産に伴い増加・減少するエストロゲンが何故イライラにつながるのか検証。
その番組を肩ひじついて視聴する白形D。
NHKスペシャルの取材班はアフリカのカメルーンへ。
そこでは生まれて間もない子どもの世話を他人に任せるという姿が。
これは共同養育という人間独特の子育てコミュニティ。
岡村「NHKスペシャルはお金の使い方が全然ちゃうってよ。」
白形D「こんな所まで行ってんねや・・・。取材力がちゃうなぁ・・・。」
長期海外取材でなかなか日本に帰ってこない事もしばしばとの事。
NHKスペシャル内ではエストロゲンが出産直後に激減して不安や孤独を感じさせるという作用は元々は「母親に共同養育を促すため」に備わっているものではないか?という仮説が語られます。
母親が不安や孤独を感じる事で自然と仲間と一緒に子育てしたいという思いにさせるのではないか?との事。
ママ友などのお母さん同士のつながりを求めたりというのもコレが要因ではないか?という事ですよね。
つまり、エストロゲンの減少で不安な気持ちが増すというのは人類が進化の過程で選択した共同養育を促す作用。しかし日本社会の8割にも及ぶ核家族化という現実の前では共同養育はなかなか難しいもの。本能と現実のギャップでイライラが?
白形D「あぁ そういう事か・・・。」
スポンサーリンク岡村「これ半分番組違うやないか!」「こんな作り方ある!?」「めちゃくちゃズルしてるやん!これ!」
『プロフェッショナル 仕事の流儀』のパロディをしながら『NHKスペシャル』の内容を流しているので画面右上にチコちゃんに叱られる!のワイプが無いともはや何の番組なのか分からない状態w
チコちゃん「問題作よ!」
そしてオキシトシンについてですが、子育て中でオキシトシンが大量に分泌している母ネズミの実験。
我が子たちをせっせとお世話する母ネズミですが、そこに他のネズミを近づけてみると激しい攻撃を加えてしまいました。
白形D「おぉ怖っ!!」
チコちゃん「観てるだけだもんね。笑」
なるほど。我が子への愛情を深めると共に、我が子へのリスクになりうる他者に対する警戒心がアップして攻撃性が高まってしまうんですね。
白形D「なるほどぉ~。」
濱口「それ(そのリアクション)俺らがやるやん。笑」
尾仲教授「共同養育というのがなかなか難しい現代社会においては寂しいのにもかかわらず自分一人で子育てをすると。ちょっとした旦那さんの仕草が敵対的なシグナルと認知されて攻撃対象になると考えられるんだと思います。」
テレビを消す白形D。
橋本さとし「観終わった。自分に今できる事は何か?白形が動いた。」
リュックを背負って出かけていく白形D。
ここからは、『チコフェッショナル 仕事の流儀』
素材をNHKスペシャルの担当者さんに返す白形D。
岡村「ほんで?それはええわ。」
黒バックに「プロフェッショナルとは、」
白形D「まあ、自分の実力で出来ないものは人に頼る。それがプロフェッショナルと思います。」
清々しい表情w
橋本さとし「少しでも早く、妻の待つ家に・・・」「帰る。」
岡村「これは問題作ですよ!これは問題作や!」
橋本さとし「いや!働きなさいよ!」
橋本さとしさんの完璧なツッコミw
『プロフェッショナル 仕事の流儀』だとまず出さない声色w
というわけで、
ママになる(出産・妊娠)時イライラするのは人は群れで生きる動物なのに共同養育ができないから
旦那さんに求めるものは何?と聞かれたチコちゃんは、
チコちゃん「責任感!」
白形Dにもあてたような怒りのポーズw
チコちゃん「大問題作でしょ?」
岡村「NHKスペシャル観てただけやんか?」
スタジオの隅っこには小さくなっている様子の白形D。
濱口「あれは先生に言われるまで気づかなかったんですか?NHKでやってたよって。」
白形D「はい・・・」「面目ないです。」
素直な一言に爆笑に包まれるスタジオ内w
岡村「久しぶりに聞いた!大人の『面目ないです』」
ここで塚原愛アナから補足。
イライラしがちなママに対して夫はどう向き合うべきか?という問題については、
ママのリラックスするタイミングを知る事が最も重要だそう。
授乳期の子どもがいるママたちがリラックスする時は実験によって判明しており、
- オキシトシンが分泌されている授乳のタイミング
- パパがママに向き合ってしっかりと会話をしている時
塚原愛アナ「あの・・・こちらもNHKスペシャルの情報です。」
チコちゃん「面目ない。面目ないです。」
チコちゃんも頭を下げて陳謝w
岡村「1問得しましたね。笑」
ここでミニコーナーのにらめっこ。
変顔では、西遊記の孫悟空に。口に如意棒をくわえるチコちゃん。
頭にはめられている金の輪っかの「緊箍児(きんこじ、別称:金剛圏)」が締まって青い顔になるチコちゃん。
流れるBGMはゴダイゴのモンキーマジックですね。
コチラが視聴動画。
スポンサーリンクチコちゃんの疑問その3
晴れと曇りの境目はなに?
第三問目は冒頭から笑いで始まるチコちゃんお決まりのパターン。特番第3回の「おさい銭はどうして入れるの?」の疑問で登場した國學院大學文学部の新谷尚紀教授がその元祖。
濱口「めっちゃ笑ろてる。」
濱口さんはめちゃイケで笑う男というコントのメインキャラをされていましたよね。
コチラが視聴動画。
チコちゃん「はい。」
榊原「えっ?」
ゲスト初登場の郁恵さんは戸惑い気味。お決まりの洗礼w
第三問目は青い空、白い雲の下が似合うステキな大人ってだーれ?という指名。
岡村さんが立候補。
チコちゃん「色んな所に旅に行っています。」「行く前とか空模様は気になる?」
“旅”というのは、東野幸治さんと出演している「東野・岡村の旅猿」の事ですよね。
コチラが視聴動画。
ここでチコちゃんの疑問は、
晴れと曇りの境目は何?
岡村「晴れはバーってなってるんですよ。光が。明らかに晴れやもん。」
曇りは太陽に雲がかかっているという答えですが、チコちゃんが聞いているのはその「境目」
太陽がちょっとでも姿を見せていたら晴れという岡村さんですが、徐々に声に自信が無くなって雲行きが怪しいw
岡村「雲からちょっとでも太陽が顔を出したらそれは晴れ!」
最後は力強く話してくれましたが「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とお叱り。
チコちゃん「しっかりと境目があるのよ。」
空を見上げた時に雲が多くを占めていたとしても結構晴れだったりしますよね?その境目とは?
神奈川県藤沢市でサーフィンに興じる方々に聞いてみますが答えは出ず。
ナレーション「やれ俺は晴れ男だとか、私は雨女だとか言ってる日本人の皆さん。あなた一人のせいで天気は変わりません。」
バッサリ森田さんのナレーションw
気になるチコちゃんの答えは、
目で見て空が「2割 青い」で晴れ
何か若干「半分、青い。」を感じさせる表記のような違うようなw
岡村「どの場所から見て?とかさぁ。」
解説は東京大手町にある気象庁 東京管区気象台で観測業務を長年お務めの松下正志さん。手には「はれるん」という気象庁のキャラクターのぬいぐるみが。
チコちゃん「それは何?」
松下さん「これは『はれるん』です。」
気象台の観測担当の方が空を見上げて雲の量によって晴れ・曇りなどを判断しているとの事。
何と、気象台の方が実際に肉眼で観察して決めているというのです。判断基準は雲の量なんですね。
雲の量を0~10割の段階に分けて空模様を判断。
- 雲の量が9~10だと曇り
- 2~8だと晴れ
- 0~1だと快晴
ただし、一般の人が感じる8割と、観測担当の方が感じる8割は違うとの事。
つまりこの分け方で行くと空が2割青ければ晴れ、8割と9割が晴れと曇りの境目なんですね。
観測担当の方はどのように判断しているのか?というと答えは「経験」だそう。
観測職員それぞれで判断するので明確なガイドラインは無いというのが実情。
という事で実際の観測現場を取材。
その観測現場とは東京大手町にある気象庁の屋上。
ここから見える空が東京の空としてお天気情報で伝えられるんですね。
撮影許可はいただいたものの観測職員は勤務中のため話しかけられないとの事。
屋上で待っているとサングラス姿で登場した男性職員。
岡村「ホンマか!?笑」
スポンサーリンクメガネの上から着用するタイプの跳ね上げ式のサングラスを着けているようです。
屋上を歩き回って上空を見つめる観測員。必ず一人だけで判定する決まりだそうです。
サングラス姿なのは薄い雲もよく見えやすいようにとの事。
全天を観て雲の量・形をチェック。観測時間は約3分間。
終わると、観測室に戻って天気状況を報告します。
「10-」という表現も使って記録されるようですが、これは「10弱」という意味。
10割よりちょっと少ない曇りという観測結果。
観測は3時間おきに1日7回(午前6時、午前9時、正午、午後3時、午後6時、午後9時、午前3時)実施。
全国59か所の観測所、そして全世界の気象台が同じ時刻を採用しているそう。
番組では夜の間も観測しているという点に着目。
夜の観測について取材を申し込んだところ、取材NG。
ナレーション「これは怪しい・・・。」「疑い深いスタッフは気象庁の屋上が見えるホテルの一室を借りて確かめてみる事に。」
これはKKRホテル東京の事ですね。
すると、午後8時50分頃に観測員の方が姿を見せます。
岡村「これ大丈夫なん?コレ?笑」
まあ隠し撮りと言えば隠し撮りw
『※特別な許可を得てのぞいています。』というテロップ表示もありますので、外から覗く事に関してはOKをもらって撮影しているようですね。という事で一般の人はマネしないように。
後で確認すると、午後9時の観測時間の前に出てきたのは夜の空に目を慣らすためとの事。
ナレーション「さすが。プロ。」
白形Dも聞いているでしょうか?w
監視するスタッフさんもサングラス姿で張り込みといえばというあんぱんをパクリ。
続いては深夜の時間帯。午前3時。
目をこすりながら観測員の方が登場。お仕事なので真面目に行われているようです。当然と言えば当然w
ではなぜ人の目での観測にこだわるのでしょうか?
雲の量は衛星からも観測できるものの詳しい濃淡や形は分からず、下から見た時の感じ方を大事にしているとの事。
流れるBGMは175Rの「空に唄えば」
コチラが視聴動画。
アナログなやり方に不安を覚えるかもしれませんが、
ナレーション「そもそも晴れや曇りなどは人類が勝手に決めた事ですよ?」
だそうですw
という事で、
晴れと曇りの境目は目で見て空が「2割 青い」で晴れ
気になる境目って何?という松下さんの疑問には、
チコちゃん「中堅とベテランの境目。」
中堅よりも若手と言われるほうが得する事もありそう。と岡村さん。
チコちゃん「じゃあみんな若手って事でいきましょう。」
榊原「ありがとう。チコちゃん。」
また、気象庁の屋上にパイプなどが通っていて、ちょっと歩き回るには危なそうと心配するチコちゃん。
ちなみにサングラスは自前という情報も。前任者からサングラスを受け継いだりという事もあるかもしれないとの事。
スポンサーリンクチコちゃんの疑問その4
六角形の鉛筆が多いのはなぜ?
四問目の指名は、小学生からお勉強をやり直した方がいいステキな大人ってだーれ?
当然そうなると濱口さんが解答者に。めちゃイケのテスト企画でおバカキャラが世間に浸透。
チコちゃん「優くんは小学校行った?」
濱口「行きましたよ。笑。ちゃんと高校も卒業してますよ。」
チコちゃんは勉強中に手に持っているものについて尋ねますが、それは鉛筆ですよね?
ここで塚原愛アナが鉛筆を濱口さんに手渡します。
ここでチコちゃんの疑問は、
なんで鉛筆は六角形なの?
濱口さんは転がしてサイコロのように使う用途という答え。答えが分からない時の最終手段w
チコちゃん「それはもうまさに!ボーっと生きてんじゃねーよ!」「一番ダメな答えでしょ?それは。笑」
転がらないようにという答えを出す郁恵さんやそれに賛同する岡村さんですが、
四角い方が転がりにくくない?とチコちゃんの質問には「そうやで。」と速攻で白旗をあげる岡村さんw
インタビューでは東京練馬区の旭丘小学校の5年1組の現役鉛筆ユーザーのみなさんに聞いてみます。
何と、口元には正解マークとピヨピヨという音。
一般の人で正解が出たのはこれが番組史上初でしょうね。
そして野田豊校長先生にも聞いてみますが、先生は「作った会社の事情」という答えであえなく不正解。
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ。」
ちょっと呆れ気味に静かに言い放つチコちゃん。
そして気になるチコちゃんの答えは、
3の倍数だから
岡村「まだ分かれへんというね。笑」
解説は大阪経済大学の西山豊教授。
チコちゃん「ヘキサゴン!」
それはフジテレビ系で放送されていたクイズ番組の「クイズ!ヘキサゴン」でしょうか?
鉛筆は3本の指(親指・人差し指・中指)で持つのでしっかり鉛筆を支えるには六角形が一番しっかり持てて綺麗な字が書けるとの事。
この3本の指が押さえるのは六角形のうちの3面。このように3本の指で持つためには3の倍数の面を持つ形が適しているんですね。
ではチコちゃんが言っていた四角形の場合は?
四角形だとどこかの指に角が当たるので不都合が。
では三角形は?3の倍数ですよね?
これを説明するために「フィット・ターン・フィット理論」というオリジナル理論を提唱する西山教授。
普段、鉛筆を使うときに行うクルッと回す動き。書いているうちに芯が片減りしていくので適宜鉛筆を回して書き心地を調整しますよね。ずっと同じ面で書いているとどんどん字が太くなっていくのを防ぐ細かいテクニック。
この一連の動作に西山教授が名前を与えて「フィット・ターン・フィット」。握る動作を“フィット”、鉛筆を回す動作を“ターン”、そしてまた握り直して“フィット”
これをシャープペンシルで機械的に行えるようにした「クルトガ」という商品も発売されていますよね。
コチラがその紹介動画。
三角形でフィット・ターン・フィットを行うと一度に120度回転させないと違う面に変わらないのでスムーズに回すには不都合なんですね。
これが六角形では60度回すだけで済むんですね。
スポンサーリンクそして、この機会にフィット・ターン・フィット理論を広めたいと目論む西山教授。
西山教授「PPAPじゃなくてFTFでいきましょ。」
「パイナップルペン・・・PP・・・パイナップルペン・・・パイナ・・・」
もう結構ですw
という事でバッサリカット。
文具メーカーの方によると三角形の鉛筆も発売されていて、それらの鉛筆は指が触れる面積が大きいので握力が弱く、まだ鉛筆がしっかり持てないお子さんが使うのに向いているとの事。
Amazonのページで「鉛筆 三角」で検索すると各文具メーカーから三角軸の鉛筆が発売されているのが分かりますね。そのほとんどが子ども用の鉛筆という商品になっていますね。
大人の場合は筆記時に持ち変える(フィット・ターン・フィットまたはFTFする)事が多いので三角形だと逆に安定しすぎていて使いにくいと感じるかもしれないと文具メーカーの担当者さんのコメント。※フィット・ターン・フィットは勝手に私が付け加えています。
では六角形よりも大きな3の倍数になると?例えば正九角形、正十二角形、正十五角形では?
これは少し考えれがすぐに分かる事ですが、これらは丸軸に近くなるので転がりやすくやってしまうのであえて作らない形との事。
というわけで、
- 転がらず
- スムーズに回せて
- ジャストフィット
な六角形が鉛筆には向いているんですね。
ちなみに綺麗に字が書ける鉛筆の持ち方は、
芯先から3cm程の所に人差し指、親指を添えて、実は紙に対して60度。さらに外側に20度傾けてるのが正しい持ち方。
ナレーション「一方で、西山先生は、」
西山教授「PP・・・パイナップル・・・ペン・・・パイナップルアップル・・・」
やっぱり言えない先生w
コチラの動画で復習しておいてくださいね。
ということで、
六角形の鉛筆が多いのは3の倍数で持ちやすいから
鉛筆で何が書きたい?という質問には、「進退伺い」というチコちゃんの答え。
チコちゃん「私は毒を吐きすぎる時があるから曲調にあらがじめ進退伺いを出しておきたい。」
転がり防止という所までは出ていたので郁恵さんと岡村さんはあと少しでチコる所でしたね。
スポンサーリンクひだまりの縁側で・・・コーナー
ここで視聴者からのお手紙を紹介するコーナー。
キョエちゃんのくわえたハガキを抜き取ると、
キョエちゃん「岡村!オカムーラ!How are you?」
岡村「I’m fine, thank you.」
キョエちゃん「Oh、オカムーラ。Beef of fish?」
岡村「岡村。ビーフオアフィッシュ?」
キョエちゃん「岡村!シャーラップ!!」
チコちゃん「黙れって。笑」
シャラップやシャーラップかどちらでもいいですが、”shut up!=黙れ!”という意味ですね。ちなみにお口にチャックと言いたい時は”Zip it!”なんて表現も使います。
シュワちゃんの「Shut up!!」がコチラ。映画「キンダガートン・コップ」の一シーンから。
岡村「大体、ビーフいくかな。飛行機やったら。」
チコちゃん「すごいわね。キョエちゃん。英語も覚えちゃって。」
キョエちゃん「Yes, I can.」
でもシャーラップの意味は分からないまま使っていたとキョエちゃんw
さて、本日のおたよりは5才(11才)の男の子。アメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴ在住との事。
チコちゃん「ついに来ました。USA!」
岡村「U・S・A!!です。」
流れるBGMはDA PUMPの「U.S.A」今の時期なら当然コレが流れますよね。
コチラが視聴動画。ダンスの振り付けが分かるミラー版。忘年会に備えてガッツリ見ている方も多いんじゃないでしょうか?
岡村「だからキョエちゃんがちょっとね。イングリッシュ喋ったんですね。」
毎日いいお天気のサンディエゴという事ですが、カリフォルニア州って基本的に年中晴ればっかり。ちょっと今日の疑問と関係してくる事柄。
学校ではスペイン語も勉強しているとの事。メキシコ国境も近いですし、アメリカだとスペイン語を第一外国語として勉強するケースが多いんですよね。
スペイン語でチコ(chico)は男の子という意味で、女の子はチカ(chica)と授業で習ったとの事。
というわけで、どうして女の子なのにチコなのですか?という疑問。
チコちゃん「これハッキリ言うと、スペイン語じゃないからね。」
元も子も無いw
岡村「スペイン語じゃないから~。」
チコちゃん「ドコドン!」
いつもの正解発表時のチコちゃんをマネする岡村さんw
岡村「キョエこそ何でキョエなんやろね?」
キョエちゃん「シャーラップ!」
岡村「キツめに黙れ!って言われました。」
多分、キョエちゃんは意味を分かっている気配w
ということでおたよりの宛先は、
〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て
※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。
番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan
となっています。
チコちゃん「5歳って書いてくださいね~。」
キョエちゃん「5 years old, please.」
チコちゃん「5歳をちょうだい。」
正確にはpleaseという単語に「ちょうだい」というニュアンスは含まれないので、ここは「お願いします、どうぞ」という意味と解釈した方が自然ですね。
エンディングでのキョエちゃんは、
「海外からも募集中~!」で締め。
チコちゃんの回答は「女の子なのに『チコ』なのはスペイン語じゃないからです。」
次回放送(第30回)は、
12月7日(金) 夜7:57スタート(一部地域を除く)
12月8日(土) 朝8:15スタート
になっていますね。
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから。