What an Interesting World

日々の気になるトピックについてあれこれと役立つ情報を提供するサイト

なぜ日本中の池や湖にスワンボートがある?答えは“ある工夫”第98回 NHK「チコちゃんに叱られる!」より


20年7月10日放送の第98回 NHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介されたのは『なぜ日本中の池や湖にスワンボートがある?』という疑問。それはほんのちょっとした“ある工夫”のおかげでそうなったそうですがその答えとは?VTRで「チコジェクトX」も登場しつつその謎に迫ります。

ということで、20年7月10日に放送された第98回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。

※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。

スポンサーリンク

出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】かたせ梨乃、野々村真

【VTR】高橋真琴(画家)、田口トモロヲ

チコちゃんの疑問その2

なぜ日本中の池や湖にスワンボートがある?

2問目の指名は、

この中で一番、水辺が似合う爽やかな大人ってだーれ?

ここは「スーパーチコちゃんでお願いしますよ。」と野々村真さんが解答者に。

公園の池にある乗り物について尋ねるチコちゃんですが、

チコちゃんの疑問は、

なんで日本中の池や湖にスワンボートがあるの?

童話などの描写から湖には白鳥が浮いているイメージに強い憧れを持っているからという答えですが、

チコちゃんの「誰がそうしたの?」という追撃には「ハァッ!?」と野々村真さんw

結局「管理人の人?」と言っちゃったところで、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

チコちゃんの答えは、

良夫がしっぽをつけたから

正解を聞いても全くピンと来ないw

解説は明治時代から続くボート製造会社(スナガボート)の砂賀良夫会長。早速“良夫”さんが登場。

スワンボートの生みの親ご本人。

スワンボートの誕生があったから現在の会社も存続しているとの事ですが、そのまま「チコジェクトX」へ以降。

ナレーションはおなじもの田口トモロヲさん。

タイトルは「羽ばたけ!白鳥のように ~スワンボート誕生物語~」。

時は第二次ベビーブームに沸いていた昭和49年。

家族で楽しめるレジャーだったボートは大盛況。当時の映像ではボートの群れ群れ。

この頃、ボート製造会社の専務だった砂賀良夫は子どもたちが喜びそうなボート作りに精を出す毎日。

当時は5トン未満の趣味・レジャー目的の船は船舶免許の対象外とされていた関係で、もっぱら小型のエンジン付きのモーターボートの製造を手掛けていたそう。

子どもたちだけでもモーターボートを操縦していい時代だったんですね。

ところがそんな時代は長くは続かず、事故が相次いだことで、船舶職員法が昭和49年に改正されて免許取得が必須に。

となると小型モーターボート隆盛の時代は終わりを告げ、当時を振り返って「商売にならない。」と回顧する砂賀良夫会長。

そこで起死回生の一発として当時流行っていたあるモノに目を付けます。

陸のレジャーとしてサイクリングが盛んだったこともあって、足で漕げるボートを作ればいいのでは?と考えた砂賀良夫は、昭和50年に足漕ぎボートを世に送り出します。

ところが売れ行きはイマイチ。

スポンサーリンク

その原因はデザインにあると考えた砂賀良夫は、そのまるで上履きを2足並べたような形状の足漕ぎボートを改良。

「子どもが親しめるデザイン」を探る中で、ある時、会社の近くにある多々良沼に向かった所、目にした光景は白鳥が夕方に泳ぐ姿。

「真っ白なイメージで、それがすごく素晴らしく見えたんですよね。」

こうして昭和56年に白鳥型の足漕ぎボート、スワンボートが誕生。

しかし売れ行きは上向かず・・・。

多々良沼に通い詰めて何十回と白鳥を観察した挙句、2年後の昭和58年に改良型、2代目スワンボートが完成。

この時、砂賀良夫がスワンボートに施した改良が「しっぽ」。なぜ日本中の池や湖にスワンボートがある?答えは“しっぽ”第98回 NHK「チコちゃんに叱られる!」より

その結果・・・スワンボートはバカ売れ。

たったこれだけの違いですが、それが大きな違いとなって日本中の池や湖にスワンボートが浮かぶ時代が到来。

「しっぽのデザインをつけましたら、それで評判が良くなった。」

愛らしいフォルムが評判を呼んで「あのスワンに乗りたい!」という声が殺到した結果、受注は2か月待ち、3か月待ちという嬉しい悲鳴。

ナレーション「ただただ、しっぽを付けただけだった。」

失礼ですよw

さらに派生型としてパンダ、コアラと製造してコチラもヒット。挙句の果てにスワン型の遊覧船も。

ナレーション「白鳥はでっかくなった。」

そして、あれから40年経った今でも当時と変わらない姿のスワンボートが今でも手作りで製造継続。

現在は会社存続の為に新しい商品の開発に取り組んでいるという砂賀良夫会長。

ということでコチラが結論。

日本中の池や湖にスワンボートがあるのは良夫がしっぽをつけたから

でした。

好きな湖は?という質問には「チチカカ湖。」「ペルーとボリビアの国境の。」とチコちゃん。

理由は「略してチコ (チ湖)。」という納得の答えw

総括では「バックスタイルって大事。」というかたせ梨乃さんの一言で2問目はここまで。

※同放送回の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

 - エンタメ

スポンサーリンク