最高の最下位 八木山ベニーランドvsあらかわ遊園 日本一遅いジェットコースター対決
2020年11月12日放送の日本テレビ系「最高の最下位」では日本一遅いジェットコースターの座を懸けた八木山ベニーランドvsあらかわ遊園の戦いを特集。ムダに熱いその戦いは見逃し厳禁。
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番組では様々なランキングの最下位にスポットを当てて、最下位の中でも「最高」の何かを探るという趣旨で構成されているわけですが、
今回話題に挙がったのが「日本全国のジェットコースターで最高速度が一番遅いのはどこか?」というもの。
- 宮城県 八木山ベニーランド
- 東京都 あらかわ遊園
の2か所が最下位として同率で並んでいるというデータが明らかに。
その時速はどちらも「時速13km台」となっていて、イマイチすっきりしないという事で番組では正確にスピードを測って番組が認定する「日本一スピードが遅い最下位ジェットコースター」を決める事に。
八木山ベニーランド
創業52年で宮城県仙台市にある八木山ベニーランドにカメラが向かうと、
待っていたのは飛行機型の乗車席に乗り込んで、レールに吊り下げられるタイプのサスペンデッド型コースター
実際に動くシーンではめちゃくちゃ遅い・・・w
園長の八木さんにお話を伺うと、
「まさか最下位を争うようなまったりなスピードではないとは思ってはいたんですけども。笑」
めちゃくちゃ優しそうな笑顔の八木園長。
それでも「出来れば勝ちたい(最下位になりたい)。」「それで何とか知名度を上げたいですね。」と決意も新たに。
実は東日本大震災で被災した後に初めて導入したジェットコースターがエアロ5なので、
ある意味復興のシンボルでもあるわけで。
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そして八木山ベニーランドに対するのが、東京都荒川区にある創業98年のあらかわ遊園。
そこにあるのが、
すきっ歯の芋虫キャラクターがちょっと怖い、
荒川遊園課の藤井さんに対決について伺うと、
「勝ちたい(最下位になりたい)ですね。」とこちらも闘志満々。
実はあらかわ遊園のファミリーコースターは「日本一遅いコースター」をずっと自称していたという事もあって、ここは負ける(ライバルより速い)わけにはいかないと。
ややこしい・・・w
対決スタート
という事で、白黒はっきりつけようじゃないかと番組が用意したのが、
GPS速度計
衛星から送られてくる電波を利用して物体の移動速度を正確に計測するという最新機器。
エアロ5はコース中盤と後半に加速モーターが2か所設置されているので、
一方でファミリーコースターはコース終盤にある傾斜18度の下り坂が一番の難所。
重力によって自然と最高速度に達してしまうハズ。
計測は風の少ないほぼ同じ気象条件のもとでジャッジ。
追い風、向かい風の影響で日本一遅いジェットコースターの趨勢が決まってしまってはいけませんからw
スポンサーリンクという事で計測スタート。
スタートからぐんぐんスピードを上げてしまうエアロ5はいきなり時速6.4kmでロケットスタート。
一方でファミリーコースターは時速1.2km程度とスロースターター。
そこから最も高い地点に上って行きますが、ここでも速度差はかなりついていますね。
ここでエアロ5は第一の難関、加速モーター箇所に向かっていきますが、ここで最高速度 時速14.8kmを計測。
これはちょっと速過ぎるか!?データシートでは13km台だったのが大幅に速度を更新しちゃってますね。
これに対してファミリーコースターはのらりくらいと時速4km~8kmぐらいで推移し、一番の難所の下り坂に突入。
ここで一気に最高速度 時速15.4kmを記録。これは速すぎるっ!
このままだとエアロ5の勝利となりますが、残る加速モーターはあと1つ。
第2加速モーターに突っ込む直前でも時速14kmオーバーで完全にオーバーペースになっているようにも思えますが、
むしろ加速モーターで時速14kmフラットとちょっと遅くなる「減速モーター状態」で辛くもセーフw
ということは結果は、
- 八木山ベニーランド エアロ5 最高速度 時速14.8km
- あらかわ遊園 ファミリーコースター 最高速度 時速15.3km
悔しいという敗者の弁を語るあらかわ遊園の藤井さん。
勝者の八木園長はガッツポーズで勝利を噛みしめている模様w 最後まで良い笑顔。
勝負がついておいて蒸し返すのもアレですが、恐らく平均速度で勝負したらあらかわ遊園のファミリーコースターの方が遅そうな感じでしたよね・・・。
そこはあまりツッコまないという事で以上「最高の最下位」から八木山ベニーランドvsあらかわ遊園の日本一遅いジェットコースターの座を懸けた頂上決戦についてでした。