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夏に怖い話をするのはなぜ?肝を冷やすは不正解「チコちゃんに叱られる!」より


20年8月21日放送のNHK「チコちゃんに叱られる! 星空の下のディスタンス ボーっとしてる間にもう100回!?スペシャル!」で紹介された疑問は『夏に怖い話をするのはなぜ?』という季節柄の出る話題。暑い夏に肝を冷やして涼しくなるからという答えでは不正解。では一体なぜ?

ということで、20年8月21日に放送されたNHK「チコちゃんに叱られる! 星空の下のディスタンス ボーっとしてる間にもう100回!?スペシャル!」の様子をまとめてご紹介します。

※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。

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出演者

【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)

【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)

【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)

【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史

【ゲスト】笑福亭鶴瓶、天海祐希

【VTR】目黒祐樹、鶴見辰吾、山西惇、清水ミチコ、キムラ緑子

チコちゃんの疑問その5

夏に怖い話をするのはなぜ?

5問目の指名は、

この中で一番、夏を満喫しているステキな大人ってだーれ?

自ら立候補で鶴瓶師匠が解答者に。

チコちゃんの疑問は、

なんで夏に怖い話をするの?

お盆に引っかけてという答えの鶴瓶師匠ですが、

チコちゃん「甘い!ボーっと生きてんじゃねーよ!」

VTRではお化け屋敷でお化け役をしている人たちにお化けメイクの状態でインタビューするという新しい試みw

冷静に答えてくれるというおかしさw

ということでチコちゃんの答えは、

ベテランが夏休みだったから

解説は國學院大學の飯倉義之准教授。

怪談話が夏の風物詩になっているのは実は日本独自の文化。

例えばアメリカではハロウィーンのある10月が怪談話のハイシーズンですし、ヨーロッパでは11月ごろが魔物が活動する時期と言われたり。

この「夏=怪談話」という慣習が日本で広まった背景には、夏の行事として開かれていた「盆狂言」という民俗芸能が関連しているとか。

お盆の時期には盆棚、盆踊り、お墓参り、迎え火などでこの世に帰って来るご先祖様を供養するのが風習として日本では定着していますが、この時期にはご先祖様の霊だけではなく、まつる人の絶えた無縁仏や恨みを抱いた怨霊も帰って来ると古くから考えられていて、そんな死霊たちを供養するために披露されるのが盆狂言。

幽霊の苦しみを代わりに演じて表現する事で恨みや怒りを鎮める儀式であるこの盆狂言。

この盆狂言をヒントにして江戸時代の歌舞伎に怪談モノが取り入れられたという歴史があり、それが「夏=怪談話」になった元祖。

そして「夏=怪談話」のイメージをより決定づける要因になったのが「歌舞伎」なわけですが、

この辺で急に怖い話風に声色を変える飯倉先生ですが、そこから画面が切り替わってキムラ緑子さんが白装束で登場。

怪談話の起源に関する怪談話がここからスタートw

舞台は江戸時代の街の片隅にある芝居小屋。

そこからはおどろおどろしい叫び声が挙がっており、気になって中を覗いてみると、

キムラ緑子「そこには…お客さんがいっぱい!」「キャー!!(効果音)」

要するに歌舞伎の芝居小屋w

1年中大盛況する江戸の庶民の大事な娯楽だった歌舞伎ですが、ある時期だけは閑古鳥が鳴く事に。

それが夏。

実は暑い夏の芝居小屋は死ぬほど暑いんですね。

キムラ緑子「なぜなら…クーラーがない!」「キャー!!(効果音)」

声色を変えて怪談話風w

人気の歌舞伎小屋には人が押し寄せていつも満席になるので、そうなると人ごみによって夏の小屋の室温は地獄のような暑さに。

そして夏にお客さんが寄り付かなくなる原因はもう一つ。

キムラ緑子「歌舞伎小屋にとって最も恐ろしい事が毎年決まって夏に起こるのです。それは…ベテランが夏休みぃ~~!」「キャー!!(効果音)」

夏の間は客入りがイマイチなのでベテランの人気役者は出番を控えて皆こぞって夏休みをとろうとするという事情もあったり。

ですが、若手役者を食わせていくためにはベテラン不在の中でも小屋を開けなくてはいけないという経営側の懐事情も。

となるとまだまだ演技力不足の若手役者だけで何とか芝居を成立させるために興行元が苦肉の策として考え出したのが怪談モノの歌舞伎演目を公演する事。

その元として目を付けられたのが盆狂言。こうして盆狂言のテイストを歌舞伎にアレンジして怪談芝居がスタートする事に。

演技力不足の役者たちに大掛かりな演出を加える事でその下手な演技を何とか誤魔化すという妙案は見事にはまって大成功。

そういえば、現在でも怪談モノの映画ってアイドルとか若手女優さんとかがキャスティングで起用されたりするイメージありますよね。古くから続く伝統だったとは…。

本題に戻って、こういった幽霊が登場する芝居は「涼み芝居」と呼ばれ、1804年に初演された天日徳兵衛韓噺は大ヒット。

大ガマが妖術を使って日本を乗っ取ろうとする物語で、舞台の建物を崩し倒す屋台崩しの演出や、本物の水を使った水中の早替りなどのイリュージョン的な大仕掛けがふんだんに登場するこの演目は評判に。

その後は現在の歌舞伎で三大怪談と呼ばれる、四谷怪談・番町皿屋敷・牡丹燈籠などの怨霊や化け物を登場させる怖い演目が次々と誕生。

さらに講談やお化け屋敷といった怪談娯楽の類がどんどん生まれて現在につながっているんですね。

キムラ緑子「えっ?ベテランの私の夏休みは?ですって?それはね…実家の網戸の張り替えぇぇ~~!」「キャー!!(効果音)」

そんなオチw

ということでコチラが答え。

夏に怖い話をするのはベテランが夏休みだったから

でした。

怖いなと思うのは何?という質問には「おねしょしちゃった夢。」と急に5才感を出すチコちゃんw

チコちゃん「でもホントにしちゃってたぁ~~。」

途中で歌舞伎の興行元が怪談モノの演目について話し合う場面では上下をしっかりきって落語風に仕上げていたキムラ緑子さんの演技を褒める鶴瓶師匠。

チコちゃん「勉強しいや。」

笑福亭鶴瓶「はい。分かりました。笑。なんでお前に言われなアカンねん!ホンマに!何やちょいちょい!」

最後までチコちゃんにイジられっぱなしで悪態をつく鶴瓶師匠でした。こんなイジられ方をされる超ベテランは鶴瓶師匠以外にはいませんよねw

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ひだまりの縁側で…コーナー

おたよりコーナーではキョエちゃんが指示棒をくわえている展開。

スペシャルならではの「みんなの作品大公開スペシャル」ですね。

番組に寄せられるイラストや創作物などを一挙に紹介するという恒例のやつ。

紹介されたのは飛び出すイラスト風だったり、岡村さんのド正面からのしっかりしたイラストだったり。

他にも豚風に描かれたキョエちゃんの謎のイラストだったり、チコちゃんコスプレの写真だったり、木彫りのキョエちゃんだったり。

キョエちゃん「あぁ。じいちゃん!こんなところにいたのぉ~?帰って来て~!」

古い写真でおかっぱ姿の幼き頃の写真を送ってくれる自称5才の大ベテランの方々からも多数。

創作物では「誰でもチコちゃんになれる」チコちゃんのおかっぱヘルメットも登場w

試しに岡村さんが被ってみたりして。といってもお笑い芸人さんはおかっぱのカツラなどはコントの小道具などで被ったりしますしね。ぐるナイのゴチになりますでもおかっぱの時もありましたし。

おたよりのあて先は、

〒150-8001 NHK 「チコちゃんに叱られる」係 宛て

※お名前/ご住所/ご連絡先(電話番号やメールアドレス)をご明記ください。名前のわきに「5さい」と書いてください。

番組公式ホームページ http://nhk.jp/chikochan

ですね。

キョエちゃん「これまで100回に渡りお送りしてきたチコちゃんに叱られるは本日最終回を迎えました。来週からは『江戸川だより 水辺の生き物たち』をお送りします。よろしく。観てね~!」

岡村「ええけど。面白そうやけど。やってますからね~!ちゃんとね。」

最後に動画も募集も入って今回は終了。

次回放送予定は?

次回放送予定は、

20年8月28日(金) 夜7:30スタート(一部地域を除く)

次回も拡大版ですが、エールコラボスペシャルの過去放送回に出演者の新規メッセージを加えた再構成版になるようですね。

ということで基本的には再放送のようですが、どんな仕上がりになるのか楽しみですね。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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