第67回 NHK「チコちゃんに叱られる!」なぜ電話をしながらウロウロする?夫のことを「旦那」と呼ぶ理由?
19年10月18日放送の第67回 NHK「チコちゃんに叱られる!」はゲストに戸田恵梨香さん(初登場)、北村一輝さん(初登場)を迎えて取り上げられた疑問は、なぜ電話をしながらウロウロする?なぜ夫のことを「旦那」と呼ぶ?というもの。実は関西出身のお二人なので2週連続で関西人だらけの放送ですが、北村一輝さんのいい加減だったり、悪い一面だったりが露呈する事態にw
ということで、19年10月18日に放送された第67回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。
※本記事では番組前半に紹介された2問をまとめておりますので後半の2問は別記事でフォロー。
スポンサーリンク出演者
【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)
【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史
【ゲスト】戸田恵梨香、北村一輝
【VTR】阿佐ヶ谷姉妹
チコちゃんの疑問その1
なぜ電話をしながらウロウロする?
今日のゲスト2名は朝ドラ「スカーレット」からの使者ですが、
まずはヒロインの喜美子役を演じる戸田恵梨香さんを「トッティー」と紹介するチコちゃん。
続けて喜美子の父、常治役の北村一輝さんを「カズくん」呼び。
チコちゃん「てて親役のカズちゃん。」
北村一輝「てて親?父親ね。」
見どころを聞かれると「ぶっちゃけ、俺ですね。」と北村一輝さん。
戸田恵梨香「間違いない。」
岡村「北村さんでも具体的な事何にも言うてないですね。笑」
という事でオープニングはこの辺で早速1問目。
指名は、この中で一番色んな人から電話がかかってくるステキな大人ってだーれ?
北村一輝「俺、ホンマにかかって来ないですよ・・・?」
岡村「声ちっちゃ。笑」
小さい声で否定する北村さんですが強引に解答者に。
ここでチコちゃんからは設定を与えるのでミニ芝居をして欲しいというムチャブリ。
嫌がる北村さんですが設定はサラリーマン役。取引先の偉い人役はチコちゃんが演じて、携帯に電話がかかってくるという設定。
チコちゃん「チコチコ商事の木村だけども。」
岡村「チコチコ商事の木村って言うた!?笑」
まさかチコちゃんの口から木村という名前が出るとはw
チコちゃん「この前クラブで飲んだじゃない?あの店なんつったけねぇ?」
北村一輝「え~。スナックあきこですかね。」「スナックという名の高級クラブでございます。」
チコちゃん「そういえばさ。君が好きだって言ってた俳優さんの名前も思い出せないんだよ。誰だっけなぁ?あのほら、海賊になりたいっつって、船の学校に進学したのに途中で海賊にはなれない事に気付いて退学しちゃった人誰だっけ?映画の撮影でインドでインド人に間違えられちゃった人誰だっけ?」
北村一輝「あ~。あのカッコいい人確か・・・北村一輝さんですね。」
※北村一輝さんは弓削商船高等専門学校中退の経歴の持ち主。中退の理由はまさにチコちゃんが言った通りw またインド人に間違えられたエピソードは『映画 怪物くん』のロケ時の出来事だそう。
ここでチコちゃんからOKが出てミニ芝居カット。
電話のお芝居中はじっとその場に立ったままだった北村一輝さんですが、チコちゃんの疑問は、
なんで電話をしながらウロウロするの?
スポンサーリンク考えをまとめてちゃんとした事を言うためにウロウロするという答えの北村一輝さんですが、
チコちゃん「頭の回転を良くするために?」
北村一輝「あっ!それです。」
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
続けて岡村さんに聞いてみると、
電話相手は目に見えないので、遠くの人と喋る時はその人に自然と近づこうとしてしまうからという説を提唱。
岡村「脳の働き・・・“セラトニン”が。」
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」「しかもあなた、イキって“セラトニン”言うてたけど、セロトニンやから。」
恥ずかしい岡村さんw
チコちゃんの答えは、
いつでも逃げられるようにするため
解説は3度目の登場となる生理学研究所の柿木隆介名誉教授。
ウロウロするのは元々人間がじっとしていられない動物だからという説明。
試しにチコちゃんスタッフも在籍している番組制作会社にこっそり定点カメラを置いて観察。
アシスタントプロデューサーの役職を持つスタッフさんは電話口で頭を下げながらウロウロ。
続いて当番組のディレクターもこっそり観察。やっぱりウロウロ。
さらに当番組のプロデューサーもウロウロ。
隠し撮りに気付いたプロデューサーは「まんまと撮りやがったな。笑」と悪態w
面と向かって対話する時と違って、電話中は情報量が圧倒的に少ないので脳が緊張状態に陥って、じっとしていられなくてウロウロするそう。
対話では声以外に表情や仕草などの多くの情報が目から入ってくるのに比べると電話では声だけなので圧倒的に情報量が少ないですよね。
そうなると相手の機嫌を探ったり、自分の言葉遣いに必要以上に敏感になったりと脳にストレスがかかります。
すると本能的に体に動けという指令を出すためウロウロ。
そしてこの「脳が緊張→体を動かす」という回路が出来上がった理由については大昔の狩猟生活の名残というのが答え。
太古の昔、人間の祖先は敵に襲われる危険を常に抱えながらの危険と隣り合わせの生活。
身の危険を感じたらすぐに動いて逃げ出す必要があり、常に脳が緊張状態。
この名残から脳が緊張すると自然と体が動いてじっとしていられないように。
特にウロウロを助長する電話が上司からの電話という柿木教授。
という事で男性ADと女性ADで実験。突然、上司(番組プロデューサー)から電話を掛けた時にどんな反応をするのかを観察してみます。
誰もいない広い会議室に男性スタッフを呼び出して観察してみると、電話を受けた瞬間からウロウロスタートw
その後も電話中は広い会議室を所狭しとウロウロ。
その一方で女性スタッフでは、席についたままウロウロはナシ。
しかも会議室に誰もいない事をいいことに、座ったまま肘を机についてめちゃくちゃリラックススタイルw
北村一輝「めちゃくちゃリラックスしてるじゃないですか。笑」
岡村「この人はこういう人なんじゃないのか?」
同じ上司からの電話なのに男女で全く異なる結果となりましたが、男性の方が一般的にストレスに弱い傾向があると柿木教授。
さらに目上の人に対する忖度が非常に強くて心配性。その一方で出世欲や見栄っ張りだったり。そうなると余計に緊張を生んでウロウロしやすいのが男性。
つまり男は小心者なんですよ。という先生個人の見解も。
ということでコチラが結論。
電話をしながらウロウロするのはいつでも逃げられるようにするため
でした。
じっとしていられない時は?という質問には、
チコちゃん「時間指定の宅配便がきわきわまで来ない時。」
これには戸田さん岡村さんも同意。
あの時も部屋の中を無駄にウロウロしたりしてそわそわしますよね。あれも脳が緊張状態に陥ってるんでしょうか。
スポンサーリンク総括では、
チコちゃん「お分かりいただけましたか?」
北村一輝「はい。もう分かってましたけどね。」
チコちゃん「またそんな事よう言うなぁ。ホンマ。どう思う?恵梨香ちゃん。こんな人。」
戸田恵梨香「まあ大体こんな感じですね。いつも。いい加減な人です。」
最後に余談の余談。
チコちゃん「お答えくださった、柿木先生。どことなくジョン・マルコヴィッチに似てらっしゃいますね。」
コチラがYouTube動画。
番組内で表示された画像よりもこっちの方がより似ているようなw
北村一輝「はっはっは。余談過ぎるわ。笑」
カリキュラマシーンのオープニング。
チコちゃんの疑問その2
なぜ夫のことを「旦那」と呼ぶ?
2問目の指名は、
この中で一番、 美しい日本語を話すステキな大人ってだーれ?
岡村さんの推薦で戸田さんが解答者に。
チコちゃん「恵梨香ちゃんがさ、例えば結婚したとすんじゃない?そのお相手について誰かに話す時さ、なんていう呼び方になる?」
戸田恵梨香「“旦那さん”がって言うかな?」
夫、主人という言い方もありますが、旦那という言い方も一般的ですよね。
ここでチコちゃんの疑問は、
なんで夫のことを旦那って呼ぶの?
戸田恵梨香「えぇ!?分からないかもしれない・・・。」「旦那って言葉があるから。笑」
チコちゃん「その言葉はどっから来てると思う?」
戸田恵梨香「どっから~?」
急に関西弁のイントネーションw
そういえば戸田恵梨香さんは兵庫県神戸市出身、北村一輝さんは大阪府大阪市出身と関西人だらけの収録風景ですねw
先週から関西地域でも金曜夜の放送がスタートしたチコちゃんに叱られる!なのでくしくも2週連続関西キャンペーンw
改めて、自分よりも前に立ってもらうための敬意の言葉。という関西弁多めの答えですが、
チコちゃん「ステキな答えだけど、ボーっと生きてんじゃねーよ!」
街頭インタビューでは何も浮かばずに「ヤバい。撮れ高がないわ!」とそれっぽい事を言う関西の方もw
スポンサーリンクということでチコちゃんの答えは、
物やお金をくれる人だから
戸田恵梨香「ふーん。」
北村一輝「あぁなるほど。」
岡村「えっ!?全然ピンと来てない!」
解説は日蓮宗高応寺の酒井菜法住職。4年ほど前に実家を継いだ尼さん。
旦那の語源は古代インドのサンスクリット語のダーナ。
このダーナは施す・与えるという意味の言葉。
古代インドの僧侶は生活の全てを修行に捧げるという厳しい戒律があったため、出家をしていない人々が衣服や食べ物などを分け与えるダーナ(施し)で生活を支えるというルールがありました。
ダーナは自分たちに代わって毎日厳しい修業をしてくれているお坊さんたちへの感謝の気持ちの表れ。
何の見返りも求めずに与えるというのがダーナ(施し)に込められた仏教の精神だったんですね。
恵んでやるというような上から目線や可哀想だからという憐みの気持ちでは決してありません。
そしてこのダーナが日本に伝わると檀那(旦那)という感じがあてられ、意味も「施すこと」から「お布施をする人」を指す言葉に変化。
ではなぜ現代では妻が夫を指す言葉になったのでしょうか?
それは江戸時代に設けられた寺請制度がきっかけと言われています。
寺請制度とはキリシタンを弾圧していた江戸幕府が始めた政策で、寺の住職が一般の人々の戸籍を管理してキリシタンでは無いと身元保証し、保証された家の家長がお寺にお布施を払って葬式・盆などの法事を行う事を義務付ける制度。
この時、保証された一家の家長はお寺から見ると檀那(旦那)。
日本全国の家長=一家のお父さんたちが旦那になったのはこの時が始まり。
こうしてお寺が家長を旦那と呼ぶように、家族も旦那という呼び名を使うようになっていきます。仏教を離れた場面でも、奉公人が自分の主人を旦那と呼んだり、商売人が客を旦那と呼んだり。このようにして、お金をくれる人を旦那と表現するようになっていきます。
家の中でもお金を家に持って来る役目を担った家長を旦那と呼ぶのは自然な流れ。
実は解説役の酒井住職は結婚15年の旦那さんがいらっしゃるそうで、メールなどで全国のママさんからのお悩み相談もしているとか。
これを受けて取材担当のディレクターはここぞとばかりに身の上話。
実は担当Dはこの8月に1歳年下の方と結婚して旦那さんと呼ぶべき相手を得たばかり。
岡村「急にテイストが・・・。」
家庭では一方的に喋るだけで旦那さんは相槌だけであまり喋ってくれないというお悩みがあるそうですが、
仏教の修行の中にも話を聞き続けるという修行があるぐらいで、聞き続けるというのは意外と難しい事なので話を聞いてくれる人がいるだけでも幸せなことだと心得るべきというのが酒井住職のお悩み解決。
さらにお悩み相談は止む気配がなく、
お手伝いの上手な頼み方について悩んでいるそうですが、
2人で手分けして作業をする事で2人の時間が作れる事を伝えるのが良策というアドバイス。
それでも悩みは尽きず、
自分への愛が無くなったと結婚後どれくらいで感じるもの?という疑問も。
チコちゃん「その時聞けや!もう!」
北村一輝「これこういう番組ですか?笑」
この疑問については酒井住職も「分かりません。笑」とお手上げw
チコちゃん「分かりません。言われてもうとるやん!」
という事で、
夫のことを「旦那」と呼ぶのは物やお金をくれる人だから
でした。
結婚後は旦那さんを何と呼びたい?という質問には、
チコちゃん「ねぇねぇ旦那さ~ん。って言う。ねぇねぇは生かしたいわね。」
ねぇねぇ岡村~。が決まり文句ですからねw
最後はチコちゃんから担当Dについて衝撃の暴露話。
チコちゃん「このロケをこのディレクターが担当するからつって、それをエサに旦那に結婚をOKさせたのよ?この人!」
戸田恵梨香「えぇ~~!・・・」
岡村「外堀埋めるに埋めてっ!」
チコちゃん「もっと言うと私は個人的に1年前から相談に乗らされてたんだから!」
実は担当Dの旦那さんは船乗り(商船)で6か月も家に帰って来ない事はザラだそう。
岡村「港々でな!何あるか分からんからな!」
ここで船の学校に行っていた北村一輝さんが一言。
北村一輝「友だちが商船の子たちいるんですよね。奥さんがずっと家で待ってて、大体もう・・・笑」
戸田恵梨香「ダメ!ダメ!笑」
船乗りの悪い面をバラして不安を煽ろうとする北村一輝さんw
チコちゃん「でもさカズちゃんさ、そんな事言うと、また私に相談が降りかかってくるからさ!」
北村一輝「笑」
続きとなる第3問、第4問のチコちゃんの疑問はコチラの記事で。
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから