第56回 NHK「チコちゃんに叱られる!」ジンギスカンが北海道名物なのはなぜ?雷がジグザグに落ちる理由?虫が明るい所に集まる謎
19年7月12日放送の第56回 NHK「チコちゃんに叱られる!」ではゲストに飯島直子さん(初登場)、嵐の松本潤さん(初登場)を迎えて紹介された疑問は、ジンギスカンが北海道名物になった理由、雷がジグザグに落ちるのはなぜ?ごみ収集車の中は?なぜ虫は明るい所に集まる?など。NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場のおなじみ鶴見辰吾さんや今回初登場で今後シリーズ化されるかもしれない大澄賢也さんの“身体表現”がお目見え。そして靴ヒモニュースには遂に進展が。
ということで、19年7月12日に放送された第56回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。
スポンサーリンク目次
出演者
【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)
【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史
【ゲスト】飯島直子、松本潤
【VTR】鶴見辰吾、大澄賢也
チコちゃんの疑問その1
なぜジンギスカンは北海道名物?
今日は2人とも初登場ゲストですが、嵐の松本潤さんを「嵐~!」とグループ名で紹介するチコちゃん。
そして「癒しという言葉はこの人から生まれたのではないですか?飯島直ちゃんでございまーす!」という紹介。
オープニングトークはナシですぐに1問目。
指名は、この中で一番北海道に詳しいステキな大人ってだーれ?
岡村「出身やもんな?」
松潤「いや。出身ではないです!笑。出身は東京です。」「ドラマはやりましたけど。」
という事で松本潤さんが主演したNHKドラマ「永遠のニシパ 北海道と名付けた男 松浦武四郎」の番宣へw
19年7月15日(月・祝)夜7時30分からNHK総合で放送予定ですね。
岡村「ばっちり番宣したねぇ~。」
松潤「いや。ここしかないかな~と思って。笑」
岡村「全然いいよ。笑」
ここでチコちゃんからは北海道名物に関する質問ですが、
ビール、ジンギスカン、お寿司、バターサンド、じゃがいもとどんどん出す松本潤さんですが、
既にジンギスカンが2発目に出ていたのでそこまで言う必要もなくw
チコちゃんの疑問は、
なんでジンギスカンは北海道名物なの?
松潤「いっぱいいたんだよね。羊がね。ものすごいいたんですよ。笑」
チコちゃん「ものすごいあっさり。」「沢山いたからっていう答えでいい?全国に流れても大丈夫?」
岡村「こういう言い方チコちゃん今までしなかった。笑」
チコちゃん「羊がたくさんいたから (松本潤談)。いい?」
松本潤さんにプレッシャーをかけるチコちゃんですが、考える時間を与えるという配慮も。
チコちゃん「考えて良い。全然良い。持つもん。顔が。」
画が持つw
結局、アイヌの先住民の人たちが食べていたのが羊だったのでその文化を広めようとしたという答え。
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
松潤「出た~。笑」
叱られて嬉しそうw
ジンギスカンを食べている人にインタビューすると「羊がいっぱいいた。」と松本潤さんと同じ答えを言っちゃう人が早速登場w
ちなみにラムとマトンの違いについてインタビューでチラッと出てきましたが、
- 「ラム (lamb)」 – 生後1年未満の仔羊のことで羊肉特有の臭みが少なく味にもクセがない
- 「マトン (mutton)」- 生後2年(※1年以上とする場合も)以上から7年位までの成長した羊肉で独特の香りがある
このような違いがあるので羊肉を食べ慣れた人からするとマトンはそのコク深さから好まれるようで、ラム肉では物足りないといった事もあるみたいですね。
独特の香りが強いのでタレに漬けてから焼くスタイルが主流の滝川エリアで好まれる傾向もあるとか。逆にラムは羊肉の持つクセが穏やかなので受け入れられやすいというメリットが。
肉の色は一般的に年を取るにつれて赤く濃くなっていくので、ラムは薄いピンク色の場合が多く、マトンはルビー色の濃い赤という違いも。
海外でもマトンの独特の香りは敬遠される事が多く、流通している羊肉のそのほとんどがラム肉で、マトンはそれ自体かなり入手しづらくなっているのが現状。
この状況に英国では2004年にマトン・ルネッサンス・キャンペーン (Mutton Renaissance Campaign)というマトン復興運動が立ち上がって、マトンの流通を促進するような動きが出ているようですね。これを立ち上げたのはチャールズ皇太子で、実はチャールズ皇太子はマトンが大好物なのだとか。
ちなみに英語でlambと言った場合は仔羊と仔羊の肉と2つの意味で使われますが、muttonと言った場合はあくまでマトン肉の事だけを指す単語になりますね。インド周辺諸国ではmuttonでヤギの肉を表現するケースもあるとか。これらの地域でメジャーなマトンカレーとはそのほとんどが“ヤギ肉のカレー”という意味みたいですね。
アメリカではmuttonという表現は食肉業界で使われない単語で基本的にlambの表記で統一されているそうです。生後14か月以下の場合は“prime lamb”や“choice lamb”とラベル表記され、それら以外は普通に“lamb”というラベル表記。
なのでアメリカでラム肉を買ったとしても実はそれは日本で言うマトンの事だったり。
羊肉の1年間の消費量を各国で比べてみるとモンゴルが断トツの1位で人口1人あたり45.1kgという圧倒的な数字。比較として英国は4.7kgでEU圏で最も消費しているギリシャですら12.3kgなのでモンゴルの数字はものすごい量ですよね。
“ジンギスカン”という呼び名も戦前にモンゴル人兵士が羊肉を好んで食べるというイメージから付けられたネーミングでジンギスカン鍋が兵士のかぶる兜に例えられたからという説があるようですね。実際にモンゴル人兵士が炊事の際に自らの兜を調理に使っていたという話もあるようですが。※諸説あるようです
そしてここでチコちゃんの答え。
おまけに鍋を付けたから
松潤「ウソでしょ!?」
良いリアクションw
解説は「羊だけに羊(よう)知ってるね。」と言って「メェ~!」と返された北海道遺産ジンギスカン応援隊隊長でノンフィクション作家の千石涼太郎さん。ジンギスカン研究30年という大ベテラン。
スポンサーリンク元々、北海道に羊が増えた理由は1918年の第一次世界大戦中に軍の防寒着を作るために国が綿羊の100万頭増殖計画を打ち出した事がきっかけ。
しかし、その後に安い化学繊維や輸入羊毛が増加した事で北海道の綿羊の需要がダウン。
そこで余った羊の有効利用として考えられたのが羊の食用利用、つまりジンギスカンだったんですね。
しかしクセがあり、特にその臭みが敬遠されて当初はなかなか普及しなかったというのが真実。
その状況を変えたのが“美味しいタレの開発”でした。
そのタレを販売する際に鍋を付けて提供するというキャンペーンを実施した事でジンギスカンは北海道民のソウルフードになっていったんですね。
そのきっかけを作ったのが北海道内の食品会社、ベル食品株式会社。例によってNHKなので社名はハッキリ表記されませんが、社名が書かれたビルが映っているのである意味ステマ的なw
インタビューに答えてくれたのはベル食品株式会社の社長、福山浩司さん。
先代の工場長の試行錯誤のおかげで誕生したベルのタレですが、販売当初は鳴かず飛ばずの状況でしたが、精肉屋さんに鍋をプレゼントするという起死回生の妙案を考え出したのが爆発的ヒットのきっかけとの事。
という事で1947年の札幌を舞台にしてここからは、
「NHK たぶんこうだったんじゃないか劇場」がスタート。
完全に「なつぞら」のパクリw
松潤「(笑)」
岡村「これ大丈夫かいな?これ。笑」
チコちゃん「局内は大丈夫。」
戦後の食糧難の中で安くて美味しいモノを作りたいという思いから北海道大学時代の同級生たちが札幌に集って食品会社を設立したのが始まり。
そこで商品開発を担当したのが工場長の中本泰夫さん。演じるのはもちろん鶴見辰吾さんです。
ジンギスカンのタレを開発する以前に手掛けたのは清涼飲料水のラムネ。
当時貴重品だった砂糖の代わりにズルチンという人工甘味料を使用したラムネを開発しますが、真冬の北海道では売れないという事を想定しておらずに失敗。
次に目を付けたのは家庭用ラーメンスープ。しかし・・・そもそも生麺を売っている商店が少ないという事を想定しておらずにこれも失敗。
松潤「何てこった。笑」
そんな時、中本泰夫さんはある夫婦の会話をきっかけにジンギスカンのタレの開発に挑むことに。
晩ご飯が安い羊肉しかないと言われると「嫌だ!臭くて美味しくないもん!」と駄々をこねる中本の幼い子ども。
当時は羊肉の臭いを消すためににんにくやしょうがを入れた醤油をつけて食べていました。
それでもやはり気になるのはその臭み。
中本泰夫(鶴見辰吾)「ホントに臭いな・・・」
妻「これが美味しく食べられたら家計も楽になるんだけどねぇ・・・。旦那がもっと稼いでくれたら。」
中本泰夫(鶴見辰吾)「今、何て言った?」
妻「旦那がもっと稼いでくれたら?」
中本泰夫(鶴見辰吾)「いや・・・。その前のヤツ。」
妻「これがもっと美味しく食べられたら?」
中本泰夫(鶴見辰吾)「そうか!この安い羊肉を美味しく食べられるジンギスカンのタレを作ったらきっと売れるんじゃないか?」
カメラ目線w
そうして羊の臭みを消すタレ作りに没頭する事に。
様々な材料を試した中で「玉ねぎ」の相性が良い事を発見して遂にタレが完成。
スポンサーリンク大量に製造して精肉店に卸して万々歳。
かと思いきや・・・。
「羊は臭い」という先入観がある消費者からは相変わらず羊肉は嫌われる存在で売り上げはパッとしませんでした。
しかし、そこで開かれた精肉店との会合であるヒントが。
話題に挙がったのは一般的には普及していなかったジンギスカン鍋。兜のような形が特徴的ですよね。
当時、一般家庭では羊肉は金網で焼くのが普通で、この金網調理では臭みの元となる脂が落ち切る前に焦げてしまうので羊肉の難点が目立ってしまうという問題点がありました。
一方で分厚い鉄のジンギスカン鍋では遠赤外線効果で適度な焼き色と旨味を引き出す事が出来る上に、臭い脂はドーム形の斜面を伝って落ちるという優れ物。
ここに目を付けた中本泰夫さんはある賭けに出ます。
タレをケースで買ってくれる精肉店にジンギスカン鍋をプレゼントして、精肉店には肉とタレを買ってくれたお客さんにそのジンギスカン鍋を貸出してもらうというキャンペーンを打ち出すことに。
その名も「ジンギスカン鍋引き換え作戦」
当時配ったジンギスカン鍋はなけなしの事業資金から何とか捻出して製作したもので、社名入りのジンギスカン鍋は計1000個用意されました。
藁にもすがる思いで実行したこのキャンペーンでしたが結果は大成功。
ジンギスカン鍋を貸してくれるという噂は瞬く間に広がってタレと羊肉が飛ぶように売れていきました。
そして同じぐらいのタイミングで1956年に滝川の羊肉専門店が花見でジンギスカン鍋を貸し出した事で札幌と滝川を中心としてジンギスカン人気は広がって行きました。
無料で携帯電話を配布する0円携帯を皮切りに通信料で元を取るビジネスモデルは本来であればジンギスカン鍋方式と呼ばれるべきだったかもというちょっと無理やりな意見も飛び出しつつw
岡村「そうなのかな?」
その後、ジンギスカン鍋の普及も手伝ってジンギスカンは北海道民のソウルフードに成長。
今では花見や給食や海水浴でもジンギスカンというほどすっかり定着。
中本泰夫(鶴見辰吾)「俺には見えるぞ!このジンギスカン鍋が北の大地はおろか、日本全国に広がっている明るい未来が!」
そして一気に時代が飛んで2019年に。
東京新橋の赤ちょうちん街を歩く一人の男性が。
演じるのはやっぱり鶴見辰吾さんw
好きな料理って何ですか?というインタビューに、
水高満(鶴見辰吾)「決まってるじゃないですか?笑。ジン・ギス・カン!ですよ。はっはっは。」
何このエンディングw
ということでコチラが結論。
北海道でジンギスカンが名物になったのはおまけに鍋を付けたから
でした。
好きな北海道名物を聞かれたチコちゃんは「鯖のへしこ」という渋い回答w
チコちゃん「ご飯ホントにイケるわよ?」
ここで塚原愛アナから補足。
ジンギスカンを北海道に広めた札幌と滝川の2つの土地では元々、その食べ方が違っていて、
- 札幌 – 焼いた羊肉にタレを付けて食べる「後付けタイプ」
- 滝川 – タレに漬け込んだ羊肉を焼く「先付けタイプ」
との事。
ちなみにナレーションを担当する森田美由紀アナは北海道出身でジンギスカンに関してはものすごい知識量だそう。そのおかげで細かい情報がどんどん出て来てナレーション録りが押しまくったという弊害が発生したとかw
ここでカリキュラマシーンのオープニング。
スポンサーリンクチコちゃんの疑問その2
雷がジグザグに落ちるのはなぜ?
2問目の指名は、
この中で一番、ピカッと光り輝くステキな大人ってだーれ?
岡村さん、松本潤さん2人の推薦で飯島直子さんが解答者に。
雷の話題を出すチコちゃんですが、まずチコちゃんは3人の解答者に雷の形をスケッチブックに書いてみてというリクエスト。
岡村「大丈夫か・・・?おい。」
松本潤さんの描いた雷に爆笑する飯島直子さんw
岡村「僕と直子さんはいいと思うんですよ。一人なんかもう気持ち悪いの。」
イメージ的にはジグザグは一緒という苦しい言い訳の松本潤さんw
ここでチコちゃんの疑問、
なんで雷はジグザグなの?
雷が落ちた時に吹く風の影響でジグザグと軌道が揺れるという答えの飯島直子さん。
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
“チコの雷”という表現のチコちゃんw
続いて松本潤さんにも聞いてみると、
雷は一か所にエネルギーが集中している状態なので落ちる最中に色んな所に引っ張られるという説。
木やゴルフ中に落ちたりという事を考えると、
飯島「それは多分・・・風じゃない?笑」
とチコちゃんに叱られて不正解を宣告されているのにあくまで風説を曲げないw
松潤「コッチは違うんです。笑」
岡村さんと2人で不正解から遠ざかろうとしてますw
街頭インタビューでは浅草の雷門前で聞き込みをしてみますが答えは出ず。ちなみに英語で”Thunder Gate”って言うんですよね。そのままですけど響きがカッコいい。
流れるBGMはアリス「冬の稲妻」。コチラがYouTube視聴動画。
ということでチコちゃんの答えは、
近道だから
解説は電力中央研究所 電力技術研究所 塩原実験場長上席研究員の浅川聡さん。雷研究一筋33年のスペシャリスト。
褒められて「ありがとう!」と返すチコちゃん。アリスの谷村新司さんを意識してのこの答えw
そもそも雷は積乱雲という大きな雲が出来た時に発生しますが、この積乱雲は雲の中でも非常に大きく縦方向に10km以上になる事もあるほど。
この積乱雲の中には大きな氷の粒と小さな氷の粒が存在しますが、その粒同士が気流によって激しくぶつかり合う事で摩擦により静電気が発生します。
この時、小さな氷の粒にはプラスの電気が、大きな氷の粒にはマイナスの電気が帯電するのですが、実はこの原理はまだ謎のまま。
それはそれとして、プラスの電気を持った小さな粒は軽いので雲の上の方に、マイナスの電気を持った大きな粒は雲の下の方に溜まっていきます。
すると雲の下のマイナスの電気の影響で地上にはプラスの電気が溜まって行きます。そして雲の中に溜まった電気の量が多くなると雲と地上の間に一気に放電が起こります。これが雷発生の基本的な仕組み。
男女の気持ちが高まり合った時に抱き合うようなイメージ?という無理やりな解釈をブッ込んでくる担当Dですが、ここは流石にちょっと違いますね。と否定されて終了w
スポンサーリンク岡村「何をムラムラしてんねや。これ。」「冷たいシャワー浴びろ!」
チコちゃん「カット!カット!ここ!」
取材Dのムラムラは放っておいて、続いてはなぜ雷はジグザグに落ちるのか?という肝心の疑問への答え。
先ほどの説明にあった通りに雷は電気なのですが、電気というのは本来は空気中を流れる事は出来ません。
ですが、雷は電気の量が非常に大きいので無理やりに突き抜けて進む事が出来るという特徴が。
この時に進みやすい方向を探して進むので雷はジグザグになるという原理。
ではその雷が進みやすい所というのは具体的に、
- 空気の薄い所
- 湿度の高い所
という2つ。
空気が薄い状態というのは空気中に窒素や酸素などの分子が少ない状態を指し、分子が少ないと邪魔者が少ないので雷は抵抗になるものが少なくて通りやすいというワケですね。
湿度の高い=水分量が多い所は二酸化炭素やカルシウムなどの分子や金属物質が多く存在しており、これらは電気を通しやすい性質を持っているので雷は通りやすいんですね。
つまり、雷は空気が薄い所、水分量が多い所などの空気中の通りやすい所を探して通るのでジグザグに落ちるんですね。
ということでこれを映像に収めようと向かったのはNHK放送技術研究所。
なぜハトは地面をつついている?という疑問でも登場した場所ですね。※実際は本疑問の後に添えられたおまけVTR内での登場でしたね。
頼ったのは新機能デバイス研究部上級研究員の大竹浩さん。
秒速200kmというすさまじいスピードを誇る雷を撮影するために用意されたのは
大竹さんは気合十分の様子ですが、実は来週に定年退職が決まっていて今回が最後のロケという個人的な事情がw
ここで始まったのは大竹さんの簡単な経歴を紹介するVTR。
岡村「何か変わってきたな?笑」
専門学校卒業後に技研の門をたたいた大竹さん。集合写真は前に立つ人にちょっと被られて口元が見えないw
家族サービスもせずに土日も技研に籠もる日々。パソコンを前に作業する大竹さんの写真。
どこにも遊びに連れて行ってくれない。と子どもに文句を言われる事もあったとか。
最先端カメラの開発に明け暮れた37年間のキャリアですが、大竹さんにとってカメラとは?という質問を投げかけてみると、
大竹浩さん「人間に見えないようなものを映像にして表現できる夢の装置だと思います。」
そんな哲学の結晶が、
HS-106、通称:ウルトラハイスピードカメラ
世界で技研にしかないという最先端カメラ。
通常のハイスピードカメラでは撮影できない100万分の1秒を撮影できるという超技術。
今回、実験に使用するのは人口雷発生装置。最大750万ボルトの電気を溜めて自然の雷に近い現象を起こす装置ですね。
今回は空気の薄い所や水分量が多い所の代わりとして電気を通しやすい金属の棒を数か所に設置。
そしていよいよ撮影に臨みますが、
ナレーション「あれ?思ってたのと違う・・・」
ハイスピードカメラはシャッタースピードがもの凄い速さなので明るい場所がどうしても暗く映ってしまうという難点が。
それでも雷の動きは何となく分かるような映像になっていたので大竹さんは満足そう。
大竹浩さん「これで心置きなく定年を迎える事が出来ます。ありがとうございます。」
ナレーション「大竹さん、37年間お疲れ様でした。」
ウルトラハイスピードまでは遠く及びませんが10.3万分の1秒の速度で撮影されたYouTube動画がコチラ。
自然の雷を撮影したものでその移動距離もかなり長いのでよっぽどインパクトのある映像になっていますよね。スロー速度では段違いの差ですがこれで十分だったような気もw
という事で、
雷がジグザグに落ちるのは近道だから
でした。
スポンサーリンク雷よりも怖いものを聞かれると「シェフの気まぐれサラダ」と答えるチコちゃん。
松潤「確かに怖い。笑」
チコちゃん「気まぐれてんじゃねーよ!つってね。」
流石にCG処理はされていませんが番外編のお叱りw
飯島「でもなんか風と空気って一緒じゃないの?」
雷と違って最後まで決して折れないし曲げない飯島直子さんでしたw
そして「思ってたのと違う・・・」というナレーションが大竹さんに可哀想だと岡村さんw
松潤「僕もそう思います!」
チコちゃん「娘を写真に撮らないでカメラばっかり作ってね。」
岡村「いよいよ働き方改革で皆休めるようになった時に定年迎えはるんですから。」
ちなみに大竹さんは定年退職後に民間のカメラを研究する会社に再就職したとの事。
岡村「仕事の鬼やな!」
ご立派です。
休憩中(チコちゃんの疑問その3)
ごみ収集車の中ってどうなってる?
ここでいつもの「休憩中」コーナー。
CGチームが夏休みを取るための別名「働き方改革のコーナー」。
今週も無人カメラでひっそりとお送りしますw
一人暮らしという岡村さんに、そのゴミ捨て事情を聞くチコちゃん。
ここでチコちゃんの疑問、
ごみ収集車の中ってどうなってる?
岡村「もう。グワーン!いきまっさ。」「どうなってんすかね・・・?笑」
日ごろからお世話になっているごみ収集車ですが外からでは中がどうなっているのか?は分からないですよね。
そこで検索をかけるとこのVTRの為に作られたようなごみ収集車を発見。
コチラのYouTube動画をどうぞ。
チコちゃんの番組内では墨田区の「わかるくん」という環境学習用のごみ収集車の映像ですが、コチラのYouTube動画では同じような世田谷区の「カティ」という体験学習用車両の映像。
運転席のすぐ後ろはシンプルな空洞という意外な構造ですよね。
岡村「思うてたんとちゃうわ。」
プレス式という車両で一般家庭のごみ収集車では広く普及したタイプ。
まずバケットと呼ばれる部分にごみを入れて積込ボタンをオン。
ただごみが中に送られただけに見えますが、これは“一次圧縮”と呼ばれる作業工程で、大きな爪のようにも見える圧縮板が降下してバケットに押し付ける事で押し潰しているんですね。
この時の圧縮板の圧力は3500kg/cm2で体重100kgのラグビー選手が1cm角の中に35人乗っているという圧力。分かりづらい表現w
その気になれば冷蔵庫や家具なども粉砕できるというパワー。
さらに2次圧縮の工程では圧縮板がごみを押し付けながら荷箱へ移動していきます。2トン車の中に入るごみの量は大体45Lのゴミ袋で約300袋分。
さらに荷箱にはもう一つ仕組みが。
詰め込まれたごみを排出する際には前方の排出板がスライドして大量のごみを一気に外へ。
こんな仕組みになっているんですね。
ちなみにコチラが海外のごみ収集車事情を映したYouTube動画。
かなりダイナミックなアクションだったり。轟音だったり。
また、にらめっこミニコーナーは今日もお休み。
スポンサーリンクチコちゃんの疑問その4
なぜ虫は夜 光に集まる?
4問目は笑いから始まるいつものパターンのやつ。
チコちゃん「永遠のニシパ。」
松潤「ありがとうございます。笑。ありがとう。チコちゃん。」
薄っすら番宣w
指名は、この中で子どものように虫が大好きなステキな大人ってだーれ?
半ズボンの衣装を着た岡村さんが立候補。
岡村「49の半ズボンなかなか無いからね。」
あとは勝俣州和さんですねw 勝俣さんは1965年3月12日生まれなので54歳ですが。
チコちゃんの疑問は、
なんで虫は夜 光に集まるの?
昼間は天敵がいるので夜間に移動するしかないのでと理論展開していく岡村さんですが、最終的には「繁殖するため!」と大声で叫んで終了w
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
すると飯島直子さんが「あっ・・・」と何かを思いついた様子。
飯島「集会?」
チコちゃん「コンビニの駐車場じゃないの?それ。」
元ヤンっぽい答えが浮かんじゃった飯島直子さんでしたw
VTRは夜の電信柱に虫がたかる映像。これはダメな人にはダメな映像でしょうねw
インタビューは新橋で実施。上機嫌の男性多数という新橋っぽい雰囲気ですがみんな真面目に考える気配なしw
そして、チコちゃんの答えは、
お月様と勘違いしているから
岡村「うわ~。言うといたら良かった・・・。」
ダチョウ倶楽部の寺門ジモンさんとカブトムシを捕りに行くロケを番組でしたりしているので、その辺の基本的な知識があった岡村さんは残念そう。
岡村「カブトムシとかも丸いライトをバーッと当てたりするから。月の光ってここ(喉)まで出てた。」
松潤「本当っすか?笑」
岡村「これホント!そんなウソついてもしょうがないやろ!」
番組「東野・岡村の旅猿~プライベートでごめんなさい~」でもライトを当てて虫をおびき寄せるライトトラップを実施していましたよね。
解説は国立研究開発法人 農研機構の霜田政美さん。
多くの虫たちは自分が向かう方向を決める為に月明りを目印にしているんですね。
月に対して常に一定の角度を保って飛べば、月は虫にとってはるか遠くにあるので大きく移動してもその角度はほとんど変わらないので、真っすぐに飛び続けられるんですね。
しかし、現在は街灯や自動販売機の光の存在があって、それらは月よりもすぐ近くにある分明るく、このせいで虫は大混乱中。
街灯に対して同じ角度を保って飛ぶとなると街灯はすぐ近くにあるのでグルグルと回ってしまうんですね。
だから夜の光の周りには虫たちがずっと離れずに飛んでいるんですね。
さらに虫の目では距離感が上手くつかめないので、通り過ぎてしまうと角度を修正しようとつい光に近づいてしまうという問題も。これをコンパス理論と呼びます。
このような虫たちの戸惑いを表現するために身体表現と心理描写の両面に優れた方にオファーを出すことに。
それが俳優兼ダンサーの大澄賢也さん。
岡村「何かややこしなりそうやなぁ。」
スポンサーリンク身体表現について「動きからイメージを与えられる。それを追求したい。」と暗めの照明の中で語る大澄賢也さんw
そして改めてオファー内容を確認。
蛾を表現して欲しいというオファーに、
大澄賢也「え?蛾?」
そうして始まったのが、
「身体表現 本能 ~ドビュッシー「月の光」より~」
第一幕は「身体表現 ~蛾の本能~」ですw
白いタイツにタンクトップ姿、蛾の触角を付けた大澄賢也さんが舞台にダイナミックな動きで登場。
大澄賢也「僕は夜の虫!蛾!」
岡村「蛾!って言うてもうてるけどね。笑」
月に対して同じ角度で飛べば問題はありませんが、そこに街灯が灯ります。
大澄賢也「あれ~。こっちの方が明るいなぁ~!」
月の光は1ルクス未満に対して、街灯の光は50~100ルクスと50倍以上の明るさ。
実際に人工の光源の周りを飛ぶ虫の飛ぶ軌道を記録した映像ではグルグルと迷っている様子が見て取れます。
岡村「これで良くないかい?」
松潤「いやいや。せっかく踊ってくださったんですよ。」
大澄賢也「これがコンパス理論かぁ~!」
電信柱に激突して地面に倒れる蛾(大澄賢也)。
チコちゃん「死んじゃった。」
この光に寄ってきてしまう虫の習性から生まれたことわざが「飛んで火にいる夏の虫」。
重要文化財に指定されている速水御舟の「炎舞」にもその様子が。
ここで蛾を演じきった大澄賢也さんさんに第2のオファー。
近代芸術の最高峰とも称される速水御舟の世界観を表現して欲しいというのがその内容。
第2幕は「身体表現 ~速水御舟「炎舞」~」ですね。
衣装は変わらずw
「熱い!」「近づいてはダメだ!」「分かっているのに近づいてしまう!」
岡村「全部言うてるやん!」
松潤「身体じゃなく?笑」
最後はやっぱり地面に倒れて終幕w
しかし、そんな悲しい性を持つ虫たちにとって嬉しい時代が到来。
今はLEDによる照明が増えてきており、虫たちはLEDには反応しにくいという性質があるんですね。
その秘密は紫外線。
虫たちは電灯や蛍光灯の光に含まれる紫外線に反応しているのですが、LEDには紫外線が含まれていないものが多いので虫は惑わされないんですね。
最後にLEDの光源を前に「ビバ!LED!」と叫ぶ大澄賢也さんの映像で終了w
ということでコチラが結論。
虫が夜 光に集まるのはお月様と勘違いしているから
でした。
一番好きな虫を聞かれたチコちゃんは「ミヤマクワガタ」だそう。
岡村さんは全部言葉で言ってしまう大澄賢也さんの表現の仕方に疑問の声w
岡村「FUJIWARAのコントの始まりと一緒ですよね。『今日から英語の家庭教師の先生来る言うてたな。ちょっと楽しみ。』って言いますからね。設定全部。」
ちなみにコンパス理論とは別に虫は光に直線的に向かうケースもあって、夜、虫が光に集まる理由には諸説あるという補足。
スポンサーリンク靴ヒモニュース
そして先週はお休みだったこのコーナー「靴ヒモニュース」が復活。
チコちゃん「潤くん、どうなったら気になるでしょ?」
松潤「気になりますね!」
被せ気味に答える松本潤さんw
靴ヒモニュース第2話「はんなりと揺れる足にはちょう結び」
最強の靴ヒモの結び方:イアン・セキュア・ノット vs 通常の結び方:ちょう結びでほどけにくさを対決させるという大実験。
前回は東京から400kmの距離にある岐阜県関ケ原に到達していましたが、現在は480kmの距離に位置する京都。
靴ヒモの変化を見ると、イアン・セキュア・ノットには変化が見られないものの、何とちょう結びの側の結び目の玉が緩んできているという変化が。
岡村「ちょっと開いて来たか?」
ナレーション「つづく。」
岡村「あぁ!」
松潤「一番いいとこなのに~!」
いよいよXデーが近いという気配ですよね。
近畿地方を過ぎたらいよいよという予想のチコちゃん。
岡村「早くしないとまた定年退職って事もあり得ますからね。笑」
ひだまりの縁側で・・・コーナー
エンディングは視聴者からのおたより紹介コーナーですね。
ハガキをキョエちゃんの口から抜き取ると、
キョエちゃん「岡村!岡村~!キョエさ、最近さ、辛い事があってさ、だから笑わせて。」
岡村「一番苦手な事言うな。」
キョエちゃん「じゃあ行くよ?やってね?3・2・1。ヒャヒャヒャヒャ!あ~面白かった。以上でーす。」
岡村「ありがとうございました!」
今日紹介されたおたよりは「クラスの片思いしている男の子の事を考えるとドキドキするのに、近くにいる時はドキドキしないのはなぜ?」という疑問ですね。
チコちゃん「多分、主観と客観よね。」
目の前だと主観の出来事なので気にならないのが、引いて考えると途端にドキドキしてくるのでは?とチコちゃん。
女性はいざという時に度胸があるというチコちゃんの考え。
岡村さんは近くにいる時の方がドキドキするとの事。
チコちゃん「私はもうドキドキしっぱなしよ。今だって岡村に対してそうよ?こっち向かれると・・・ちょっともうヤダ!ってなっちゃう。」「普段『ボーっと生きてんじゃねーよ!』って言うのもドキドキの裏返しよ?」
おたよりのあて先は、
〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て
※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。
番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan
ですね。
キョエちゃんにも聞いてみると、
キョエちゃん「キョエは、男性のゴミを食ってる所に惹かれます。」
特殊w
キョエちゃん「キョエは岡村の近くにいるとあまりドキドキしませんが、考えるとイライラします!バカー!」
岡村「最後に嫌な事言うなぁ!」
最後のメッセージは、
チコちゃん「たぶん主観と客観」
岡村「変わってるわけではないよ!」
キョエちゃん「また来週~!」
スポンサーリンク次回放送予定の疑問は?
次回放送予定は、
19年7月19日(金) 夜7:57スタート(一部地域を除く) ※後に夜8:00スタートに変更になっています
19年7月20日(土) 朝8:15スタート(再放送枠)
次回ゲストは共に初登場となる真琴つばささんとANZEN漫才のみやぞんさん。
そして放送予定の疑問は「ポップコーン」「風鈴」「星」に関するものが出題予定で、
明らかになっているのは、
- ポップコーンが膨らむのはなぜ?
の1問。
ポップコーンの見事な映像を紹介予定という事でおそらくスーパースロー映像なんかが流れるのでは?と予想できますが、とりあえずスローだとこんな具合ですね。
コチラがYouTube視聴動画。
ついでに「ポップコーン=ハローキティ」のイメージを持っている人もいるかもという事でコチラの動画もどうぞ。
「休憩中・・・」「働き方改革のコーナー」では「世界一高い○○」が紹介予定。このコーナーで“世界一”が取り上げられるのは初の事ですね。
そして、ひだまりの縁側で・・・コーナーではチコちゃんが野球場にというトピックが取り上げられる予定ですが、横浜DeNAベイスターズの筒香選手の大ファンであるチコちゃんが6月1日のセレモニアルピッチ(始球式)に登場した事がありましたよね。
19年5月10日に放送された第49回で岡村さんから「始球式あるで!」と言われていたので夢が叶った形ですよね。
ちなみに始球式に関しては過去にこんな疑問が取り上げられましたよね。
という事で次回も楽しみですね。
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから。