NHKあさイチ 3日間で完成!二度と散らからない・リバウンドしない片付け術のやり方は?
21年4月26日放送のNHK「あさイチ 3日でお部屋スッキリ!リバウンドしない片づけ術」では3日間を使って行う“お家一軒丸ごと片付け切る!”のがポイントの片付け術を紹介。その為には「全部出し」「順番」が最も大事だそうですが、そのやり方とは?
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片付け作戦会議
指導するのは片づけアドバイザー石阪京子さん。
今回番組では片付けにお悩みの実際の家庭にお邪魔して、片付け指導を行っていく事に。
二度と散らからない片付けには大きく分けて大事なポイントがあり、
- 家一軒丸ごと全部出し
- 片付けの順番を守る
という2点。
ピンポイントでクローゼットやキッチンだけ片付けたとしても、家の中の物というのは流動して行くものなので、結局の所また散らかっていくのが関の山。となると家の一気に片付けるのが最善策。
そして家中を丸ごとスッキリさせるためにはスムーズに片付けるための鉄則ルールがあるとの事。
これらのポイントを押さえる為に、まずは片付けの前に家族3人(夫婦、娘1人)を交えて片付け作戦会議がスタート。
- 片付けに関して家族で揉めたり、ケンカする?
- こんな暮らしがしたかった!という理想の生活環境は?
- それぞれの部屋の役割は?(個人の部屋?共有の部屋?)
- 不要な物をざっくり決める
実はこのようにして家族で話し合うのが3日間で片付けプログラムの重要な第一歩なんだとか。
家族で理想のゴールを設定してそこに向かって行くという意識合わせは大事。
家族の足並みがそろわないと「せっかく片付けたのに、誰々のせいでまた散らかった…。もういいや…。」となりかねませんよね。
不要な物を決める段階に行った時は、実はスマホなどで写真を撮ったものを見て判断するのがおすすめだそう。
そうする事で客観的に判断できるようになり、スマホ上でマーカーなどを使っていらないものをチェックして行き、
実物にもシールなどを貼って「いらないモノ認定」をしていくという手法。
これは「考える時間」と「行動する時間」をはっきり分けて、考える時間は徹底的にいらないモノについて集中して考え、あとはその考えに従ってほぼ自動的にどんどんアクションを起こしていくのを助けるため。
よく片付けている最中に手に取ったモノの思い出が蘇えってついつい手が止まるなんて心当たり有りませんか?こんな時間が無駄なので、最初にいらないモノについて集中して考えておき、あとはいらないモノ認定したものを一気に捨てていくのが大事。
スポンサーリンク1日目:クローゼット&押入れ
というわけで、方針が決まった所で初日がスタート。
普段は表からは見えない、タンスやクローゼットなどの大型収納スペースから着手。
まずはクローゼット(+家のアチコチに置いてある服)のありとあらゆる中身を全部出して物を把握して行きます。
散らかった家というのは「普段使っているモノが出しっぱなしで、いらないモノが収納されている」のが特徴の一つ。
つまり、一番攻めるべきは収納の奥深くというわけですね。
家族で手分けをしてクローゼットはもちろん、家中の服という服をリビングに作ったブルーシートのスペースにどんどん置いていきます。
現役で使っている普段着から、もう着なくなった子供服まで。
そして用意するのは、
- 紙袋
- マスキングテープ
着る人や服の種類ごとに仕分けて、マスキングテープを貼ってラベリングした紙袋の中に「今絶対に着る服」だけを詰めていきます。
ラベルは例えば「いるもの(娘・冬物)」「いるもの(母・夏物)」「売るもの」「捨てるもの」のような感じですね。
ちなみに「思い出の品」はあっさり捨てる事も考えましょう。なぜなら「今絶対に着る服」ではないからですね。
それでもどうしても捨てられないモノという物はあるので、考える基準としては、
- 1年以内に使った?
- ある事を忘れていなかった?
- 今後本当に使う?
- 今の自分だったらコレ買う?
など。
このような仕分け作業は個人の物→家族共有の物という手順で。
個人個人が判断できるものは個人で行い、次に家族が集まって共有物の要不要の判断を行うのが正しい順番。でないと「勝手に捨てられた!」と後々トラブルになりかねませんしね。
2時間の仕分け作業で必要な服の量が半分以下である事が一目瞭然に。
必要な服だけをクローゼットに戻してみるとスペースが生まれてスッキリ。
この作業をタンスや物置、押し入れなど他の収納スペースでも同様に行っていって1日目は終了。
物置のラベル例は「ストック」「衛生用品」「習い事用」「書類」など。
収納スペースの7割に収まれば仕分け作業はひとまず成功。
クローゼットや押し入れは常に余裕を持たせておくのが鉄則なので、この割合を守りましょう。
片付け途中で「捨てる事&収納する事」を同時に考えていると頭が混乱して来て疲れるだけなので、まずは「何がどれだけの量あるのか?」を把握する仕分けだけに集中する1日目。
不要品の処分法は、
- 売る – フリマアプリ、リサイクルショップ、バザーなど
- 寄付 – 衣類・靴・ランドセル・ぬいぐるみ・文房具・調理器具など
- 捨てる – 粗大ごみ・資源回収の対象品かどうかを確認
大量にゴミが出る場合は事前にマンションの管理側や、自治体に要確認。
スポンサーリンク2日目:キッチン
2日目はキッチンに着手。
当然コチラも全部出しからスタート。
要不要の判断基準は、
- 使用頻度
- 適切な数か?代用できるか?
例えば「おしゃれだから」という理由で買った普段ほぼ使わない小さなスキレット4つセットのようなモノは処分の対象ですし、水筒が何本もある場合は現役使いのものだけ残し、たこ焼き器のような専用器具はホットプレートのたこ焼き用鉄板で代用可能なので処分対象のような感じですね。
特に「専用品すぎる調理器具」は他で工夫して代用できないかどうかしっかり考えましょう。
食器もどんどん数が増えていくものなので使うモノだけピックアップして、これだけ削減に成功。
- シンクの下 – 調理過程で下ごしらえで使うモノ (まな板、ボウルなど)
- コンロの下 – 火にかけるモノ (鍋、フライパンなど)
- 作業台下 – 調理小道具 (フライ返し、お玉、菜箸など)
と作業する場所に近くに収納して行くのが鉄則。
キッチンの吊り戸棚は「手の届く範囲(大抵は戸棚の下部分)」をゴールデンゾーンに設定して、頻繁に使うモノを優先的に置いていきます。
例えばストック以外のインスタントコーヒーの粉や、お茶の葉など。
5時間の片づけ工程でビフォー画像がと汚キッチンだったものが、
シンク下の引き出しの中も何がどこにあるのか分かりやすく変身。
2日目の午後は洗面所へ。
洗面所も全部出ししてキッチン同様に仕分け。
収納する際には、家族各自の身長体格を考慮したゴールデンゾーンを意識しながら収めていきましょう。
子ども用のものは低い位置へ、大人用の物は高い位置へなど収納の区切りを各自のスペースにはっきり分けるのもアリ。
そしてストック品は下のスペースへ。
スポンサーリンク3日目:リビング
3日目はくつろぎの場所であるリビングへ。
まずリビングの鉄の掟は「個人の物は絶対に置かない」という事。
リビングは家族の共有物のみ。
個人の物が置いてあると「誰々のせいでリビングが散らかる!」と家族間でギスギスする原因にもなるので要注意。
個人個人が管理できるものはリビングからはどんどん排除して仕分け。
どうしてもリビングに置きたい場合は蓋つきの箱などを決めて、各自専用スペースを予め設けておくのもアイデア。
明細書・おたよりなどの書類は一まとめに袋に入れて、後で整理するようにします。
書類は一枚一枚の要不要を確認しなくてはならず、意外と時間がかかる割にはスペース削減への貢献度はそんなに高くないので費用対効果を考えると、後でまとめて作業するのがおすすめだそう。
確かに、書類の整理だけやって「あ~片付けられた~。」と満足していると、意外に空きスペースは何も変わっていなかったり。
- 暮らし – パスポート、地域情報誌など
- 健康 – 診察券、健康診断結果など
- マネー – 住宅ローン、保障証券など
- 教育 – 学校の必要書類など
- 保証書・取扱説明書
- 未処理
ここまで3日間に渡って要不要の判断をやって来ているハズなので、3日目ともなると捨てるマインドがどんどん高まって判断力も迅速に。
個人の物を個人部屋に移動させただけのようにも見えますが、今度は個人部屋でまた要不要を判断すればよいので、リビングの理想形が見えただけでも前進しているハズ。
そしてリビングを片付けた後は、1日目に残しておいたクローゼット&押入れの仮置き状態のアイテムたちを収納して行きます。
収納のポイントは「枠を仕切る」こと。
完璧な片付けの為には収納ケースやラックを利用して空間を仕切っていくのが大事。
仕分けをして、仮置き状態まで持っていった最後の最後になって初めて収納グッズを買うようにしましょう。
モノが減ってスッキリした状態だと寸法も測りやすいですよね。
さらにケースの中も細かく区切りを入れますが、使用するのは小さいサイズの紙袋。
ケースの高さに合わせて袋のフチを内側に折り曲げてスペース作り。
こうして似たアイテム同士を紙袋で仕切って収納。
収納は手前に「衛生用品・文房具・書類」を置き、奥に「備蓄品・アルバム」などを置くように工夫。
収納に「前後」を作り出すためにもこのような収納ラックは有用。
クローゼットも仮置き状態だったものを上段には模様替え用のアイテムたちをラベルを付けて収納。
最後は玄関の靴箱も全部出しして仕分けし完了。
3日間お疲れ様でした。
以上「あさイチ」の3日間を使って行う家中丸ごと片付け術のやり方についてでした。
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