林先生の初耳学でガチ検証!日焼けサロンに通うと本当に花粉症の症状は治る?
20年5月24日放送のTBS系「林先生の初耳学」では「初耳トライ やってみたらどうなる学」の企画で花粉症に悩むルー大柴、大トニー、餅田コシヒカリの3人が2週間日焼けサロンに通い花粉症の症状が改善するかどうかをガチ検証。林先生も「この番組史上最高度に衝撃を受けています。」と思わず漏らしたほどの驚きの結果とは?
見逃してしまった方は是非チェックしてみてください。合わせて日焼けマシンに関して番組では紹介されていないポイントも紹介しておりますので是非ご覧ください。
スポンサーリンク日光と花粉症
そもそもこの検証企画の発端は、
「日に焼けることで花粉症を抑えるビタミンが体内で作られ、その症状が改善される」
と言われているからだそう。
関連した書籍も発売されていて、
現役の医師である斎藤糧三先生が書いたコチラの本によると「花粉症はビタミンDが体の中で少なくなる事で起きる」とか。
つまり「ビタミンD不足を解消すれば花粉症の症状も改善する」という意味ですよね。
ビタミンDは日光に当たる事で体内で作られるので、日に焼ける事が多いサーファーには花粉症が少ないと言われているのだとか。
ということは、
オーソドックスに日光浴をするだけではなく、日焼けサロンでも同じ効果が期待できるのでは?という事で、
花粉症の症状を長年抱えているというルー大柴、大トニー、餅田コシヒカリの3名が実際に日焼けサロンに通って検証してみる事に。
先ほどの書籍の著者である斎藤糧三先生によると「2週間ほどで変化が出るハズ。」との事ですが、こればっかりは実際に実験してみないと分からないそう。
実験スタート
3月の高尾山に花粉症を抱えているというルー大柴(花粉症歴5年)、大トニー(花粉症歴6年)、餅田コシヒカリ(花粉症歴19年)の3名が集合。
花粉が多く舞う時期に山の中に集合させられたとあって、餅田コシヒカリさんは鼻水が止まらない様子で、大トニーさんは外にいるだけで既に嫌そう。。そしてルー大柴さんも目のかゆみはさっそく訴えている状態。
やはり3人とも花粉症の症状がもう出てきているようですが、
実験を前に血液中のビタミンD量を測定。
ビタミンD量が20ng/ml以下はビタミンD欠乏の傾向にあるそうですが、
- ルー大柴 14.8ng/ml
- 大トニー 12.0ng/ml
- 餅田コシヒカリ 12.9ng/ml
と3人ともがビタミンD不足という診断。
実験はこのようなスケジュールで敢行。合計で7回日焼けサロンに通うという事になりますね。
肌の状態を確認するため、初回は10分だけ日焼けマシンに入って慣らし運転。
続いて、中2日の肌休を取ったのちに2回目の日焼けマシン入り。そこからは1日おきに日焼けする予定ですね。
2回目の日焼けマシン入りの直後に現状の花粉症の症状について伺ってみると、まだ変化なしとの事。
大トニー「3日間ぐらいほぼ家出てなくて。正直だいぶ楽な方なんですけど、外に出ている時よりは。」
ちなみに花粉症の症状について客観的な数字として、1日のうちにどれだけ鼻をかんだかをチェック。鼻をかむのに使ったティッシュを全て保存して、その量が2週間でどれだけ減るかという点に注目。
大トニーさんのティッシュ使用量は1日目13枚、2日目12枚という推移。特に変化なしですね。
続いて餅田コシヒカリさんですが2回目の日焼け後にインタビューすると「くしゃみはそんなに出なくなったかも?」との事。
ただしティッシュ使用量は1日目25枚、2日目16枚とかなり盛大に花粉症の症状が出ているようですね。
ルー大柴さんは2回目の日焼け後に「徐々に良くなってる。くしゃみも少なくなりました。」と既に体感として効果が出ている様子。※ここではティッシュ使用量についてのデータはナシ。
スポンサーリンク検証6日目(日焼け3回目)
そして検証スタートから約1週間。3回目の日焼けを行う3人。
餅田コシヒカリ「鼻詰まりがちょっと良くなった気がします。しつこく鼻をかまなくなりました。」
ティッシュ使用量も5日目11枚と減っている模様。
大トニー「めちゃくちゃ良いです!鼻もそうですし、目もかゆくならないし。いつも朝が結構きついんですよ。絶対鼻かむんですけど、それも全然無かったです。」
ここもティッシュ使用量についてのデータは省略されていましたが、2人の明るい表情からは相当効果を実感している様子がうかがえます。
2週間後(日焼け7回)の結果は?
14日が経ってすっかり日焼けした姿に変身した3人ですが、日焼け跡を見ると一目瞭然。
そして気になる花粉症についてですが、
餅田コシヒカリ「全然くしゃみも出ないですし、鼻のムズムズ感が一切なくて。鼻をかまなくて良くなったってのが本当に変わりました。」
鼻が通ったので普通に空気が吸えるようになったとか。
実験前はいかにも鼻声といった感じだったのがスッキリと改善。
さらに血液中のビタミンD量を測定してみると、
- 餅田コシヒカリ 31.1ng/ml
と大きく数値アップ。
斎藤糧三先生も「驚きましたね。これは。欠乏だったのが欠乏じゃなくなったんですね。花粉症が良くなったのもうなずけると思いますね。」と太鼓判。
続いて、
大トニー「花粉症の症状は全くないです!鼻、くしゃみ、目のかゆみ全部ないです。完治しました。はい。」
ティッシュ使用量は実験が進むにつれてどんどん減って行って、最終日の14日目には何と1枚使用という結果。
ビタミンD量も
- 大トニー 25.9ng/ml
と数値アップ。
最後にルー大柴さんですが、ハッキリと花粉症の症状が改善しているという実感があるようで、
ビタミンD量は、
- ルー大柴 19.8ng/ml
と何とか基準値ギリギリですが、改善したという結果。
また、番組では3人の芸能人の他に一般の方8人にも合わせて同じ実験を行って検証した結果、
一般の方8人平均のデータだと、
13.6ng/ml → 22.7ng/ml
ですね。
という事で実験の結論としては、
日焼けサロンに2週間通うと個人差はあれど花粉所が改善したと感じる人が多かった
ですね。※あくまで個人の感想なので必ず効果が現れるかどうかは分からないので悪しからず。
ここで一つ気になるのは、
血中のビタミンD濃度が低いのに特に花粉症に悩んでいない方や、逆にビタミンD濃度が十分なのに花粉症の症状があったりというケースもあるので、ビタミンD濃度が高いのに花粉症の症状があるという人も日焼けサロンで症状が解消するのかも検証して欲しかったところ。まあその場合は肌が小麦色になる以外は変化が無さそうですが。
コチラの実験は公式YouTube動画で公開されていますので動画でご覧になりたい方はぞうぞ。
日焼けマシンは危険?
最後に番組では触れられなかった補足情報をまとめてご紹介。
サロンで使用される日焼けマシンは、
波長の短い有害な紫外線であるUVBの照射をある程度コントロールする一方で、波長が長く害が少ないと言われているUVAを主に使って肌を焼くので皮膚への悪影響は無い
とされています。
ただし、WHO(世界保健機関)が設定している日焼けマシンの発がん性リスク分類はアスベストやタバコなどと同様に扱われている点も留意が必要です。※日焼けマシンだけではなく太陽光に曝されるという普通の行為も同様の発がん性リスク分類なので紫外線照射をひっくるめてリスクがあるという捉え方の方が正しい認識ですね。とりわけ日焼けマシンが悪いという意味ではありません。
このように、日焼けは言うなれば皮膚の防御反応の一種ですので「日焼けする=害がある」という意味でもあるわけです。害が少ないと言われるUVAでもシミの発生原因になると言われているのでUVAなら無害とは言い切れないのが事実。
当然、ビタミンDの体内生成は日焼けマシンではなくても太陽光でも普通に起こるのですが、1週間に2、3回10分~15分ほど太陽光を浴びれば十分という皮膚科医師もいたり。また、顔はビタミンDの生成があまりされない部位なので顔をさらす必要はありません。
ビタミンDの体内生成に関わるのは主にUVBですが、この紫外線はガラスを透過しない性質があるので、窓際にいて陽の光を浴びてもビタミンDは作られないのは残念な所。
ということはビタミンDのサプリメントでも摂ってやればそれで良いような気もしないではないですがその辺はスルーしてw
ちなみに食品からビタミンDを摂取する場合はキクラゲ、しらす干し、イワシ、鮭などを取り入れるのがオススメ。
以上、TBS系「林先生の初耳学」から2週間に渡って日焼けサロンに通って日焼けをすると花粉症の症状は改善するか?という検証企画についてでした。ご参考に。