犬の種類はなぜ数が多い？犬種が豊富な2つの理由は？チコちゃんに叱られる
21年4月24日放送のNHK「チコちゃんに叱られる！」で紹介されたのは『なぜ犬はあんなに種類がいる？』という動物に関する疑問。猫が世界中で約100種類に対して、犬は全部で約800種類といわれているほどに犬の種類はバリエーション豊富。それには大きく2つの理由があるそうで一体なぜなんでしょう？
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】東野幸治、田中美佐子
【VTRゲスト】なし
なぜ犬はあんなに種類がいる？
まずは初登場で「2丁目軍団、Wコウジ」呼びの東野幸治さんと、
7回目の登場のオリジナルメンバー「みちゃみちゃ」呼びの田中美佐子さんの紹介から。
オープニングはこの辺で1問目の指名は、
この中で一番、犬みたいにとっても素直な大人ってだーれ？
「俺はもう吉本の犬や。」と言っていたという事で東野幸治さんが回答者に。
東野幸治さんはマルプーを飼っているそうですが、
ここでチコちゃんの疑問は、
なんで犬はあんなに種類がいるの？
その種が誕生した地域によって細かく特徴が分かれたからという答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ！」
田中美佐子さんは犬の遺伝子はバリエーションが豊富という答えですがこの答えも不正解。
というわけでチコちゃんの答えは、
遺伝子が緩いから
解説は麻布大学の菊水健史教授。
世界中に約800種類もいる犬ですが、大型犬のセントバーナードと小型犬のチワワを比べると体の大きさは5倍以上の差で体重に至っては45倍という差。
これは人間に置き換えると身長8mぐらいの人間もいる世界。
これのほどまでに大きさや姿かたちがバラバラな犬ですが、そのカギを握るのは犬の大きさを決める遺伝子であるIGF1。
IGF1は哺乳類すべてに存在する動物の成長や発達を促す遺伝子で、犬はこのIGF1がヒトやネコよりも突然変異しやすい特徴があるそう。
そうなると成長や発達がバラバラになって様々な大きさや姿に枝分かれして行ったと考えられるとの事。
現時点でも世界中で研究が進んでいる段階ではありますが、犬は遺伝子の構造がヒトやネコに比べて“緩い”という特徴がそうさせるようで、これは言葉のイメージそのままに、
遺伝子同士の結び付きが緩く、外部からの物理的刺激などで遺伝子が変異を起こしやすいんだとか。
スポンサーリンク一方でヒトやネコの場合は遺伝子同士が解きほぐされずにギューっと固まっている形。
ただし、これだけでは犬種が800種類にもなった理由とは言えず、その他にも、
オオカミの中にボーっとしたオオカミがいたから
という理由を挙げる菊水先生。
そもそも犬の祖先はオオカミと言われていますが、元々人間とオオカミの関係性は天敵の関係。
本来であれば交わる事の無かったこの両者でしたが、ある時に人間を怖がらずに側に寄っていくオオカミが登場。
これに対して人間側もオオカミを受け入れて一緒にいるうちにどんどん仲良くなっていった両者。
人間の方でもオオカミを怖がらずにボーっとした人がいた事でこの奇跡の出会いに繋がったと菊水先生。
そして、ユーラシア大陸のどこかを起点にして狩猟採集をしていた人間と共に犬も移動生活をして行って、様々な環境に合わせた犬の種類がどんどん派生して行ったと考えられるそう。
その後は移動先の環境・気候に合わせてどんどん姿かたちを変えていく犬たち。
例えばロシアや中国のように寒さが厳しい場所では毛がモコモコになったり、日本だと野山を駆け回る俊敏さが必要な事から小型化したり。
一方で暑い南側に行った犬は、脂肪を蓄える必要が無いのでコチラも小型化したり。
さらに17世紀に入ると人間は犬の進化しやすい特性に気付いて、生活に役立てる為に交配を推し進める事に。
アナグマやウサギの住む巣の中に入ってハンティングする為に作られたダックスフント。
その先祖はジュラ・ハウンドという犬種で、足の短い個体同士を交配させる事で穴で獲物を掴まえやすい短足胴長体型に変化。
101匹わんちゃんで有名なダルメシアンは猟犬だったポインターとグレートデーンから18世紀に馬車の伴走犬として活躍(※諸説あり)。
水辺での狩りが得意なセントジョンズウォータードッグとプードルを先祖に持つのがカリーコーテッドレトリーバー(※諸説あり)。
人間と犬の関係性によって今後もどんどん色んな犬種が誕生していくかもしれませんね。
というわけでコチラが結論。
犬の種類が多いのは遺伝子が緩いから
でした。
犬だったら何したい？という質問には「中学校のグラウンドに入って勝手に名前を付けられたい。」とチコちゃん。
犬が入って来ると教室がザワついてちょっとした事件になるという昔の学校あるある。私は経験がありませんが。
という事で1問目は以上。
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