エビ・カニを茹でると赤くなるのはなぜ?答えはアスタキサンチン?チコちゃんに叱られる
21年1月9日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介されたのは『なぜエビやカニを茹でると赤くなる?』という疑問。確かに茹でる前は灰色や茶色のエビカニですが、茹でて初めて赤くなるのは一体なぜなんでしょうか?その答えのカギを握るのはアスタキサンチンという赤い色素ですが、エビカニクスのケロポンズが登場しつつ、その謎に迫る事に。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】中村勘九郎、山之内すず
【VTRゲスト】ケロポンズ (平田明子、増田裕子)
なぜエビやカニを茹でると赤くなる?
2問目の疑問の指名は、
この中で一番、季節のグルメが分かるツウな大人ってだーれ?
何となく山之内すずさんを回答者に指名。
チコちゃんの疑問は、
なんでエビやカニは茹でると赤くなるの?
人間と同じように熱くなると赤くなるという答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
ちょっと優しいお叱りバージョン。
岡村さんはヘモグロビンが熱せられて赤くなるという答えを続けようとしますが、
チコちゃん「それで?もうしょうがないから奥さんの好きな所一個言いなさいよ。それか赤くなるかでVTRいくから。」
岡村「なんかCGで真っ赤にしてもらえませんか?笑」
岡村さんが赤く染まったところでVTRへ。
エビカニにひっかけて、エビカニクスで子どもたちにおなじみのケロポンズの元へ。
エビやカニの食べて欲しいアピールという答えですが、出張用チコちゃんに叱られて残念でした。
チコちゃんの答えは、
赤の素を食べているから
解説は高知大学の足立亨介教授。
エビ・カニが赤くなる主な原因はそのエサにあるそうで、
主食として食べている藻の中にアスタキサンチンという赤い色素の素となる成分が含まれているそう。
エビやカニが食べているヘマトコッカス藻には紫外線からのダメージを防ぐためにアスタキサンチンが細胞内で多く生成されていますが、これは天然色素の一種でその色は鮮やかな赤色。
例えば鮭が赤いのもこのアスタキサンチンを含んだオキアミなどのエサを食べているからだったり。
フラミンゴが赤い理由もエサである藻に含まれる物質をアスタキサンチンに変換しているからだったり。
となると鮭やフラミンゴはそのままでも赤いのになぜエビ・カニは茹でて初めて赤くなるんでしょうか?
その理由はアスタキサンチンが殻の中に含まれていて、殻の中ではたんぱく質と結合した状態で存在しており、この状態ではエビ・カニの持っている他の色を形成しているから。
なかなか分かり辛いという事で、ケロポンズのお二人によるエビカニクス チコバージョンも交えつつ分かりやすい解説編へ。
スポンサーリンク「エビカニクス チコバージョン ~なぜエビやカニはゆでると赤くなる?~」ですね。
エビやカニが体内に取り込んだアスタキサンチンは殻の中に含まれるたんぱく質としっかりと結びつくのですが、この結合によって生まれる色は茶色や灰色といったエビ・カニの持つ色。
そして茹でる事で体内のたんぱく質とアスタキサンチンが分離し、アスタキサンチンの赤い色が表面に浮かび上がる事に。
ちなみにスノークラブというカニの一種はアスタキサンチンを含むエサを食べないので茹でても白い見た目そのまま。
アスタキサンチンには体に害がある活性酸素を取り除く抗酸化作用があり、動脈硬化や糖尿病の予防にも効果があるといわれていてサプリメントになっていたり、紫外線ダメージによる老化防止を謳って化粧品にも含まれていたり。
実はケロポンズの増田さんはエビカニアレルギー持ちで食べられないという事実が発覚して終了w
というわけでコチラが結論。
エビやカニが茹でると赤くなるのは赤の素を食べているから
でした。
最近真っ赤になったのはどんな時?という問いかけには、洋服屋さんの帰り際に「ごちそうさまでした。」と言ってしまった事とチコちゃん。
2問目の後はにらめっこのミニコーナー。
だるま落としに変身したチコちゃんがキョエちゃんに叩き落されるというオチで終了。
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