シャボン玉はなぜ丸い?答えは水の性質のせい?チコちゃんに叱られる
21年4月30日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!トットちゃんがやってきたスペシャル」で出題されたのは『シャボン玉が丸いのはなぜ?』という科学に関する問題。正解は水分子同士の性質がカギになるようですが果たして?
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】黒柳徹子、ディーン・フジオカ
【VTRゲスト】木村多江
シャボン玉が丸いのはなぜ?
3問目の指名は、
この中で一番、子ども心を忘れていないステキな大人ってだーれ?
ここは岡村さんが回答者に。
チコちゃんの疑問は、
なんでシャボン玉は丸いの?
間髪入れずに横から徹子さんが「全部から押されているから。」と茶々を入れていますが、岡村さんは改めて空気が均等に入っているからという答え。
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
答えたそうにしている徹子さんなので答えを聞いてみると、地球が丸いようにああいうものは全部丸いという答えw
というわけでチコちゃんの答えは、
水分子同士が引っ張り合ったあげく丸く収まるから
解説は東京理科大学の川村康文教授。
そもそもシャボン玉が何から出来ているか?というと、せっけんや洗剤の成分である界面活性剤と水が合わさったものというのがその答え。
この界面活性剤には「水とくっ付きたがる部分」と「水から離れようとする部分」があり、
洗剤を水の中に入れると、水とくっ付きたがる部分(図の丸い部分)が水の方へ、水から離れようとする部分(黄色い部分)が空気の方へ向きを揃えて水面に集合。
そしてシャボン玉液をストローや輪っかにつけたとき、断面を見てみると水を洗剤の成分が挟み込むようにして整列。
この状態で息を吹き込むと空気に押されて伸ばされて薄く大きくなっていき、やがて丸い形となってストローや輪っかから離れ離れに。
この瞬間でも「水とくっ付きたがる部分」と「水から離れようとする部分」はずっとその働きをキープ。
スポンサーリンクひとり舞台といえば木村多江さんの出番ですよね。
木村多江さんが演じるのはシャボン玉役。
母である水は束縛が強い性格で、父である界面活性剤は水を包み込む性格。
水というのは水分子がお互いに引っ張り合う力が強く、水分子が四方八方全方位に同じ力で均等に引っ張り合った結果が角の無い丸い球体に。
コップいっぱいに水を入れると表面張力によって縁よりも盛り上がりますよね?この時縁では、こぼれ落ちそうな水分子を隣の水分子が引っ張り、さらにその水分子を隣の水分子が引っ張り…と組体操の扇のようにそれぞれが引っ張り合うというのが水分子の平常運転。
そしてシャボン玉が空中に浮かんでいる時には上下左右前後とあらゆる方向に水分子が引っ張り合い、その結果出来上がるのが球体。
扇をぐるっと一周させると円になり、それがあらゆる方向になると球になりますよね。
こうして丸くなって空を漂うシャボン玉となった木村多江さん。
この時七色やまだらなマーブル柄に見えるのは場所によって厚みが変わっているので輝き方にムラが出来てそう見えるとの事。
空の散歩を楽しんでいたのも束の間、次々と増殖したシャボン玉(木村多江)さんが次々とその短い一生を終える事に。
シャボン玉が割れる理由は空気中を漂うホコリやチリによる衝撃に影響され、シャボン玉自体の水分が最終的に蒸発してしまうから。
また、シャボン玉と言えども、重力の影響下にあるので、液体はどんどん下の方に垂れていき、シャボン玉の上部がどんどん薄くなって割れるという事も。
最期はシャボン玉の歌を歌いながら断末魔の叫びを上げる木村多江さん。
という事でコチラが結論、
シャボン玉が丸いのは水分子同士が引っ張り合ってあげく丸く収まるから
でした。
膨らませたいのは?の質問には「来年のお年玉。」とチコちゃん。
最後は木村多江さんの鬼気迫る演技に思わず思い出し笑いをしてしまうおディーン様で終了。
ここまで、蚊、ほこり、インフルエンザウイルスと演じて来た木村多江さんでしたが「人では無いものがまだまだ沢山あると思うので、今後ともよろしくお願いします。」と今回の撮影終了後に続投を希望していたとか。
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