ジャージ、スウェット、トレーナーの違いは?第99回 NHK「チコちゃんに叱られる!」より
20年7月17日放送の第99回 NHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介されたのは『体操着のことをジャージというのはなぜ?』という言葉の由来についての疑問から派生して、スウェットやトレーナーという似たような言葉の違いについても一緒に解説。
ということで、20年7月17日に放送された第99回 NHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。
※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。
スポンサーリンク出演者
【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)
【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史
【ゲスト】夏木マリ、小林よしひさ
【VTR】山西惇、松永玲子
チコちゃんの疑問その3
体操着のことをジャージというのはなぜ?
3問目は笑いながら始まる定番パターン。
チコちゃん「マリちゃん。思わずつぶやいちゃったごめんなさい。」
3問目の指名は、
この中で一番、身だしなみを気にしているステキな大人ってだーれ?
順番的によしお兄さんが解答者に。
チコちゃんの疑問は、
なんで体操着のことをジャージっていうの?
ジャージさんという人物が広めたからという答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
夏木マリさんや岡村さんにも聞いてみると、外来語や上下で「ジャー・ジ」と呼ぶという説が飛び出しますが不正解。
リモートでインタビューしてみると、人物説や上下で「ジャー・ジ」説が飛び出してまんまの答えを言っちゃったよしお兄さん&岡村さんは赤面w
ということでチコちゃんの答えは、
ジャージー牛と同じ島で生まれたから
インタビューと同じ答えをしちゃった2人には、
チコちゃん「改めて、ボーっと生きてんじゃねーよ!」
このパターンで2回叱られるのは初のパターンw
解説は多摩美術大学の髙橋正教授。
ジャージとはジャージー島発祥の編み物生地の事で正しい表記はジャージー。英語だとjerseyですね
辞書的な説明だと、
柔らかく伸縮性のある厚手のメリヤス地の布の事で、このメリヤス編みの編み方を英語でjersey stitchと言うとか。
日本語だと平編み、天竺編みとも。
この編み方で作られたものは全てジャージーになるわけですが、そうなるとセーターなどもこの編み方で作られていたりするので、メリヤス編みのセーターはジャージーとも呼べるわけですね。
そしてこの編み方はジャージー島が発祥と言われていますが、
イギリス海峡に浮かぶチャンネル諸島のジャージー島はジャージー牛の原産地としても有名ですね。
ジャージー島では昔漁師が牛からとった毛で防寒用セーターを作っていたそうで、その時の編み方がこのジャージーステッチ。
という事はつまり、最初のジャージーはジャージー牛(の毛)で作られていたと。
そこからヨーロッパに徐々に広まっていき、やがては世界中に。
ジャージーステッチは編み物の中でも伸縮性があると共に耐久性に優れていてトレーニングウェアにはピッタリ。
特にアメリカではトレーニングウェアそのものを指してジャージーと呼んでいたりで、この文化が日本にも伝わった事で、体操着の事をジャージーと呼ぶようになり、そのうちジャージと省略されるように。
スポンサーリンク体を動かす時以外でも部屋着としても多く着られているジャージ(ジャージー)ですが、その他に部屋着のメジャーどころといえばスウェットも外せませんよね。
このスウェットというのは、1920年代にアメリカのベンジャミン・ラッセルがフットボールをやっている息子のために作ったのが最初と言われているそう。
大学のフットボール選手だった息子は当初はジャージーステッチの毛糸のシャツを着てプレーしていたそうですが、汗ですりむけて着心地は芳しくなく、そこで父親のベンジャミン・ラッセルはシャツの糸素材をコットンに変更して、さらに表側はジャージーステッチで、裏地はパイル織りで仕上げるというスウェット生地を新規開発。
外側は耐久性に優れながらも、内側はパイル織りで肌触りは上々。
スウェット生地は英語で汗を意味するsweatがそのまま生地のネーミングに。
ちなみにスウェットシャツと同じスタイルの服をトレーナーと呼んだりしますが、
実はスウェットもトレーナーも生地だけに着目すると全く同じもの。
このトレーナーは和製英語で1960年代にファッションプロデューサーの石津謙介氏が名づけたもの。
アイビールックの生みの親で、ヴァンジャケットの創業者でもあり、メンズファッションの神様と呼ばれた大人物。
当時の事を石津謙介氏の息子さんで服飾評論家の石津祥介さんに伺ってみると、
スウェットシャツを直訳して「汗シャツ」ではおかしいので、ボクシングファンだった石津謙介氏がボクサーのコーチをするスタッフであるトレーナーがスウェットの上下を着ていた事から名付けたのが由来だそう。
石津謙介氏が日本に広めた言葉は他にもあって、元々アメリカでアワードジャケットと呼んでいたものを「スタジアムジャンパー、スタジャン」と呼んで日本に紹介したり、
TPOという言葉も石津謙介氏が広めたワード。
昔の日本の学生たちはどんな時も詰襟姿が基本でしたが、Time(時) Place(場所) Occasion(場合)に合わせて服を着るという考え方に合わせて服を作ったとの事と。
ということでコチラが答え。
体操着のことを「ジャージ」というのはジャージー牛と同じ島で生まれたから
でした。
家にいる時はどんなものを着てる?という質問には「シャネルの5番。」という答えのチコちゃん。
寝る時の格好を尋ねられたマリリン・モンローが「シャネルNo.5」と答えたのは有名なお話ですよね。
ただ「裸よ。」と答えるのが嫌だったから、そう機転を利かせて答えたマリリン・モンロー伝説の名文句。
最後に補足。
VTRに登場した石津祥介さんはチコちゃんの大ファンで、やがて自分の個性が出てくるので様々なファッションに挑戦する事が大事というアドバイスを送ってくれたとか。
チコちゃん「私は今のところ、生着替えの予定はございませんので。」
そんなチコちゃんの返しで本編終了w
スポンサーリンクひだまりの縁側で・・・コーナー
おたよりコーナーではペットが欲しいと言い出すキョエちゃん。
飼いたいペットは岡村さんかと思いきや「おけら」だそうですがw
さて、今回のおたよりは岡村さんだけ「岡村」と呼び捨ての子からw
猫を飼った事を友だちにあまり言えないというお悩み。言えない理由は自慢していると思われるのが嫌だからだそうですが、
キョエちゃんにも友だちに言えない事を聞いてみると、
キョエちゃん「投資信託の積み立て投資をしている事!NISA!NISA!」「非課税だからオススメ~!」
変な鳴き声w
おたよりのあて先は、
〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て
※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。
番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan
ですね。
キョエちゃん「岡村に呪いをかけています。岡村の全部の靴下に穴が空きますように~。」
足元を確認するとホントに薄くなっている靴下を履いていた岡村さんw
最後のメッセージは、
チコちゃん&岡村「自慢してると思われないから猫を飼っているとお友達に言いましょう!」
で今回は以上。
次回放送予定は?
来週のいつもの時間帯は、
日本最強の城スペシャル「第6弾」
放送予定となっており、
次回予定は、
20年7月25日(土) 朝8:15スタート
となっているようですね。
いつもであれば再放送枠になる土曜日ですが今回は新エピソード公開になりそうで楽しみですね。 →第47回:2019年4月26日の再放送
※同放送回の疑問はコチラ
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