主治医が見つかる診療所で紹介の「5秒頭皮筋膜伸ばし」で肩こり・腰痛改善のやり方とは?
20年7月9日放送のテレビ東京系「主治医が見つかる診療所」では頭皮の筋膜を効果的に伸ばす「5秒頭皮伸ばし」で肩こりや腰痛などの全身の不調を治すというそのやり方を紹介。
スポンサーリンク頭皮と筋膜
指導するのは田園調布長田整形外科の長田夏哉医師。
最近は新型コロナの影響で自宅にいる時間が増えた事で、寝違えのような首の急な痛みや、ぎっくり腰クラスのヒドイ腰痛で動けないといった症状を訴える患者さんが多く来院するようになっているとか。
そこで長田先生が症状改善の為に注目したのが、
筋膜(ファシア)
筋膜とは脂肪と筋肉の間にある薄い膜の事で、あらゆる箇所の筋肉を覆っていて全身をつないでいる組織。
通常は筋肉と共に伸び縮みしていますが、同じ姿勢や無理な姿勢を取り続けるとこの筋膜が硬くなり痛みにつながると指摘されているとか。
脂肪の下にあるので直接触れる事は出来ませんが、長田先生によるとあるチェック法で簡単にその硬さ具合を確かめられるそう。それが、
頭皮
頭皮の下には帽状腱膜と呼ばれる大きな筋膜が存在していて、この筋膜も例にもれず全身の筋膜とつながっている組織。
それは遠く離れた位置でも互いに影響し合っているそうで、例えば足の筋肉の張りを訴えている患者さんでチェックしてみると、頭頂部やおでこが硬くなっているというケースが多く見られるのだとか。
となるともっと近い位置にある肩や腰も頭皮の硬さに影響があるという意味でもありますよね。
そして「互いに影響し合っている」というポイントがミソで、それは頭皮を伸ばしてやる事で離れた場所の痛みも和らぐという意味でも。
長田先生も臨床の現場で頭をほぐすことで腰痛が改善するという例に多く当たっているそうなので、これは見逃せない情報。
さらに、実際に治療を受けた患者さんの中には、
- 高血圧の症状が落ち着いたというケース
- 疲れているのに眠りが浅いという不眠症状が改善したケース
- 手指の痛みが和らいだケース
- 視界が広くなってよく見えるようになったケース
などがあるとか。
頭皮伸ばしのやり方
まずは頭皮の硬さをセルフチェックするそのやり方から。
- 指を開いて頭頂部をつかむ
- 頭皮を頭のてっぺんに向かって寄せる
頭皮が動かない人はカチカチ頭でこっているという診断。
ヒドい人だと頭皮が動く気配が無いケースもあるそうですが、いかがでしょうか?
では実際に頭皮伸ばしに移って行きましょう。
おでこ伸ばし
まずはおでこから伸ばしていきますが、そのやり方は、
指先を使わずに指の関節部分を使う理由は、指先だと刺激が強すぎて逆に筋膜が緊張してしまうから。
また、押すのではなく引き上げるのもポイント。
このおでこ伸ばしでは首・腰の痛み改善や顔のたるみを解消してリフトアップさせる効果もあるとか。
スポンサーリンク頭頂部伸ばし
続いては頭頂部のアプローチ。
やり方は、
猫の手のようにした状態で指をやや開いて指関節を使って伸ばしていきましょう。
これらの2つの頭皮伸ばしを行った際の効果測定について番組で行ってみると、皮膚の弾力を計測する機器で頭皮伸ばし前後の数値比較では、
24.4 → 11.3
と大幅に弾力アップ。
おでこと頭頂部を伸ばしただけでこんな劇的な変化。
ちなみに循環器内科が専門の秋津壽男医師によると、
もし可能であれば家族やパートナーなどとお互いにやり合うのがさらに効果的だそう。
こうする事で、触れ合いによる幸せホルモン、オキシトシンが分泌されて、リラックス効果でますます筋肉の緊張がとれて筋膜がストレッチされるのだとか。
という事で以上、「主治医が見つかる診療所」から「5秒頭皮伸ばし」で腰痛や肩こりなどの体の不調を治すそのやり方についてでした。是非ご参考に。