回転中のタイヤが止まって見えるのはなぜ?人間の目のせい?「チコちゃんに叱られる!」
20年12月4日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介されたのは『なぜ走行中のタイヤは止まったり逆回転に見える?』という科学的な疑問。人間の目の性質上そうなってしまうそうですがその原理とは?
※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。
スポンサーリンク出演者
【メインMC】チコちゃん(声:木村祐一)
【アシスタント】塚原愛(NHKアナウンサー)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
【レギュラー】ナインティナイン 岡村隆史
【ゲスト】篠原涼子、あばれる君
【VTR】
チコちゃんの疑問その2
なぜ走行中のタイヤは止まったり逆回転に見える?
2問目の指名は、
この中で一番、車が好きなカッコイイ大人ってだーれ?
一応、自家用車は持っているというあばれる君が解答者。
チコちゃんの疑問は、
なんで走行中のタイヤは止まったり逆回転に見えるの?
高速回転しているので残像が目に残るから、脳の錯覚という答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
篠原涼子さんにも聞いてみると、そもそも止まったり逆回転に見えたことがないという事なので答えで出る望み薄w
無理やりひねり出したのは、ホイール自体がそういう作りになっているという答えですが残念。
というわけで、チコちゃんの答えは、
人間は1秒間に4~5枚の絵しか見ていないから
解説は金沢工業大学の近江政雄名誉教授。
人間の目というのは目に入って来た全ての絵を見ているわけではなく1秒間に認識しているのはわずか4~5枚のみ。
私たちの目をよく観察してみると、常に細かく動き続けているのが分かりますが、
もし目に映った全てを認識していたとすると、その視界は常にユラユラする事になってしまい耐えられない事に。
手ブレ補正機能の無いカメラで動画を撮影した時のような映像を常に見て生活するようなものですよね。
そうならないためにも私たちの目は揺れ動く映像の一部をワザと切り捨てる事で安定した視界を実現しているわけですね。
そして、人間の目は0.2秒間に1回ほど全く見えていない瞬間があり、これがタイヤが止まって見えたり、逆回転しているように見える謎を解くカギ。
スポンサーリンク分かりやすくタイヤのホイール1本だけに印をつけた模型で説明すると、
止まって見える場合は、
0.2秒間に1回視界が切り捨てられるので見えなくなる瞬間が生まれ、線が0.2秒で1回転するとしたら、見えた瞬間には線はずっと同じ位置に見えてしまうのであたかも止まっているように見えてしまうというワケ。
例えば1秒間に1回目を閉じるとして、目の前に1秒間で1周する時計の針があったとしたら、目を開けた瞬間に見えるのはさっきと同じ位置にある針になりますよね?何度目を開け閉めしても、針は本当は動いているのに動いていないように見えますよね。
逆回転に見える場合は、
止まっている場合とは回転スピードが異なり、止まって見える場合と違って1周する前に線が見えるように。
目が線を認識した瞬間、線の位置がどんどん後ろの方にズレていくとしたら、目には逆回転しているように見えるんですね。
これは回転するものであれば何でも起きる現象なので、例えば扇風機、風車、コマなどでも同様。
こういった人間の目の性質を利用したストロボトレーニングという目(スポーツビジョン)のトレーニング法があったり。
高速で点滅する特殊なサングラスをかけてスポーツを行う事で、目の見る力を強化しサングラスを外した際によりハッキリと物を認識できるようになったり。
ということでコチラが結論。
走行中のタイヤが止まったり逆回転に見えるのは人間は1秒間に4~5枚の絵しか見ていないから
でした。
何かが止まって見えた事は?という問いかけには「岡村のボケ。」とチコちゃんw
人間の目の性質によっては見えているハズなのに見えていないという事があるという事実を受けて、
急に「私ね、この間UFO見たよ。笑」と言い出す篠原涼子さんw
空に急に光る点が現れて、ずっと観察していたら1分後に高速移動したとか。
チコちゃん「1分後でしょ?一瞬ちゃうねやんか!それは雲に隠れた飛行機です。」
篠原涼子「すいません。笑」
最後はにらめっこ。
クラシックな泥棒姿になったチコちゃんの前に警官の格好をしたキョエちゃん襲来。
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