部位別 筋肉量・筋肉の大きさランキングベスト10 大きい順に並べると一番大きい筋肉は?
全身の筋肉は細かく部位によって分かれていますが、それぞれの平均筋肉量を大きい順に並べた時のランキングトップ10。筋トレの効率を考えるとサイズの一番大きい筋肉を優先的に鍛えた方が良いわけですが、それは背筋でも胸筋でも無く。一体どこなのか分かりますか?
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第10位
- 平均筋肉量:126cm3
- どこにある?:太ももから膝にかけて
- 主な働き:股関節の動きや膝の曲げ伸ばし
あぐらをかいた時に足の付け根に浮き出てくるのが縫工筋。
太ももを内側方向に巻き込むようにして膝にかかる縫工筋は前身の筋肉の中で「最も長い筋肉」と言われていますね。
第9位
- 平均筋肉量:143cm3
- どこにある?:上腕
- 主な働き:肩の動きや肘の曲げ伸ばし
一般的に腕の筋肉と言った時に指すのがこの上腕二頭筋。いわゆる力こぶが出来る筋肉ですね。
長頭、短頭の2つに分かれるようにして肩部に付着しているのも特徴的。
第8位
- 平均筋肉量:262cm3
- どこにある?:背中と腰の間
- 主な働き:体幹や腕を回す動き
背中を鍛える筋トレマシン、ラットプルダウンの「ラット=Lat」とはこの部分の事。
腕から背中にかけてのエリアを巻き込むようにして付着している筋肉で体を支えるのに重要な働きをしていているので、いわゆる体幹の筋肉の一種。
そんな役割を担っている筋肉なので全身の筋肉の中で「最も広い(エリアをカバーする)筋肉」と言われています。
広範囲にわたる筋肉なので=筋肉量も大きいと思われがちですが、その分、厚みがあまりない筋肉なので筋肉量で見ると不利に。
第7位
- 平均筋肉量:269cm3
- どこにある?:太もも裏 (ハムストリングス)
- 主な働き:膝の曲げ伸ばしや回す動き
上腕に二頭筋があるように、実は太ももにも二頭筋があるのはあまり知られていなかったり。
名称から分かる通り、コチラも上腕二頭筋同様に2つに分かれて付着している筋肉。
太もも裏はハムストリングスと呼ばれますが、この大腿二頭筋はハムストリングスを構成する3つの筋肉のうちの一つ。
第6位
- 平均筋肉量:290cm3
- どこにある?:胸
- 主な働き:上腕を回す動き
胸筋を鍛える筋トレマシン、ペックフライの「ペック=Pec」とは主にこの筋肉の事。
ベンチプレスに代表されるような腕を突き出す動きでよく働く筋肉というイメージが先行していますが、実は呼吸に関連する呼吸筋としても知られていて、深呼吸などの胸骨を大きく開く際にも動いている筋肉。
大胸筋はそのすぐ下の層にある小胸筋のアシストを受けてその力を発揮していたり。
こちらも広背筋と同様で広く薄い筋肉なので筋肉量で見るとそこまで大きくは無いというのが真実。
スポンサーリンク第5位
- 平均筋肉量:350cm3
- どこにある?:お尻
- 主な働き:股関節の曲げ伸ばし
腸腰筋は背骨から足の付け根に付着する「大腰筋」と骨盤に付着する「腸骨筋」の2つを合わせた筋肉。
腸腰筋は胴体部分と下半身をつなぐ重要な筋肉で、日常生活のあらゆる動きで活躍。
背骨に付着している筋肉なので姿勢を保つのにも重要な働きをしていて、この筋肉が衰えると腰痛の原因になったり。
第4位
第4位 上腕三頭筋 (英語:Triceps Brachii)
- 平均筋肉量:370cm3
- どこにある?:上腕
- 主な働き:前腕と肩を伸ばす動き
いわゆる「二の腕」を指すのが上腕三頭筋。
「二」と「三」でややこしいですが、三頭筋という名前で分かる通り3つの頭を持つ筋肉。
これらを3つの独立した筋肉と考えて個別に鍛えたりする事も。
とはいっても解剖学的には一つの筋肉にまとめられるので結果的にサイズは大きいという事に。
腕の裏側にあるので力こぶを作る上腕二頭筋より目立たない存在ではありますが、腕の太さはほぼコチラの上腕三頭筋のサイズで決まるのが真実。
上腕二頭筋に比べて上腕三頭筋は2倍以上の筋肉量をしているので太い腕を筋トレで作るにはコチラをメインに鍛える必要がありますね。
シンプルな腕の筋肉と思われがちですが、上腕三頭筋は肩関節と肘関節の2つの関節にまたがる筋肉なので、筋肉の可動域全体を使う動きを意識しながら鍛えないと十分な刺激が加わらないので要注意。
第3位
- 平均筋肉量:370cm3
- どこにある?:肩
- 主な働き:肩を回す動き
上半身で一番大きな筋肉はコチラの三角筋。いわゆる肩の筋肉ですね。
腕を動かす際によく働く筋肉で、肩関節を包み込むように主に前部、中部、後部と3つに分けて語られる事もしばしば。
筋肉量で見ると胸や背中より大きな筋肉というのは意外かもしれませんが、コチラは筋肉の塊になっているので小さく感じるだけで、体積を考えると広く薄い筋肉と比べると実は大きいというのは考えてみると納得。
第2位
- 平均筋肉量:760cm3
- どこにある?:骨盤後部(お尻)
- 主な働き:股関節の動きや脚の曲げ伸ばし
いわゆるお尻の筋肉である大殿筋は全身の筋肉の中でも最も強い力を発揮する筋肉の一つ。
二足歩行の人間の立ち姿勢では姿勢保持に重要な役割を担っていて、立っている限りは常時働いている筋肉。
四足歩行がメインの猿ではこの大殿筋が人間ほど発達していないので、立ち姿勢を長時間キープ出来ないんですね。
後述する大腿四頭筋をそれぞれ独立した筋肉として扱った場合はコチラの大殿筋が人体最大の筋肉。
第1位
第1位 大腿四頭筋 (英語:Quadriceps femoris)
- 平均筋肉量:1420cm3
- どこにある?:太もも
- 主な働き:膝を伸ばしたり、股関節の動き
太ももの筋肉と言う時は一般的にここを指しますが、平均筋肉量で見た時の人体の中で最も大きい筋肉がこの大腿四頭筋。
以前は4つの独立した筋肉として捉えられていましたが、今では一つの筋肉として扱われています。
太もも前部を広く覆う筋肉でそのサイズはケタ違い。
太ももを指で押し込んだ時、その奥にある大腿骨をわずかに感じられる事すら出来ない厚みもありますよね。
お尻と太ももの筋肉が相当な筋肉量という事は、やはりスクワットに代表される下半身の筋トレが最も重要という事が分かりますよね。
以上、全身の部位別 筋肉量・筋肉の大きさランキングベスト10についてでした。