新聞紙や段ボールを紐でまとめる「ひもくるりん」は六角棒レンチで代用可。使い方のコツは?
新聞紙や段ボールをまとめて資源回収などに出す際にはビニール紐で縛ってまとめるのが普通ですが、意外とキッチリ縛るのは面倒。そんな時に活躍する便利グッズ「ひもくるりん」。確かにコツを掴めば簡単にまとめられますが、実は一般的な工具である六角棒レンチ一本で代用できるのはご存知ですか?
そこでひもくるりんの代わりに六角棒レンチ一本で紐を縛るそのやり方についてご紹介します。また「どうやってもきつく縛れない」「外れる」といったお悩みの方へのアドバイスも合わせて。
スポンサーリンクひもくるりんとは?
様々なメーカーが類似商品を発売している「ひもくるりん」はメーカーによっては、
- くるくる簡単結束器
- くるくる結束器
- ひも結束グッズ
- 重宝さん
- 巻えもん
- ラクラクひも結束
- リサイクル新聞しばり
などなど色んなネーミングが付けられて売られており、販売店によってはダイソーやセリアなどの100均でも販売されているようですね。
これらの全ての製品に共通しているのが「金属製のフック」が付いているという事。
製品によってはビニール紐を切るカッターが一緒に付いていたりしていますが、一番肝心なのはこのフック部分。
アールをつけて少し曲線的なフック形状になっているパターンもありますが、
要するにくの字に曲がった金属棒を用意すればいいので、ちょうどいいモノは無いかと家を探してみると六角棒レンチでいけそうですよね。
六角棒レンチで結ぶやり方は?
用意するのは、
- 2mm~5mmの六角棒レンチ一本 (使いやすいのは4mm辺り)
- ビニール紐
- ハサミ
だけ。
六角棒、六角スパナ、ヘックスキー、ヘキサゴンレンチなどなど色々な呼び名がありますが、
使い方は基本的にひもくるりんなどの専用品と一緒で、
コチラのYouTube動画をご参考に。※動画を参考にする場合の注意点は後ほど。
ただし、六角レンチの場合はあくまで90°に曲がった金属棒であって、何かを引っかけるようなフックの用途はないので、
紐をかける時にくの字の角部分で引っ張ってテンションをかけるようなやり方でくるくると回すようにするのがコツ。
六角レンチの短い方の先端を親指で押さえて紐が抜けないように注意しつつ、くるっと半回転。
半回転させたら今度は人差し指で押さえつつ、※慣れれば指先で押さえる事も無く巻けるようになります。
これを繰り返していくとこんな具合にビニール紐でこよりが出来た状態に。
あとは結び目の根元の部分に合わせてトグロを作るようにして巻き付いた紐を六角レンチから引き抜き、余った部分をハサミで切れば完了です。
スポンサーリンク六角レンチの径について2mm~5mmとしていますが、4mm辺りが一番使いやすいような気がします。
一般的に家電や家具を買った際に組み立て用で付属してくる六角レンチの径は5mmのものが多いと思いますが、5mmになると巻き付いた紐を引き抜く際にそこそこ力が必要だったりしますね。
逆に細い径のものは紐を引き抜きやすい反面、紐を引っ張ってテンションをかける際に誤って折れそうな不安があったりなので、バランスが良くオススメなのが4mm辺り。
正直、私はひもくるりんも含めて製品となっているものを全く使った事がありません。
つまり、六角レンチを使って束ねる方法しかやった事が無いのですが、何の不都合も無いので問題ナシ。
使い方の注意点は?
最後に注意点。
これは六角レンチを使う場合に限らず、ひもくるりんなどの専用器具を使う場合にも共通して言えそうな注意点ですが、
紐をくるくる巻く際に、
ある程度巻いたらグッとかなり力強く引っ張ってテンションをかけ、さらに巻き続ける
というのがポイントです。
「きつく縛れない」「紐の部分を持って持ち上げたら外れる」といったクレームを訴えているユーザーの方がネットで散見されますが、それは使い方が間違っている(テンションのかけ方が甘い)のでは?と思っています。
YouTube動画にアップされているひもくるりんの使い方動画をほとんどチェックしてみましたが、ほぼ全て「緩すぎ」ですね。
新聞紙や段ボールに巻かれた紐が「帯状態」で緩いままで完了していますが、個人的にはあの何倍も巻いて「細い紐状態」にするべきだと思っています。
悪い例である帯状態とはこんな感じ。巻き方が甘いのでトグロにつくった結び目もほどけて来てしまいました。
コチラが理想形。段ボールに巻かれた紐が細くなっているのがお分かりでしょうか?
しっかりテンションがかかっているので段ボールも凹んじゃっていますよね。結び目も固くトグロを巻いているのでほどける様子はゼロ。
正直ここまで思いっきり縛ると紐と段ボールの間に指が入らないほどにきつく結束されるのでほどほどに。
やり過ぎるとビニール紐が切れてしまいそうですが、7年以上ずっとこの方法できつく縛っていて、今の所切れた経験はありません。
この方法で結んでしまえば段ボールを何十枚と重ねて重量10kgオーバーとヘビー級になっても全然平気。
紐の部分を持って余裕で持ち運べるようになります。まとめた段ボール分かなり重くなるのでそれはまた違う問題ですが。
こんな感じでわざわざ専用品を買わなくても、どこの家庭にもありそうな一般的な工具である六角棒レンチを使って段ボールや新聞紙を束ねる方法についてご紹介しました。
工具として使う場合は先端がボールポイントになったものが便利なのでセットを購入しておくと良いですね。