第74回 NHK「チコちゃんに叱られる!年末拡大SP」街路樹にイチョウが多い理由
19年12月27日放送の第74回 NHK「チコちゃんに叱られる!」は令和元年年末拡大SP!休憩中コーナーでは以前も放送した衝撃映像2連発。そして5問目の疑問はなぜ街路樹はイチョウ並木が多い?というもの。
ということで、19年12月27日に放送された第74回 NHK「チコちゃんに叱られる!令和元年 もうなにがあったか思い出せなくなっている私の年末スペシャル~!!」の様子をまとめてご紹介します。
※本記事では休憩中コーナーと5問目の疑問をまとめておりますので残りの疑問は別記事でフォローします。
スポンサーリンク出演者
【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)
【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史
【ゲスト】さだまさし、萬田久子、高橋みなみ
【VTR】鶴見辰吾、垂木勉(ナレーション)
休憩中(働き方改革のコーナー)
衝撃映像2連発
ここからは「目指せ寝正月!働き方改革のコーナー」ですね。
今回は「お餅何個食べるかスペシャル」とサブタイトルまで付いていますがw
チコちゃんは冒頭で以前もこのコーナーで紹介された衝撃映像についての話題。
岡村「覚えてますよ!2連発とかでしたっけ?笑。好きでしたよ。でも。」
という事で今回も、
「銀河系が驚いた!?奇跡の瞬間 衝撃映像ウルトラスペシャル 2連発!!」
まずはカモメの衝撃映像。
タイトルは「カモメ vs ウニ」
海辺に落ちているウニをくちばしでつまむカモメ。
トゲトゲがあるのにどうやって食べるのか?と固唾を飲んで見守っているとなんと次の瞬間!!
ウニをそのまま丸飲みにしてしまうカモメw
撮影したスタッフも「えっ・・・何してんの?」と思わず声が漏れてしまう程の衝撃w
YouTube動画。コチラは番組で紹介された映像とは異なりますが。ウニを丸飲みにするカモメの映像には間違いありませんw
YouTube動画。コチラは少し高い所から岩肌にウニを落として殻を割ってから中身を食べるカモメの姿。
他にも探すとヒトデを丸飲みしたり、大きな魚を丸飲みしたりとなかなか豪快な食事ぶりを披露するカモメの動画があちこちにあるみたいですね。
続いて登場したのはヒグマ。
タイトルは「ヒグマのセクシーポールダンス」
おもむろに木の前にやって来たヒグマは木を上手く使って背中をかいている様子w
岡村「面白いね。何これ!?笑。入ってんちゃうん?人。不思議!人間みたい!」
YouTubeを探すとアチコチで見つけられる映像ですが、例えば、
海外発の動画でもポールダンスと題名が付いていますよね。
BBCの映像だとこんな具合。無人カメラを樹上に設置していあるので表情までしっかり捉えられていますね。
こんなゴルフのピンをイジる小熊のカワイイ映像だったり。ピンとじゃれ合う動きはキュートすぎるw
という事で衝撃映像2連発は終了。
最後に短くスタッフロールが流れますが、構成の欄に「知古智子」という人の名前があるのが気になりますよねw
制作統括は「チコ」になっていますしw
クマのポールダンスについては中に人が入っているかもしれないので怪しいと指摘する岡村さんですが、海外でもアチコチで撮影されているのでよくある光景ですw
スポンサーリンクチコちゃんの疑問その5
なぜ街路樹にイチョウが多い?
5問目も笑いからスタートするパターン。
チコちゃん「もうさだちゃんのダジャレはもうイヤっ!」
指名は、この中で一番散歩が似合う優雅な大人ってだーれ?
萬田久子さんの場合は犬の散歩でもすぐに道草してシャンパンを飲み出すハズと指摘するチコちゃんですが、一方で岡村さんもお昼からシャンパンを嗜んでしまうという趣味の持ち主w 他のテレビ番組でもそんな事をやっていると発言していましたよねw
優雅という事で萬田久子さんが解答者になりかけますが、結局、お昼からシャンパンを飲む岡村さんが解答者に。
という事でチコちゃんの疑問は、
なんで街路樹はイチョウが多いの?
落ち葉と一緒に道の清掃も一気に出来るようにという答えの岡村さんですが、であればイチョウである意味がよく分からないので残念。
岡村「環境問題に根を張ったイチョウ並木だったのです。」
言い方w
チコちゃん「なるほど!だったのです!ボーっと生きてんじゃねーよ!」
さださんに振ってみると「胃腸を大切にしようという。」とまたしてもダジャレ解答w
岡村「さださん止まらないです!前頭葉が。」
東京駅前でインタビューすると、苗が安いから、植えるのが楽だから、葉っぱが大きいので雨宿りになるという答えが出ますが皆さん残念。
という事でチコちゃんの答えは、
火に強い木だから
非常に実用的な答え。
解説は福井県立大学の進士五十八学長。
イチョウの葉は厚くて水分が多いのでとても火事に強いという特徴があるのだとか。
実際にハナミズキ、ケヤキ、松、クスノキ、桜の葉と同時に火にあぶってみると他の木の葉っぱがみるみるうちに燃えて行くのに対してイチョウの葉は圧倒的に燃えにくいという実験映像。
さらに葉っぱだけではなく木の幹も他の木よりも水分が多いという特徴があるそうで、これもイチョウが火に強い要因の一つ。
今では街路樹=イチョウというイメージが強いですが、実は最初は違っており、そもそも東京で街路樹を植え始めたのは明治初めの頃。
都市の近代化を目指していた日本政府がヨーロッパの街並みを参考にして銀座に桜、松、柳などを植え始めたのが最初でした。
しかし、土壌が合わなかったり、手入れ不足だったりであまり定着はしなかったようですが。
そんな街路樹に見た目の美しさだけを求める風潮の中、一石を投じたのが長岡安平(ながおかやすへい)という人物。
東京の芝公園、札幌の丸山公園などなど日本中の公園の設計案作りや整備に関わり、後に近代公園の先駆者とも呼ばれた長岡安平。
しかしながら当時は東京市の一公務員という立場でしかなく、そんな長岡はある決意をもって街路樹にイチョウを植える事を提唱したのでした。
ここからはNHKたぶんこうだったんじゃないか劇場(TKG)スタート。
タイトルは「銀杏がくる ~イチョウを信じた男~」
放送予定の大河ドラマ「麒麟がくる」のオマージュですねw
時は明治30年。
長岡安平を演じるのはやっぱり鶴見辰吾さん。
防災の面を考慮して都市計画を進めるべきという考えの元、火に強いイチョウを街路樹にする事を提案する長岡安平でしたが、上司の理解は得られず、あえなく却下。
というのもこの頃の日本は日清・日露戦争などで軍拡の時代。お金は軍関連に優先させる中で街路樹の整備に多額のお金をかける案は通るはずもなく。ましてや一地方公務員にしか過ぎない長岡安平の意見には賛同者もいないという状態。
しかしこれに屈しなかった長岡は防災面での街路樹の重要性を農商務省林業試験所所長、新宿御苑苑長など関係各所に説いて回り協力を仰ぐことに成功。多くの人の支持を受けて計画書を作り上げます。
そして明治40年。10年の歳月をかけて長岡の提案は遂に承認されます。
意気揚々と計画書に目を通す長岡でしたが、そこにはイチョウだけではなく、外来種のスズカケノキ、ユリノキなどなど10種類の木を街路樹として採用するという記載が。
この頃は海外のものを取り入れる事を良しとする風潮があり、イチョウなどの在来種だけではなく、外来種が多く採用されるという決定になってしまったとの事。
そんな不本意な決定になってしまっても挫けない長岡は、将来的にイチョウが大量に必要にある時代がきっと来るハズと信じ、苗木を育てる畑=苗圃(びょうほ)を現在の東京大久保やの野方周辺に整備。いつ採用されるかの確信も無いままでしたが、まさに種を蒔いてその時を待ったわけですね。
そして長岡が最も危惧していた事が現実となって関東を襲います。
それが大正12年9月に発生した関東大震災。
東京だけで死者6万5千人超、家屋は16万戸超が火災で焼失という大災害。
当然のように東京の街路樹も6割以上が火災によって焼失しましたが、そんな中で多くが燃え残って延焼を防いだ立役者になったのがイチョウ並木でした。
ちなみに東京都千代田区大手町には今でも「震災イチョウ」と呼ばれる木が残されており、関東大震災を経験したイチョウが今でも元気に立っているそう。
これを契機にしてイチョウが火に強い事が実証され、東京の街の復興の際には街路樹としてイチョウを採用する運びに。
しかし・・・関東大震災のあったわずか2年後に長岡はこの世を去り、街路樹といえばイチョウ並木という東京の街並みを見ることは叶いませんでした。
震災復興ではあの長岡の準備していた苗圃が活用され、蒔いた種は遂に花開いたわけですね。
という事で、
街路樹にイチョウが多いのは火に強い木だから
でした。
進士学長「チコちゃんが今まで出会った人の中で、この人は火に強いなぁって思う人はだーれ?」
チコちゃん「いや!学長!何を聞きまんねんな!それ。そんな質問来る思いませんがな!まあ引田天功ぐらいですか?」
日本の元祖イリュージョニストw
“元祖”休憩中・・・コーナー
ここで「休憩中・・・コーナー」の原型ともいえるミニコーナーが復活。
今ではちょっとした疑問を出題したり、特集を組んだりするコーナーになっている休憩中・・・コーナーですが、登場したての時は紅白歌合戦について何やらチコちゃんと岡村さんが2人きりで相談事というコーナーだったんですよね。
あれはほぼ1年前のやはり年末拡大SPの時でした。
岡村「ねぇねぇチコちゃん。」
チコちゃん「あら!?どうしたの?笑」
いつものチコちゃんのセリフで切り出す岡村さんに戸惑うチコちゃんw
岡村「ちょっとなぁ・・・これおかしいなぁ思って。」「いや。ないねん。」
チコちゃん「なに?結婚?」
岡村「違う違う。結婚はまだないのよ。」「あれやんか。紅白のオファーやんか。」
去年の紅白歌合戦にはガッツリ登場して疑問まで出題したチコちゃんと岡村さん。
さらに2020年の大河ドラマで遂に大河俳優となる岡村さんの事ですから、オファーがあって然るべきというその意見w
岡村「なんなら審査員席に座ってたって別におかしくないのよ!忘れてんの?忙しいの?」
チコちゃんはあくまで「私たちの出番はない派」の意見で反論しますが、
岡村「ほんならもう・・・行くか。」
という事で「NHK紅白歌合戦 潜入決定!」というテロップw
岡村「もう行く!」
ナレーション「果たして呼ばれていもいない2人を紅白は入れてくれるのか?大晦日、何も映らなかったらごめんなさい。」
色々と含みを持たせるような言い方w これは実際に観て確かめるしかなさそうです。
スポンサーリンクひだまりの縁側で・・・コーナー
2019年最後のこのコーナー。
令和元年もこれで仕事納めなチコちゃんに叱られる!ですがキョエちゃんがくわえているのはいつものハガキではなく指示棒。
2020年の抱負を聞くキョエちゃんに「積極的にバンバン婚活行きますよ。笑」と半笑いで回答する岡村さんw
その後はいつもの岡村さんをイジるキョエちゃんと岡村さんの対決風景w
さて、そんな事は置いておいて、年末恒例の「おたより大紹介スペシャル」と題してパネルに貼り付けられた大量のおたよりたち。
やっぱりチコちゃんのイラストが大半ですが、ちょっと寂しそうな岡村さんw
他にはチコちゃんの髪型を真似た写真も多く寄せられているようですね。
中にはキョエちゃんに見える大根の写真があったりw
キョエちゃん「その大根食いたい!早く生ゴミにならないかなぁ。」
続いては工作品ゾーンも紹介。ぬいぐるみだったり、仕掛けが施されたチコちゃん人形だったり。
そして最後に紹介されたのはキョエちゃんの手作りぬいぐるみ。
キョエちゃん「仲間が出来てうれしい~!ありがとう~!」
ということでおたよりの宛先は、
〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て
※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。
番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan
キョエちゃん「皆さん是非、生ゴミも送ってください。待ってまーす!」
岡村「いりませんよ!」
チコちゃん「生ゴミダメよ!絶対に!」
絶対に送ってはいけません。
最後のメッセージは、
岡村&チコちゃん「たくさんのおたよりありがとうございます。これからもどしどしお寄せください」
キョエちゃん「待ってまーす!」
次回放送予定は?
次回も拡大版(放送時間が88分なので超拡大版)が放送される予定で、
「新春『麒麟がくる』コラボスペシャル」となっていますね。新年らしくチコちゃんは着物姿でおめかし。
[telemap]チコちゃんに叱られる! 0103_ https://t.co/z5k2WmKFFP
— What an Interesting (@WIW_on_Twi) December 28, 2019
19年1月3日(金) 夜7:20スタート(一部地域を除く)
19年1月4日(土) 朝8:15スタート(再放送枠)
拡大版は7:30スタートが慣例ですが、今回は10分早い7:20スタートなのでお間違えなく。
放送時間も88分と超拡大版。
登場予定のゲストは全て初登場で長谷川博己さん、堺正章さん、門脇麦さんのメンバー。
そして放送予定の疑問は「お年玉」「たこあげ」「イルミネーション」「シルエット」「明智光秀」に関するものが出題予定で、
- シルエットはなぜシルエットという?
の疑問が登場するのではないかという予想。
さらに「NHKたぶんこうだったんじゃないか時代劇」と題してVTRゲストに目黒祐樹さんと池田鉄洋さんが登場したり、「まんが昔ばなし」には市原悦子さん風のナレーションで清水ミチコさんが登場したりと豪華仕様。
また「働き方改革のコーナー」には史上初のゲストが登場という事で堺正章さんが参加するとの事。
そしてエンディングのキョエちゃんのおはがきコーナーではへその緒についての相談が寄せられているとか。
という事で次回が待ち遠しいですね。
第74回放送の全記事はコチラで
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから