第90回 NHK「チコちゃんに叱られる!」小学生がランドセルを持つ理由?&万国解体ショー
20年5月8日放送の第90回 NHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介された疑問は、小学生がランドセルを持つのはなぜ?という内容。そして働き方改革のコーナーでは今回から目指せサマーバケーションと銘打って「万国解体ショー2連発」を紹介。
ということで、20年5月8日に放送された第90回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。
※本記事では番組後半に紹介された疑問をまとめておりますので前半の2問は別記事でフォロー。
スポンサーリンク出演者
【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)
【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史
【ゲスト】田中美佐子、千葉雄大
【VTR】つば九郎、田口トモロヲ
休憩中(働き方改革のコーナー)
万国解体ショー2連発!
GWはもう過ぎてしまいましたが、次に目指すのは「世の中みんなが笑って迎えられる夏休み」という事で、
「目指せサマーバケーション 働き方改革のコーナー」
今回の特集は、
「見たらまぁまぁ面白い 万国解体ショー」または「世界が驚嘆! 万国解体ショー 2連発!」。
まずは、
「巨大立体交差解体ショー」
中国・南昌市にある全長580mの巨大立体交差の解体現場。
YouTube動画。
掘削機を付けたショベルカーが約200台並んで一斉に解体。
見た目はまるでキリンの群れ。
街の交通を少しでも早く回復させるためにとった人海戦術が功を奏して僅か8時間で解体終了。
続いては、
「巨大ガスタンク解体ショー」
YouTube動画。
球状のガスタンクの解体現場では、黄色い線を引いた後に、その線に沿って切り取っていくのですが、その姿はまるでリンゴの皮むき。
その名も「リンゴ皮むき工法」と言い、ベステラ株式会社が大型貯槽の切断解体方法として特許取得済み。
切り出された鋼板が渦を巻いて地上に落ちていくので、細かく裁断する作業は地上で行えるというメリットがあるとの事。
その為に高所作業の負担が減って、工期短縮・コスト削減・高い安全性の確保に寄与しているそうです。
チコちゃんではBGMに「林檎殺人事件」を合わせるというセンスw
岡村「曲が気になる。笑」
最後にミニコーナーのにらめっこ。
軍配を持って武将の姿のチコちゃん。
スポンサーリンクチコちゃんの疑問その3
小学生がランドセルを持つのはなぜ?
3問目は笑いから入るやつですが、
チコちゃん「ダイアモンドって傷つかないの?」
田中美佐子さんのデビュー作となったドラマw
指名は、この中で一番子育て経験豊富なステキな大人ってだーれ?
両手を挙げてちょっと変顔をしておどける田中美佐子さんが解答者に。
チコちゃんの疑問は、
なんで小学生はランドセルを持っているの?
学校指定のモノという点に触れつつ、猫背対策という答えに行きついた田中美佐子さんw
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
その他に千葉雄大さんから転んだ時のガードという説や、岡村さんからフタをかぶると頭が守れるヘルメット説が出ていますが、
チコちゃんの答えは、
学習院が採用したから
解説は日本鞄協会 ランドセル工業会会長の林州代さん。
天皇陛下が通われていた事でもお馴染の学習院。その初等科(小学校)がランドセルを導入したのがきっかけで小学校のカバン=ランドセルとう文化が定着したのだそう。
明治10年に開校された学習院は華族(当時の上流家庭)の教育を目的としながら平民の入学も許可されていたというのがポイントで、ここで一つ問題が発生。
通学時に馬車で通って使用人に荷物を預ける生徒がいたのに対して、風呂敷で勉強道具を自ら持ち運ぶ生徒もいたりと家庭環境の差が激しく、これに対して学校側は「学校は皆平等。家庭環境を教育の場に持ち込むのは良くない」として学習院の生徒は学用品を自分の手で持ってくるという校則を打ち出します。
この際に中学3年生以下の生徒に対し共通の通学カバンを採用したのですが、それが当時日本の軍隊で使われていた「背のう」という布製のカバン。
両手が使えて容量も大きかったので学生にはピッタリとされたとの事。
こうして学習院開校から8年後の明治18年に学習院の生徒は背のうを背負って歩いて通学するのが当たり前に。
そしてこの背のうが転じてランドセルと呼ばれるようになるのですが、その語源はオランダ語のランセル。
背のう自体がオランダから持ち込まれたものだったのでそう呼ばれたんですね。
今では箱型が定番のランドセルですが、その形になったきっかけは、
明治20年にのちの大正天皇が学習院初等科にご入学の際に当時の総理大臣・伊藤博文が特注の背のうを献上されたのがその始まり。
同型のものが今でも学習院に残されているそうで、それがコチラの学習院型ランドセル。
サイドに筆箱を収納できるスペースが設けられていたり、フタが上に開く構造だったりと100年以上経過した現在でも基本的なスタイルは一緒。
そしてこの学習院型ランドセルが全国に普及したのは昭和30年代に入ってから。
その背景には2つあり、
その1つが高度経済成長期で一般の家庭も豊かになったので高価な革製の学習院型ランドセルにも手が届くようになった事と、
2つ目にこの頃に増えた勉強道具や教科書に対応するべく頑丈で容量の大きいカバンが求められたからとの事。
そして同じ頃に黒に加えて赤のランドセルも全国に普及。
男の子は黒のランドセル、女の子は赤のランドセルという定番がこの頃生まれる事に。
なぜ赤いランドセルが生まれたのか?というと、それは、
当時の染色技術では牛革をムラなく染めるには黒か赤しか無かったからだそう。
その後に染色技術が進んだことでカラフルなランドセルが市場に登場。
他にランドセルが根付いた理由として、
両手が空くので安心・安全・便利というのが第一として、その他に手提げカバンや肩掛けカバンに比べて両肩で背負うので体への負担が少なく、後ろに転んでもランドセルがクッションになって頭を打たないようにというガード的な役割もあるとか。
実際に転んで頭が守られる様子を再現する林さんw
ちなみに昨今になって「重いランドセルが逆に子どもの負担になるのでは?」という懸念も生まれたために、今では1kgを切るような軽量型のランドセルも売られていたり。
という事でこちらが結論。
小学生がランドセルを持つのは学習院が採用したから
でした。
背負っているものは何?という質問には、
チコちゃん「人間の業。」
学校で決まっているという話題を出していた田中美佐子さんでしたが、学習院には到達せず残念。
千葉雄大さんは転んだ時のガード説を挙げていたので割と近かったり。
最後に塚原愛アナから補足。
各国の通学カバンの紹介では、
イギリス「サッシェル」、中国「ツーパオ」、ドイツ「ランシェン」など。
最後にこぼれ話。林さんが転ぶシーンは12回も実演したとの事w
千葉雄大さんが出演しているドラマ「いいね!光源氏くん」の番宣が入って本編終了。
スポンサーリンクひだまりの縁側で・・・コーナー
最後はおたよりコーナー。
キョエクリーンサービスというお掃除サービスで岡村さんの家を訪問するキョエちゃんというミニコントw
キョエちゃん「仕上げにツナ缶に残っていた油で床を磨いておきました。またのご利用をお待ち致しました~!」
言葉遣いに違和感があるキョエちゃんw
今回のおたよりは掃除の時間にどうしてもホウキ係になりたいという子から。
イラスト付きですが岡村さんだけ省かれているというw
チコちゃんの知り合いのおじさんは掃除の時間がときめきの時間だったそうで、ホウキ係の女の子が初恋相手で、ある日「アンタちりとり上手いなぁ~。」と褒められたせいでのぼせあがってしまい、ちりとり係を極めんと頑張ったとか。
掃除の時間でも頑張れば何か良い事があるのでは?というまとめ。
という事でおたよりのあて先は、
〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て
※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。
番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan
ですね。
最後にキョエちゃんに「なに係?」と聞いてみると「七曲署捜査一係」という答えw
ついでに「♪チコちゃん~キョエちゃん~愛ちゃん~大竹まこと~チコちゃん~」と替え歌披露w
岡村「俺は!?俺入ってへんやん!大竹まことより入れといてって・・・」
最後の2人の回答は、
チコちゃん&岡村「頑張れば良い事ある。一生懸命やってみましょう」
次回放送予定は?
次回放送予定は、
20年5月15日(金) 夜7:57スタート(一部地域を除く)
20年5月16日(土) 朝8:15スタート(再放送枠)
となっていますが、放送内容としては、
「すでにやったけど、同じ質問をいただいたSP」
と題してこれまで紹介された疑問を総集編方式で放送する予定となっていますね。
という事で新エピソード公開はお預け。
今のところはリモート収録のような状態にはなっておらず、総集編や再放送で凌いでいるチコちゃんに叱られるですが、今後はどうなっていくんでしょうか?
前半の第1問、第2問はコチラの記事で。
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから