コロナ特別定額給付金郵送申請の申請書の詳しい書き方をコールセンターに聞いてみた
新型コロナ対策の一環として1人あたり10万円が給付される「特別定額給付金」について申請方法はオンライン申請と郵送申請の2種類が用意されていますが、郵送申請についてその詳しい書き方について総務省コールセンターと市区町村が用意しているコールセンターの2か所に問い合わせて聞いてみましたのでその回答内容についてご紹介します。
スポンサーリンク郵送申請について
※参考にした市区町村は埼玉県草加市となっていますのでご注意ください。
草加市では20年5月29日から発送作業が始まり、3日間ほどかけて申請書が発送される予定となっているようですね。
申請期限は『20年8月31日』
申請期間としては3か月となっていて、かなり短い期間で設定されているので注意が必要ですね。
申請書一式
※参考にした市区町村は埼玉県草加市となっていますのでご注意ください。
- 切り取り線のある申請書(申請書控付き)
- 特別定額給付金のご案内
- 特別定額給付金申請書の書き方
- 返信用封筒
の4点。
この中で記入の必要があるのは「申請書のみ」で最も大事な書類となっていますね。
申請書は切り取り線で「申請書」と「申請書控」の2つに切り離すようになっていて、申請書控については“給付が完了するまで保管しておく”という指示になっているので給付金を受け取るまでは捨てないように要注意。
「特別定額給付金のご案内」は給付金についての概要や申請方法などの案内、コールセンターの問い合わせ先などの情報が記載された書類。
「特別定額給付金申請書の書き方」はその名の通り、書き方の見本書類。この見本とにらめっこしながら申請書を記入していくという手順になります。
「返信用封筒」はのり面がついた封筒で切手は不要。発送元住所などの情報も記入する必要はないので、仕上がった申請書を入れて封をすればあとはポスト投函するのみですね。
注意点があるとすれば封筒の差出有効期間が『20年9月30日』になっているという点でしょうか。
繰り返しになりますが申請期限は『20年8月31日』となっているので、封筒を見て20年9月30日まで申請は間に合うと勘違いしないように。要注意です。
申請書の書き方Q&A
さて、ここからが本題ですが、申請書を書いていくうえで個人的にひっかかった点については、
- 押印はシャチハタ印の使用はOK?
- 誤って「給付を希望しない」にチェックを入れてしまった場合の訂正方法は?
- 三菱UFJ銀行の銀行名が旧名の「三菱東京UFJ銀行」の表記の書類(通帳またはキャッシュカード)の写しでもOK?
- 店番(支店コード)は空欄のまま?
- 通帳の写しは表紙?見開きページ?
- 写しは白黒(モノクロ)コピー?カラーコピー?
- 申請書が破れてしまった、濡れてしまったケースで再発行は出来る?
以上の7点。
という事でまずは総務省が開設しているコールセンター:0120-260-020へ電話して聞いてみる事に。
回答一覧は、
- シャチハタ印は消えるリスクがあるので避けた方が無難。印ではなくボールペン記名でも可能なのでそちらの検討も
- 誤記した場合はチェックマークに「二重線と訂正印」をする事で対処
- 旧銀行名の「三菱東京UFJ」表記のキャッシュカードや通帳でも使用可能
- 店番(支店コード)は記入した方が無難 ※詳しくは市区町村へ問い合わせ
- 通帳の写しは表紙ではなく、1ページめくった見開きページを使う
- コピーは白黒(モノクロ)コピーでOK
- ※詳しくは市区町村へ問い合わせ
といった具合。
総務省が設置しているコールセンターでは「おおよその説明」になるので、かなり突っ込んだ質問内容になると「詳しくは市区町村へ問い合わせしてください」という対応になるようですね。
「※印」で表記している回答については、市区町村ごとに対応が異なって来るポイントみたいなので別途確認した方が良さそうですね。
ということで、続いては市区町村のコールセンター(草加市特別定額給付金コールセンター:0570-026-544)に問い合わせしてみます。※今回は埼玉県草加市をモデルケースにしているためご自身の問い合わせ先は別途お調べください
同じ質問内容をお聞きした所、回答一覧は、
- シャチハタ印でOK
- 総務省回答と同じ
- 総務省回答と同じ
- 店番(支店コード)は記入してください
- 総務省回答と同じ
- 総務省回答と同じ
- 現時点(20年5月31日時点)では再発行希望などの事例が発生していないので不明
との事でした。
スポンサーリンクQ&Aについて補足
シャチハタ印の使用については市区町村に確認するとOKという回答。
総務省回答では「シャチハタ印は避けた方が無難」というものだったので少し食い違いがありますが、あくまで「無難」という表現で「不可」ではなかったので正反対の答えというわけでもないですよね。
訂正についてはチェックマークに限らず、誤記してしまった場合は適当にボールペンで塗りつぶしたりせず、全て「二重線と訂正印」で対処しましょう。
銀行名については「三菱東京UFJ銀行→三菱UFJ銀行」のケースについては使用可能という確認をとっていますので、他の銀行でも同様かどうかは不明です。
店番(支店コード)についてですが、実は見本書類では「空欄」になっているのでちょっと迷う所。
その他の記入先には黒丸、文字列、バツ印などで「記入しなさい」と明らかに分かるような表記になっていますが、店番(支店コード)だけは空欄のまま。
迷うところですが「記入してください」という回答をいただいたので記入しましょう。
通帳の写し(コピー)をとる場合は表紙ではなく、1枚めくった見開きページですね。※ゆうちょ銀行も同様です
通帳の表紙では口座名義人の名前が漢字表記になっているので使用不可。
市区町村ではカタカナ表記かアルファベット表記を見て確認をとるようですので見開きページのコピーをとりましょう。
書き方見本には「カナ又はアルファベット」としっかり指定があるものの、申請書自体には「口座番号が書かれた部分」となっているので迷うところですが、「カナ又はアルファベット」の指定に従うという事ですね。
自宅にコピー機がなく、コンビニなどでコピーをとる際はカラーコピーと白黒(モノクロ)コピーで料金差がありますが、
白黒コピーでOKなのでわざわざ割高なカラーコピーを選ぶ必要はありません。
コピーをとる際は、免許証や保険証などの本人確認書類と振込先金融機関の確認書類(通帳かキャッシュカード)を並べて一気にコピーをすれば1枚で済むのでオススメ。
コンビニでコピーをとる場合はコピー後に原本を置き忘れないように注意しましょう。
コピーだけ持って帰って、うっかり原本をコピー機に置きっぱなしというケースが多いようなのでお忘れなく。
申請書の再発行については不明なので今の時点では何とも言えません。「他の郵便物と一緒に誤って捨ててしまったのかもしれない」とかそういったケースも無きにしも非ずなので対応してもらえるのかもしれませんが今後どうなるか次第ですね。
という事で以上、コロナ特別定額給付金郵送申請の申請書の詳しい書き方について総務省と市区町村コールセンターの2か所に聞いて確認してみた結果についてでした。何かのご参考になれば。
※ご紹介した回答についてはあくまで一つのケースであり、市区町村によって対応が異なったりと絶対の回答とは限りませんので、不明点については改めてご自身でお問い合わせするのをオススメします。