タレント有村藍里が美容整形手術で変身。密着映像で振り返ってみるとその変化に驚き
19年3月3日放送のフジテレビ系「ザ・ノンフィクション」では業界のカリスマと言われる美容外科医の山口憲昭医師に密着。日本の美容外科医の中でも数少ない顔の骨の手術が出来る、若きホープとしての奮闘が描かれましたが、そこに患者としてやって来たのは有村架純さんの姉として知られるタレントの有村藍里さん。口元の悩みを抱える彼女はどんなカウンセリングを経て、そしてどんな手術内容で変身を遂げる事になったのでしょうか?
ということで、19年3月3日に放送されたフジテレビ系「ザ・ノンフィクション あなたの顔、治します。」から有村藍里さんの出演シーンを中心にまとめてご紹介します。
有村藍里さんが受けた「輪郭矯正」という美容整形手術とは?
スポンサーリンク山口憲昭医師とは?
湘南メディカル記念病院での密着取材は朝礼や患者さんのカウンセリングシーンからスタート。
患者さん対応では手術の相談となるカウンセリング、手術、手術後の傷跡をチェックする経過観察が山口憲昭医師の仕事。
取材をしたこの日も予約でいっぱいで「(時間は)ちょい押しぐらいですね。施術は妥協できないから、そこは仕方ないですね。」と多忙。
合間を縫って近くのコンビニへ行きシュークリームとカフェラテで短めの昼食。
午前8時から密着取材がスタートして午後4時になってやっと一休憩。
山口憲昭「休みないですよね。笑。(美容外科医は)もっと華麗な感じのイメージで?僕はです。あくまでも。お上品に、おしとやかにされてる先生も沢山いてはると思うんですけど、僕はなんか美容外科という認識というよりもお医者さんという認識で生きているので。だから変わらないです。このスタンスは。」
山口憲昭医師が“変わらないです”と言ったのには理由があり、彼は3年前に形成外科医から美容外科医に転身していたからなんですね。
3年で予約が取れない行列の出来る医師に。1か月分の予約が30分で埋まってしまうほどの人気ぶりだそう。カウンセリングの時点で先生の虜になってしまうのだとか。
例えばある日のカウンセリング。
山口憲昭「お鼻をどうしたいの?」
患者「ほぼ全部。鼻先を伸ばす。めちゃくちゃ高くしたいですね。」
かなり極端なリクエストに対して、
山口憲昭「君が向かっていく方向性は、一般的なキレイとはちょっと違う事を言っているわけね。」
患者「あ~。」
山口憲昭「なりたい顔がおかしいから。笑」
患者「(笑)」
患者のその後の人生も考えて手術を断る事もあるとか。
そのポリシーについては、
山口憲昭「やってもハッピーにならへん人はやらへんですよ。不幸にしちゃうし。見極めは大事ですよね。」「この子やったらホンマに親身になってちゃんと最後笑顔になってもらえるまで診れると思ったらしますけど。そう思わへんかったら、ようせぇへん。」
美容整形が本当に必要な患者にしか手術はしないのが山口憲昭医師の考え方。
スポンサーリンクその私生活は都内で一人暮らし。
妻の沙弥佳さん(36歳)、長女の栞菜ちゃん(9歳)、次女のひよりちゃん(6歳)、長男の晃弘くん(4歳)の4人は大阪に残したままの単身赴任生活。
沙弥佳さんが大学受験をする際の塾の先生だったという山口憲昭医師。当時は金髪のパーマ姿で「完全にチャラ男だったよね。笑」と妻の言葉。それでも山口先生からのアプローチで交際に発展。交際4年目の2008年に結婚。
そんな家族とは離れて自炊して食事を摂る時も手術後の患者に急変があった場合に備えてお酒はあまり飲まないという。
山口憲昭医師は小学四年生の時に父の忠昭さんをガンで亡くした。
母の郁子さんは兄弟3人を育て、高校3年生になった時に母の言った一言が医師を目指すきっかけになったのだそう。
山口憲昭「母親がポロッと『あなたは人と関わる仕事をしなさい。』って言ったんですよ。だからずうっとお医者さんになりたくてなったっていう感じではなくって、本当に高3のあの瞬間に決まったような感じで。」
そこから現役合格を目指して猛勉強し、国公立医大に現役合格。
その後は形成外科医として、アメリカ、ベトナム、ミャンマーなど様々な国の医療機関で自身のスキルを高めていった山口憲昭医師。
先天異常を持って生れて来た子どもたちの治療に心血を注いだそう。
山口憲昭「赤ちゃんの唇なんて、(とても小さい)こんなんですよね。これが大人になると倍ぐらいになるわけですよね。そうすると傷一つつけるのも1ミリだった傷が3ミリにも4ミリにも大きくなっちゃうんですよね。」
そんな山口憲昭医師が形成外科医から美容外科医に転身した理由は、
山口憲昭医師「形成外科診療と美容外科診療っていうのが繋がっているんです。向こう(海外)では。見た目を改善するというのと病気を改善するという所にどこに線があんねんという話になるわけですよ。そんな線無いんですよ。本来。じゃあいっそ美容に出てみようと。で美容に出て美容側から形成サイドに伸ばしていく方向の方が現実味があるんじゃないかなと。」
形成外科医としての経験を生かして顔の骨を手術する美容外科医へ。
美容外科医という仕事への偏見ももちろんあると語りますが、
山口憲昭「美容医療だからといって、なんかある種、金儲けに走ってるやろ?とか言われるんですよ。やっぱり。むっちゃ言われるし、家族とか親戚も『ウチの旦那美容外科なんですよ。』って言ったら『ええ?これ(カネ)?』みたいな。っていう世の中の偏見がやっぱりあるんやけど。違うと。困ってる人はちゃんとおるし。
「お医者さんの根源というか困っている人を助けるっていう大前提の部分でいくと、僕は今めっちゃ医者やってんなって思うんですよね。」
スポンサーリンク有村藍里のカウンセリング
2018年10月、この日の最後の患者としてカウンセリング室のドアを叩いたのは有村藍里さん(28歳)。
現在はグラビアタレントとして活動している有村藍里さん。2歳年下の妹は有名女優の有村架純さん。
カウンセリングで語る彼女の悩みは、
有村藍里「口元が気になります。」
山口憲昭「口元がどう気になりますか?」
有村藍里「口があんまり閉じれないとか、上あごの長さ。」
彼女がずっと抱いてきたコンプレックスは口元。
山口憲昭「このタイミングでやりたいという理由は何かあったんですか?」
有村藍里「今までずっと歯科校正とかして来たんですけど、それで大分歯並びもキレイになって、その件に関してはすごい満足してるんですけど、やっぱまだ自分の中の理想にはなれてないなと思う部分があったんで。」
骨の手術に挑む覚悟について確認すると、
山口憲昭「僕の基本的なスタンスというのは、丸投げよというのは基本無しにしてます。治療そのものは。手術は僕は頑張ります。ただ、あなたはリスクを取らないといけないですね。色んな合併症とか。その上で本当に納得して治療が受けれるか?メリットとデメリットを天秤にかけてそれでも(手術する)価値があるものなのかどうかっていうのをちゃんと検討しないといけないから。」
カウンセリングの終了直後、席を立つタイミングで、
山口憲昭「ホンマにやるの?」
これに力強くうなずく有村藍里さん。
スポンサーリンク有村藍里のコンプレックス
場面は2018年10月に行われた仕事の写真撮影に挑む有村藍里さんの姿へ。
自身の写真をチェックすると、
有村藍里「笑うとブス。笑」「あんま笑顔の写真とか無いですね。(あっても)選ばないです。口閉じてるのを選びます。絶対。」
「写真撮られてても、『あーブサイクだなぁ・・・』って。笑。いつも思ってしまって。撮ってくれてる人にも申し訳気持ちになっちゃうんですよね~いつも。」
撮影スタッフからは「そんな気持ちでやってたんだ・・・。」と一言。
現在は都内で一人暮らしの有村藍里さん。
SNSに自身の写真をアップする際にはスマホアプリで入念に修正を施してから。
有村藍里「フェイスラインとかもちょっとシュッとさしたりとかしてちょっとだけやって・・・。」
修正するポイントについては、
有村藍里「大体いつも口元と、やっぱ顔の間伸び感が気になるんで、目の位置をちょっと下に下げて、ちょっとでもこう余白が無いようにして。笑。」
有村藍里さんがここまで口元を気にするようになったのはある記事がきっかけ。
有村藍里「3年ぐらいまでに有村架純の姉っていう事が新聞の記事に載ってバレてしまって。その時に私の写真だけがネットで出回ったんですけど、すごい一番言われたのが『口元が残念』っていう事が結構一番・・・すっごい言われたので、そこから自分の口元が気になりだして。」
ネットに溢れる有村藍里さんへの評判。
有村藍里「それまでは私個人として見てくれてたけど、一気にそれから私は“有村架純のお姉ちゃん”になっちゃって・・・。こう・・・自分が無くなっちゃったみたいな気持ちになっちゃって。」
インタビューに答える有村藍里さんは大粒の涙。
有村藍里「何より自分に自信がどうしても持てなくて今のままだと。人とお話するのにも『私の顔気持ち悪くないかな?』とか『何か変じゃないかな?』っていう事を常に意識するようになってしまって・・・。」
スポンサーリンク有村藍里のカウンセリング 2回目
手術プランについては、
頭蓋骨を6つのパーツに分けて考えてて、それぞれの骨の位置を変えるという手術。
必要なのはミリ単位の正確さ。
山口憲昭「皮膚とかだと帳尻合わせるのに無理くり引っ張れたりするんですよね。やっぱ骨は1ミリたりとも融通がきかないので。目的とする場所があるとすれば、その場所までキッチリと誘導してあげないと結果は出せないですよね。」
そして2回目のカウンセリング日。
有村藍里「なんかネットで色々調べてみたところ・・・。」
山口憲昭「ほうほう。勉強した?」
山口憲昭「うん。そうね。」
ここで流れ出すのはドラマ「コード・ブルー」のBGM。
山口憲昭「怖い?」
有村藍里「はい。」
山口憲昭「だよね。笑。調べれば調べるほど怖いと思うけど、それでいいです。ちゃんと知識をね入れておかないと。」
最後は「頑張りましょう。」と両手でガッチリ固い握手を交わす二人。
有村藍里「1ミリでも変われるなら私はそれはすごい嬉しいと思います。」
家族へ話が通っているのか?について確認してみると、
有村藍里「はい。出来ました。」「大賛成ではないけど、でもあなたが決めた事だったらいいんじゃないの?って感じで。受け入れてはくれました。」
スポンサーリンク有村藍里の手術当日
そしていよいよ迎えた手術日当日。
やっぱりここでも流れるドラマ「コード・ブルー」のBGM。
コチラが視聴動画。
人生でも経験がした事が無い大手術を前に緊張した面持ちの有村藍里さん。
不安からか手術台に横になると目には涙が浮かびます。「怖い。笑」と一言。
そして手術開始。
まずが下あごから着手。
口の内側から切開して、下あごの骨をあと少しで割れるという所まで削って行きます。
続いて上あごは骨を切り離して、後ろに下げる為の空間を確保。
山口憲昭「上あごの骨はかなり薄いタイプの骨で、骨の中には割と血管が沢山走ってますね。」
出血量が多くなると患者の負担が増してしまうので手術中には静かなトーンながらも厳しい言葉が助手に対して飛びます。
山口憲昭「邪魔だ。押せ。これやこれや!」「考えろ!分かってるでしょ?これ。」
そして切り離した上下のあごを僅か3.3ミリ奥へと移動。
さらにあご先は骨を切り離して前に出して固定。
横から見て鼻・口・あご先が一直線になるように確認する山口憲昭医師。これで手術は終了。
山口憲昭「見た目は変わります。これから先変わっていくかどうかは彼女自身の問題になりますね。」「本当の目標は手術の成功ではないと思います。僕からすると。この結果をもとに彼女がどう変わっていくかというのが僕は一番関心があるし。」
スポンサーリンク有村藍里の術後経過
2018年11月、東京・銀座にオープンした新クリニック「レグノクリニック SBC」の院長として働く事になった山口憲昭医師。
そして2019年1月に術後の経過観察にやって来た有村藍里さん。術後3か月。
山口憲昭「あとなんか若返ったよな?見慣れました?自分の顔。」
有村藍里「見慣れないです。笑」
山口憲昭「うそやん。笑。ホンマ?」
有村藍里「まだ誰!?って思う。笑」
あご先が出た事で横顔はシャープに変身。
山口憲昭「楽しくなった?何が楽しいの?」
有村藍里「泣いちゃう。笑。」「口元が収まって、口紅塗るのも楽しくなったし。なんかもっと色んなこと髪型とかメイクとか挑戦出来るなって思うと、これからもずっと楽しみです。」
山口憲昭「頑張って痛い思いもして、で形が実際に変わって、それで楽しくて泣いちゃうっていうのが多分君のホンマの姿よね。今まで色々被さってて自分らしくいられなかったのが、これが有村藍里なんじゃないの?」
涙を流す有村藍里さんに感化されたのか山口憲昭医師までも涙ぐんでしまっていますね。
山口憲昭「きっとすごいファンが増えると思います。笑」「頑張ってください。」
有村藍里「頑張ります。」
最後もガッチリと両手で固い握手。満面の笑み。
スポンサーリンク整形後の初仕事
その後、整形手術後に初めての写真撮影に挑む有村藍里。
番組スタッフ「表情が変わりましたよね?」
有村藍里「それはすごい言われます。家族とか友達にも顔が明るくなったってめっちゃ言われます。」
撮影スタッフ「自信に満ち溢れてるよね?前に比べてね。」
有村藍里「もっとどんどん色んな表情を撮ってもらいたいなって思います。」
さらに新しいジャンルの仕事にも挑戦。
それが妹の有村架純さんと同じ演技の世界。
2019年秋公演予定の舞台「鶫 ~Long for Spring~」の主演に抜擢。
※この棘のような字と鳥を組み合わせて鶫(つぐみ)と読みます。
最後に笑顔の有村藍里さんで終了。