じゃんけん必勝法で確率75%?統計学・マジック手法・心理学を駆使したそのやり方
じゃんけんで勝つ確率を少しでも上げるには一体どうすればいいのでしょうか?そんな疑問を解決すべく、統計学者・マジシャン・心理戦略家の3人が考案する「じゃんけん必勝法」を実践してその勝率を弾き出してみると“この必勝法”で勝つ確率を上げられるという結果に。
ということで20年9月20日(19日深夜)放送のテレビ朝日系 「ポルポ」の内容から抜粋してご紹介します。
※あくまでテレビ番組のイチ実験結果ですので一つの参考に。
スポンサーリンク統計学による必勝法
まずは統計学者の鳥越規央さんが考案するじゃんけん必勝法から。
実は鳥越さんはAKB48グループじゃんけん大会の監修を7年に渡って務めて来たという経験の持ち主。
そこで935試合のデータを分析した結果、
「最初はグーの後はグーは出にくい」というのが鳥越さんの一つの結論。
という事はつまり「最初はグーの後はチョキを出しておけば負ける確率は減る」という意味でもありますね。
さらに「チョキからはグーに戻りにくい」という傾向もあるそうで、1手目でチョキを出してあいこになった場合は2手目もやはりチョキを出すべき。
つまり単純に考えて「最初はグーの後はずっとチョキを出す続ければ勝つ確率は上がるハズ」というのが鳥越さんの一つの答え。
統計学じゃんけん必勝法の勝率
以上を踏まえて「最初はグー」方式のじゃんけんでチョキを出し続けて20人と1対1で対戦してその勝率を算出。
その結果、統計学者が考案したじゃんけん必勝法は、
勝率:40%
という数値に。
うーんイマイチ・・・。
マジシャンによる必勝法
続いて、じゃんけん必勝法を教えてくれるのはマジシャンのYOSHIさん。
お客さんの顔色を読んだり、裏をかいたりするのが商売であるマジシャンが導き出した必勝法は、
「急にじゃんけんをする時はチョキは出しづらい」
というもの。
つまり「急なじゃんけんだとパーを出しておけば負けない」という事ですよね。
そこでパー同士であいこになった場合は、
「パーの手の形を作りながら『ちょっと待って!』と言いながら、少し間を取った後に改めてチョキを出す」というのが次なる戦略。
パーをあえて見せる事でパーを相手の深層心理に刷り込み、そこでチョキを出して勝率を上げるようですね。
マジシャンじゃんけん必勝法の勝率
こちらも1対1で20戦をこなしますが、マジシャン考案の必勝法をまとめておく、
- 急にじゃんけんを始めて初手はパー
- あいこになったらパーを見せて「ちょっと待って!」と間を作り、
- 2手目はチョキ
この結果弾き出されたのは、
勝率:40%
統計学必勝法と同様の数値という結果に。
寂しい数字に留まってしまいました。
駆け引きじゃんけん
3つ目のじゃんけん必勝法を教えてくれるのは心理戦略家の山本マサヤさん。
行動や言動から人の心を読み取る事を専門に研究している山本さんがオススメするのは「駆け引きじゃんけん」。
要するに「この後何を出す?」と相手に問いかける事で心理戦に持ち込むアレですね。
「人間って心理学的に混乱していくと、最終的に一番最初に言った手を出しちゃうんですよ。」
具体的にどうやって混乱させるかというと、
- 相手に何を出すかを聞く
- 例えばチョキを出すと答えが返って来たら、自分がグーを出すとこのままだと負けるけど何を出す?と再度聞く
- 思惑通りに「じゃあパーを出す」と相手が手を変更して来たら、今度はそれに合わせて「じゃあチョキに変える」と宣言
- 色々と手を変える話をした挙句にじゃんけん勝負を行うと相手は最初に言った「チョキ」を出して来るはずなのでグーを出して勝ち
こういった具合。
駆け引きじゃんけんの勝率
駆け引きじゃんけんで相手を散々惑わせた挙句に勝利するというかなり手の込んだ作戦で挑むこの必勝法。
1対1で20人と対戦した結果、
勝率:75%
ほとんど勝利したという目覚ましい成果。
というわけで以上、じゃんけんの勝つ確率を飛躍的に上げられるかもしれない?じゃんけん必勝法についてでした。