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カルビは“どこでもいい肉”ってどういう意味?その歴史とは?第94回 NHK「チコちゃんに叱られる!」より


20年6月5日放送の第94回 NHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介された疑問は、カルビってなに?というもの。その答えは「どこでもいい肉」との事ですが、その裏側にある歴史とは?

ということで、20年6月5日に放送された第94回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。

※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】大竹まこと、夏菜

【VTR】斉木しげる、NAOTO

チコちゃんの疑問その2

カルビってなに?

2問目の指名は、

この中で一番、肉食系のステキな大人ってだーれ?

「色んな意味がありますもんね。笑」と思わず笑っちゃった夏菜さんが解答者。

夏菜さんは焼肉屋さんでは「ハラミとタン塩だけで生きている。」そうですが、

チコちゃんの疑問は、

カルビってなに?

特にこれといった解答が出ないまま、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

続けて岡村さんが答えると正解マークとピヨピヨ音。

チコちゃん「つまんねーヤツだな~。」

正解を言われてちょっと悔しいチコちゃんから漢字の問題。

「ようちえん」

岡村「幼稚園」正解!

夏菜「幼稚園」正解!

全員正解なるかと思いきや、大竹まことさんは「幼」の字が「約」みたいになって不正解。

不正解にヤケを起こしてペンのキャップを口にくわえてチコちゃんに向かって吹き出すという荒業w

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

大竹まこと「70にもなってだよ?二人正解して俺だけ・・・。ここそんなに引っ張る所じゃねーだろ!」

岡村「初めて恥ずかしくなってますよ。笑」

焼肉を食べている人にインタビューしてみると、豚か牛かも分からないという人が登場したりw

チコちゃんの答えは、

結局、どこでもいい肉

岡村「漢字も正解してこそのチコちゃんですから!」

お見事でした。

解説は全国焼肉協会の旦有孝専務理事。

実はカルビには“明確な定義はない”そうで、これはそもそもお肉の部位の名前でも無いそう。

牛肉というのは国が定めたルールによるとその部位は11に分かれていて、サーロイン、リブロース、ヒレ、もも、ばら等々。

ここにカルビは定義されていないんですね。

となるとカルビって一体何?という疑問が浮かびますが、

このカルビというのは「メニューの名前」というのが正解。

その語源は韓国語の「カルビクイ」と言われているそう。

韓国語でカルビはアバラ骨、クイは焼くという意味。

つまりカルビクイとは「脂身のある骨付きアバラ肉」を焼く料理の事。

これが日本に広まった際に省略されたカルビと呼ばれるように。

日本でも当初は脂身のある骨付きアバラ肉を提供していたそうですが、骨が付いていると食べづらいという要望から骨を除去して「脂身のあるアバラ肉」を提供するように変わっていったとか。

このアバラ肉(ばら部分)は部位として非常に大きく、切り分けるのが困難である事から解釈がさらに変化。

1960年頃の日本では「カルビ=脂身のある肉」という認識だったので、アバラ肉では無くても脂身さえあればカルビと呼ぶようになっていたそう。サーロインやリブロースであっても脂身が含まれていればカルビと呼んでいたんですね。

ちなみに昔の焼肉屋さんの精肉メニューは「カルビ」「ロース」ぐらいしかラインナップされておらず、カルビ=脂身のある肉、ロース=赤身という割とあいまいな分け方で十分だったとか。

確かに赤身orそれ以外みたいなイメージはありますよね。

ところが10年ほど前からお肉の部位を細かく分けて表示するように。

そのきっかけが2010年にとあるお店に入った客のクレーム。

赤身肉という意味で「ロース」と謳って「もも肉」を提供した所、お客から「これはもも肉でロースではない!」と指摘されたという一件。

これを問題視した国は焼肉店に対して細かくメニューを表示するように要請。

この結果、

ロースとして提供して良いのは総称としてロースと呼ばれる「かたロース、リブロース、サーロイン、ヒレ」のみに。

ももは「らんぷ、そともも、もも」のみにといったルールが作られました。

そしてこの時、消費者庁はカルビについて「部位名ではないのでどこのお肉を使っても構わない」といった見解を出したとか。

旦有孝理事曰く「信じられない話ですけどね。笑」

確かに、ロースには明確な決まりが出来たのにカルビは「どこでもいい」というのはなかなか納得のいかないルール作りですよね。

つまりお店によってカルビはどの部位が使われるのかバラバラなわけで、例えばあるお店では、

  • カルビ=リブロースの一部部位である「マキ」
  • カルビ=A5ランクサーロイン
  • カルビ=もも肉
  • カルビ=バラ肉
  • カルビ=かたロース

といった具合。

結局「カルビは美味しければどこでも良い」という旦有孝理事の結論w

チコちゃん「先生まで。笑」

このカルビ=どこでもいい肉という事実をグルメタレントの方は知ってるのかという点をハッキリさせるためにある人の元へインタビュー。

この流れだとアンジャッシュ渡部建さんかと思いきや、そこで待っていたのはEXILE、三代目JSBのNAOTOさん。

岡村「ジモンさんにしてあげてよ。」

実はNAOTOさんは寺門ジモンさんを食の師匠と仰いでいるという事で今回キャスティング。

NAOTOさんが挑戦するのは3つの部位を食べて「カルビ」か?「カルビじゃない」か?を答えるというクイズ。

NAOTOさんはカルビ=脂が多い肉という認識のようで、赤身と脂身のバランスがどの程度かに絞って推理し、3つともカルビという答え。

正解は3つともカルビで全問正解。

「ザブトン」だの「イチボ」だのと細かい部位を挙げて色々と能書きを垂れて間違えるハズと想定していたスタッフの敗北w

喜ぶNAOTOさんの一方で無言のスタッフw

ナレーション「それでもこの番組は全て正直にお届けします。」

ということでコチラが結論。

カルビとは結局、どこでもいい肉

でした。

結局どっちでもいいよと思うモノは??という質問には「鶴瓶派か上岡龍太郎派か。パペポの場合ね。」とチコちゃん。

「鶴瓶上岡パペポTV」ですね。もしくは「LIVE PAPEPO 鶴+龍」でもいいですがw

塚原愛アナから補足。

2010年以前は焼肉店で赤身のもも肉をロースとして提供するのが一般的でしたが、当時からロース部位をロースとして出しているお店もあったとか。

ちなみにNAOTOさんは焼肉は自分で焼く派ながらも、寺門ジモンさんと一緒の時は肉の焼き方を細かく指導されて未だに焼かせてもらえないとかw

ということで2問目はここまで。

※同放送回の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

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