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なぜ箸を使う?2本の棒は何の為?「チコちゃんに叱られる!」より


20年8月14日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」はゲストに初登場となるSexy Zone菊池風磨さんと2回目となるYOUさんを迎えて紹介されたのは『なぜ箸を使う?』という日常生活に関する聞かれたらハッとしそうな素朴な疑問。

ということで、20年8月14日に放送されたNHK「チコちゃんに叱られる!」の様子をまとめてご紹介します。

※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】YOU、Sexy Zone 菊池風磨

【VTR】

チコちゃんの疑問その1

なぜ箸を使う?

渡哲也さん死去のニュースが差し込まれたために夜8時からの放送にズレた今回のチコちゃんに叱られる。

まずは2回目の登場で準レギュラーの肩書を得たYOUさんの紹介から、初登場のSexy Zone菊池風磨さんを「Sexy Zone」呼び。

早速、濡れ髪スタイルをイジられていますが、すぐに第1問目の指名は、

この中で一番、食事のマナーがわかっているステキな大人ってだーれ?

自己アピールが激しいYOUさんを差し置いて、岡村さんは菊池風磨さんを指名。

ここでチコちゃんの疑問は、

なんでお箸を使うの?

他人に食べさせるためという答えですが、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

菊池風磨「どひゃー!」

そんなリアクションw

続いて「オバサン」とイジられるYOUさんにも聞いてみると、正解マークとピヨピヨ音。

チコちゃん「あぁっとぉ~!つまんねーオバサンだな~。」

YOU「チコってしまった!」

正解を言われてちょっと悔しいチコちゃんから漢字の問題。

出題は「うちわ」。

岡村「内輪」不正解

YOU「内扇」不正解

菊池風磨「内輪」不正解

不正解で被るという痛恨のw

チコちゃん「全員!ボーっと生きてんじゃねーよ!」

正解は「団扇」ですね。

YOUさんはパーフェクトチコり達成を逃すことに。残念でした。

ということでチコちゃんの答えは、

熱いものを熱いうちに食べたかったから

解説は久しぶりの登場となった国立歴史民俗博物館の新谷尚紀教授。今回で6回目のご出演。

そもそも人類にとっては手で食べる手食(てしょく)がメジャーな食事方法で、現在でも世界的に見てみると手食の食事方法が最も多いそう。

主に手で食べているのはアフリカ、中近東、東南アジアなどの地域で全人口のおよそ40%。

ナイフ・フォーク・スプーンのセットで食べているのがヨーロッパ、南北アメリカなどでおよそ30%。

箸で食べる箸食は日本、中国、韓国、ベトナムなどでおよそ30%。

そして最初に箸を使って食べるようになったのは古代中国というのが定説。

中国・河南省の遺跡から発見された3000年以上前の青銅製の箸がこれまでに発見された最古の箸。

実は食事用の道具としては箸よりも先にスプーン・さじがあったそうですが、古代中国の主食はあわ、ひえ、米などの穀類中心でこれらを食べるにはスプーンが適していたとか。

そして、おかずを食べる際には手で食べていたそう。

ところが、手では食べにくいおかずが登場する事に。それが中国語で「ガェン」日本語で「羹(あつもの)」と呼ばれるおかず。

羹(あつもの)とは肉や魚、野菜などを鍋で煮込んだ鍋料理の事。

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この熱い料理を食べる為に箸が生まれたという新谷先生の説明ですが、頑張ればスプーンでも食べられそうという事で実験。

古い時代の中国で食べられていたという「砂鍋全家福(サーコーゼンチャーフー)」という鍋料理を実際にいろんな方法で食べてみる事に。

砂鍋全家福はおめでたい時に食べられていたという豪華な内容で肉屋魚介、野菜など10種類以上も入った具だくさんの鍋料理。

まずは食の原点である手食で挑みますが、熱すぎてムリ。

続いて箸よりも歴史が古いスプーン。

実際に食べてみるとピンポイントでお肉だけ食べたい時などに一緒に野菜も付いて来たりして選り分けられないという問題や、口元に持って行っても結局冷まして食べないといけないというデメリットが判明。

さらにおかずの形によっては上手くスプーンに乗らない事も。大きな葉物野菜や海老丸ごとなどは上手く乗らないですよね。

そこでスプーン2本で挑戦してみると、スプーンですくいにくいものをすくえるという利点はあるものの、結局食べる時は1本のスプーンしか必要ではないので使いづらいという問題が。

となると手食の指先の繊細な動きをどうにかして再現する必要がありそうですが、そこで考え出されたのが2本の棒を使った箸。

箸であれば「つまむ、ピンポイントでつかむ」という動きが実現できるので熱い料理にはぴったり。

つかんだ後は食べる前に冷まして、ちょっとずつ食べるという動きが簡単に出来ますよね。

初めから現在の箸の持ち方がされていたわけではないかもしれませんが、2本の棒が全てを解決してくれたというわけですね。

そしてこの古代中国で生まれた箸が日本にやって来たのは、諸説ありながらも、箸を取り入れた食事が始まったのが7世紀初頭の遣隋使が始まりという説があるとか。

当時書かれた「隋書 倭国伝」によると日本人は手で食事をすると書かれていたり。

聖徳太子(厩戸皇子)は隋に憧れを持っていた人物で、隋から来た使者をもてなす際に恥ずかしくないように箸を取り入れたのが日本における箸食の始まりとされているそう。

当初(飛鳥時代~奈良時代)、箸は主に宮中で位の高い人が使うモノでしたが平安時代になると街に箸売りが登場して誰もが使う一般的な道具に。

ちなみに手食の文化圏の人から箸食を見ると神様から頂いたものを道具を使って食べる方が失礼で、手の感触を使って味わわないのはもったいないと見られる事もあるそう。

一方で箸は食べ物をつまんだり、切ったり、ほぐしたりもできるので食事をする上では欠かせない道具として日本では定着。

最後は、アジフライやエビフライは思わず手で尻尾を持ってかじってしまうという新谷先生のエピソードで終了w

ということでコチラが結論。

箸を使うのは熱いものを熱いうちに食べたかったから

でした。

うっかり手で食べてしまうモノは?という問いかけには「バーニャカウダ。」とチコちゃん。

以前、グアム島のラーメン屋さんで現地の人がラーメンをしつこい位に口で吹いて冷まして食べているのを目撃したというチコちゃんのお話で1問目は終了w

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

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