東大生ランキング 東大生が選ぶ歌詞がスゴい歌ランキングベスト20＆第1位の曲は？
21年5月4日放送のテレ朝系「林修の今でしょ!講座 特別編 東大生ランキング」では現役東大生500人がアンケートで選んだ歌詞がスゴい歌ランキングベスト20を発表。東大生っぽく「歌詞が巧みな言葉遣い」「文字のこだわり」「込められたメッセージ」とJ-POPを文学として捉えるそんな視点。
スポンサーリンク第20位～第11位
第20位 藤井風「帰ろう」
第19位 back number「高嶺の花子さん」
第18位 ゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」
「私論」というのは色んなジャンルで定期的にブームになるので、あえてこれをタイトルにも持って来るという遊び心と林先生の意見も。
第17位 サカナクション「新宝島」
第16位 ゆず「栄光の架橋」
第15位 Ado「うっせぇわ」
日本人の思いやり精神がいつしか「義務」になった結果「窮屈な世の中になる」という強烈な皮肉。
第14位 Official髭男dism「宿命」
熱闘甲子園のテーマソングに選ばれたように「切れないバッテリー」には無尽蔵のエネルギーという意味とピッチャーとバッターの切れない絆を掛け合わせた歌詞。
第13位 優里「ドライフラワー」
第12位 SEKAI NO OWARI「Dragon Night」
第11位 中島みゆき「糸」
スポンサーリンク第10位～
第10位 あいみょん「マリーゴールド」
巧みな「助詞の使い方」という評価。
例えば、普通は「麦わら帽子」と表現するところを「麦わらの帽子」とする事で少し大人っぽさを表現できているとか。
普通は組み合わせない単語を合わさってちょっと違和感がありつつも新鮮な響きを生むあいみょんの作詞術。
官能小説を参考にしていたりなんてエピソードもありますしね。作詞は文学なんですよね。
第9位 欅坂46「サイレントマジョリティー」
昔の政治用語を使って現代を表現するという挑戦的な歌詞。
アイドルにしてこんなに強いメッセージ性を持った曲というそのギャップ。
「声を上げない者たちは賛成していると」という歌詞はベトナム戦争時にアメリカのニクソン大統領が演説で言った言葉が由来。
当時、デモに参加しない人たちをサイレントマジョリティー(静かなる多数派)と名づけて、反対しないという事は自分に賛成していると都合の良い解釈を展開。
そんな歴史的事実を現代の日本の若者の気質に当てはめて描写するという仕掛け。
実際に2022年度の高校の教科書に民主主義を考える教材として掲載される事が決定しているとか。
第8位 Creepy Nuts「板の上の魔物」
漫画「べしゃり暮らし」のドラマOPとして作られた事もあって、歌詞にはコミックの巻数が密かに韻を踏んで散りばめられているという趣向。
第7位 King Gnu「白日」
「～かな」「～よな」など曲中に登場する口語体は20か所以上で、口語体を巧みに使う事で聴き手に歌詞の共感を生む仕掛けになっているという分析。
第6位 RADWIMPS「おしゃかしゃま」
人類以外の動物は人類に都合の良いようにコントロールするという人間の傲慢さを端的に表現する冒頭の歌詞。
第5位 宇多田ヒカル「First Love」
例えの上手さに文豪の文章のようなイメージを想起させるとか。
夏目漱石がI love youを月がキレイですねと訳したようなそんな空気感。
特に英語と日本語歌詞の絶妙な混ぜ方は特に高評価。
第4位 Mr.Children「名もなき詩」
「自分らしさの檻の中でもがいてる」という歌詞が個性を求める時代の風潮を上手く風刺しているという意見。
スポンサーリンクベスト3
第3位 椎名林檎「丸の内サディスティック」
東大生からしても難解というその歌詞。
意味の分からなさ、ただの言葉遊び、そんな所に意味を見出していくのが聴き手として興味をかき立てられるようですね。
かつて東大総長も務めた蓮實重彦さんの言葉「無意味という意味をまとっているものの魅力」を引用する林先生。
第2位 YOASOBI「夜に駆ける」
小説と音楽という別ジャンルの表現方法が並行して発表されるという斬新な作品。
夜に駆けるの元になった星野舞夜作の小説「タナトスの誘惑」があり、小説のストーリーが歌詞に変換されているので、
「君にしか見えない何かを見つめる君が嫌いだ」という歌詞は小説を読むことで初めて「何か」が理解できるという仕掛け。
第1位 米津玄師「Lemon」
「苦いレモンの匂い」と表現する事で心に深く残って離れない感情がより強調されるという分析。
違和感のある言葉をサビの一番の盛り上がりにあえて持ってくるという挑戦的な歌詞。
コチラがランキングベスト20のラインナップ。
以上「林修の今でしょ!講座 特別編 東大生ランキング」から現役東大生500人が選ぶ歌詞がスゴい歌ランキングベスト20についてでした。