What an Interesting World

日々の気になるトピックについてあれこれと役立つ情報を提供するサイト

ハムスターがずっと回し車を走るのはなぜ?チコちゃんに叱られる


21年3月12日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で紹介されたのは『ハムスターがカラカラ走り続けるのはなぜ?』という動物に関する疑問。夜行性で夜間に10km以上も走るというハムスター。疑問の答えを聞けばハムスターが夜うるさい理由も納得。

スポンサーリンク

ゲスト出演者

【ゲスト】秦基博、指原莉乃

【VTRゲスト】森本レオ

ハムスターがカラカラ走り続けるのはなぜ?

3問目の指名は、

この中で一番、動物を愛するステキな大人ってだーれ?

指原莉乃さんが回答者になった所でチコちゃんの疑問は、

なんでハムスターはカラカラ走り続けるの?

答える指原莉乃さんの口元には正解マークとピヨピヨ音。

チコちゃん「まぁいいでしょう。つまんねーヤツだな~。」

いつもの漢字クイズは省略されてそのまま解答VTRへ。

というわけでチコちゃんの答えは、

1日10km以上走らないとおかしくなってしまうから

解説は明治大学の中村孝博准教授。

そもそも私たちがハムスターと聞いて主にイメージするのはゴールデンハムスター(別名:シリアンハムスター)という種類でこの種は野生では絶滅危惧種。

現在ペットとして飼われているハムスターは全て1930年にシリアで発見されたある1匹のメスの子孫たち。

そんなハムスターが回し車を走るのは基本的に夜のみ。

番組では12時間ごとにプログラムされた照明を使って疑似的に昼と夜の環境を再現してハムスターの様子を観察。

すると午後8時からカラカラと音をたてて回し車を走り始めて、日をまたいだ午前6時過ぎまでほとんど休みなく走り続けるという鉄人ぶりを発揮。

そして朝8時に照明がついて朝になるとその瞬間に回し車で走るをストップしてしまいました。

スポンサーリンク

記録を付けると昼間はほとんど走らないのに、夜になった途端に延々と走り続けているのが分かりますね。ハムスターがずっと回し車を走るのはなぜ?夜10km以上走るハムスターの記録 チコちゃんに叱られる

野生のハムスターは夜行性で敵の多い昼間は深い穴の中で休息している事が多いそうですが、野生の場合は体内時計によって時間の経過を察知していると中村先生。

そして夜間になると敵に襲われないように自身の持つ縄張りを素早く見回ったり、餌を探したりするのがハムスターの習性。

その走行距離は一晩で10km~20kmというとんでもない距離。※ネズミやハムスターのような齧歯類は一般的に“よく走る動物”で中には1日40km以上走る大型のクマネズミのようなケースも。ただし一見ネズミの仲間に思えるモルモットは別物なのでよく走る動物では無かったり。

あの体の小ささでこの距離なので人間に当てはめて考えるとフルマラソン4回分の約169kmに相当。

つまりペットのハムスターが本能的に夜走ってしまうのはエサを探し求めたり、縄張りをチェックするというルーティンの為。

もし夜走らないと体内時計が狂ってしまい、肥満や病気になりやすくなってしまうと考えられているとか。

つまりあの回し車は目で見て楽しむ鑑賞用の道具という役割がありつつも、ハムスターの健康な生活を支える生活必需品とも言えるものだったんですね。

この他に走る事がハムスターにとっては“楽しいから”止められないという点もあったり。

走ると脳内麻薬ともいわれるエンドルフィンがハムスターの脳内でも分泌されるので俗にいうランナーズハイのような感覚を味わっていると考えられているんですね。

ちなみにゴールデンハムスターはその多くが直径が大きめの回し車を好む性質があるそうで、専門機関の推奨でもドワーフハムスターの場合は直径20cm、ゴールデンハムスターは30cmの回し車がハムスターの健康を守るために理想的なサイズとの事。

特に若い個体に小さな回し車を与えていると、背中を反らすことで脊椎の変形を引き起こすリスクもあるので注意しましょう。

背中を反らす姿勢はハムスターにとって必ずしも悪い事では無く、多少であれば許容範囲だそうですが、あまりにサイズ感があっていないとリスクがあるみたいですね。

ここがハムスターとモルモットを分けるポイントにもなっていて、モルモットは脊椎などの構造が体を反らす動きにあまり対応していないのでハムスターホイールなどで長時間走らせるのは危険との事。

他に透明なボールの中にハムスターを入れて自由に動き回れるようにしたハムスターボールについては使い過ぎるのはあまり良くないという事が近年指摘されていたり。

ボール内にハムスターを閉じ込める事でヒゲの触覚センサーや嗅覚の働きを阻害する恐れがあると注意喚起されていますね。

換気のための空気穴が設けられていたとしても、やはり空気の循環が悪いのは否めませんし、換気用に設けられた隙間に足や尻尾を挟んで怪我をしたりというリスクもあったり。

動けば動くほど体から熱を発するものですが、ボール内のような狭い空間だと蒸し風呂になりそう…。

そしてここで突然森本レオさんの出番。

始まったのは「世界ハムスター劇場」ハムスターがずっと回し車を走るのはなぜ?世界ハムスター劇場 チコちゃんに叱られる

森本レオさんがパソコンでハムスター動画を見て、その場でナレーションを付けるという謎の企画w

これまでは朗読劇を担当していた森本レオさんなのでアドリブでナレーションを付けているスタイルに収録後は「これで大丈夫なの…?」とかなり不安になっていたというこぼれ話もあったり。

というわけでコチラが結論。

ハムスターが走り続けるのは1日10km以上走らないとおかしくなってしまうから

でした。

ずっと続けている事は?という問いかけには「町中華巡りでございます。」と相変わらずの中華好きを発揮するチコちゃん。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

 - エンタメ

スポンサーリンク