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クリスマスツリーを飾る意味は?いつからの習慣?チコちゃんに叱られる


20年12月25日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介されたのは『クリスマスツリーを飾るのはなぜ?』という疑問。そもそもクリスマスツリーの起源とは?そしてクリスマスツリーをオーナメントで飾り付けるきっかけとは?そんなクリスマスツリーに関する謎を一挙に紹介。

※同放送回のその他の疑問は別記事でフォロー。

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ゲスト出演者

【ゲスト】杏、濱田岳

【VTRゲスト】なし

クリスマスツリーを飾るのはなぜ?

4問目の指名は、

この中で一番、クリスマスが似合うステキな大人ってだーれ?

ここは杏さんがこの日2回目の解答者に。

チコちゃんの疑問は、

なんでクリスマスにクリスマスツリーを飾るの?

神様に場所を知らせる門松のようなものという答えの杏さんですが、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

続いて濱田岳さんに聞いてみると「トナカイがモミの木が好きだから。」という答えですがコチラも残念w

というわけでチコちゃんの答えは、

キリスト教が機転を利かせたから

解説はフィンランド大使館で働くクリスマス文化研究家の木村正裕さん。

もともとクリスマスにクリスマスツリーを飾るという習慣は無かったと木村さん

そもそもクリスマスの起源について、文献では325年と354年の間にローマでクリスマスを祝うようになったというのが有力な説。

この時にはまだクリスマスツリーは存在していなかったんですね。

そしてクリスマスツリーの起源はヨーロッパで12月25日前後に飾られる常緑樹で作られた「マイエ」という飾り。クリスマスツリーを飾る意味は?クリスマスツリーの起源は常緑樹のマイエ チコちゃんに叱られる

実はキリスト教が布教される前からヨーロッパでは伝統的にマイエを飾る習慣があったとか。

冬でも緑の葉を保つ常緑樹は生命のシンボルとされていて、ヨーロッパでは冬至・収穫祭などの行事で魔除けとして飾られていたという長い歴史。

このマイエがやがてクリスマスツリーになっていく過程にはキリスト教が大きく関わっているそうで、

中世ヨーロッパでは既存の宗教からキリスト教への改宗が進み、ある問題が起きます。

それがマイエの存在。

キリスト教では形あるものを信仰の対象とする偶像崇拝を否定していて、常緑樹を飾るマイエは認められない存在。

しかし民衆は伝統的なマイエを決して捨てようとはせず、脈々と飾り続ける事に。

そこでキリスト教ではある決断に。

さらに民衆を取り込もうと打ち出したのが、マイエを飾る習慣を認めるという方針転換。

こうしてマイエはキリスト教においても生命の象徴として受け入れられ、イエス・キリストの誕生を祝う12月25日に飾る習慣がヨーロッパ各地に広まる事に。

そして今のドイツ南西部にあたる地域ではマイエにモミの木を使っていた関係で、いつしかクリスマスにモミの木を飾るように変化。

これがクリスマスツリーの起源。

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このモミの木のクリスマスツリーが徐々に周辺エリアに伝播して行き、さらに王侯貴族が他国と婚姻関係を結ぶようになるとモミの木のクリスマスツリーは一気にヨーロッパ全域へ。

それが次第に世界中に広まってクリスマスツリーはクリスマスのシンボルのような存在になっていたんですね。

当時はキラキラとしたオーナメント(飾り)は一切無いただの木でしたが、ある人物がクリスマスツリーに「ろうそく」を灯した事でクリスマスツリーを飾りつけるという新たな習慣が誕生。

その人物がマルティン・ルター。宗教改革者として教科書にも登場する人物ですよね。

ルターは16世紀当時のカトリックに異を唱え、プロテスタントと呼ばれる教徒が生まれた宗教改革運動のきっかけを作った人物。

ある日、ルターが帰宅するのに夜道を歩いていた途中、木の葉の間から星がきらめいているを見かけ、あまりにも美しかった事からツリーにろうそくを飾る事を発想。

これ以後、クリスマスツリーにろうそくで飾ると習慣が広まったとか。

そして1879年にエジソンが白熱電球を発明するとろうそくは電球へと変わり、現在のようなキラキラとしたクリスマスツリーへ変貌。

とここで解説の木村先生おすすめの世界一のクリスマスツリーを発表。

ブラジル ロドリゴ・デ・フレイタス湖に浮かぶ巨大ツリー (高さ85m)

コチラは水に浮かぶクリスマスツリーとしては世界最大としてギネスに認定。

イタリア インジニオ山に描かれた巨大クリスマスツリー

900以上ものライトを使ったこの巨大ツリーは高さ750m、最大横幅450mというサイズで世界一大きなクリスマスツリーとしてギネスに認定。

アラブ首長国連邦 アブダビ エミレーツ・パレス・ホテルのクリスマスツリー

コチラは世界中の高価なクリスマスツリーランキングベスト10のYouTube動画。

エメラルド、サファイア、ダイヤモンドなど181点もの装飾品が飾られた総額およそ11億円という世界一高価なクリスマスツリー。

それでも世界一のクリスマスツリーは家で家族で一緒に見るクリスマスツリーというキレイなオチで終了。

というわけでコチラが結論。

クリスマスツリーを飾るのはキリスト教が機転を利かせたから

でした。

クリスマスツリーをどんな風に飾りたい?という問いかけには「卵でとじてみたい。」とチコちゃん。

最後にクリスマスツリーを飾るようになったのは諸説あるという補足。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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