ゼリーが容器にパンパンに入っているのはなぜ?ゼリーを守るため&作り方?チコちゃんに叱られる
21年5月15日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で出題されたのは『なぜゼリーはフタまでパンパンに入っている?』という問題。プリンはフタと中身の間に隙間があるのに対してゼリーはミニカップの一口サイズのタイプも含めてほぼ中身がパンパンに詰まっているのはなぜなんでしょう?開けにくいあの厄介なゼリーの理由とは?
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】清原果耶、夏木マリ
【VTRゲスト】なし
なぜゼリーはフタまでパンパンに入っている?
まずは初登場の清原果耶さんの紹介と、2回目登場で準レギュラーになった夏木マリさんの紹介から幕開け。
オープニングは短めにしてすぐに1問目の指名は、
この中で一番、スイーツが大好きなステキな大人ってだーれ?
ここは清原果耶さんが回答者に。
そして運ばれて来たのは市販のカップゼリーとプリン。
見比べてみるとプリンはフタと中身の間に隙間があるのに、ゼリーはフタまでギリギリまで中身が詰まっていますよね?
ここでチコちゃんの疑問は、
なんでゼリーはフタまでパンパンに入っているの?
出しやすいようにという答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
夏木マリさんに聞いてみると、プリンは原材料に卵が使われているので保存しているうちに膨張するから、一方でゼリーはその心配が無いからという答えですが果たして?
というわけでチコちゃんの答えは、
プルンプルンを守るため
スポンサーリンク解説は城西大学の君羅好史助教。
ゼリーは運搬時に衝撃が加わると食感が崩れやすいのですが、
パンパンに詰め込むと崩れるリスクが減るというのが最大の理由。
番組ではフタまでピッチリ詰まったゼリーと少し隙間を空けたゼリーの2種類を作ってウーバーイーツならぬチーコーチーツで運んでみて実験。
配達用バッグに入れて自転車で運んでみますが、初めは普通のママチャリで都会を走っていたかと思うと、続いてはマウンテンバイクに乗り換えて未舗装路の山道をガンガン行くという通常だとあり得ないようなコース設定でテスト。
さらにBMXに乗り換えてハーフパイプもこなしたり、なぜか途中で現れたダブルダッチ、トランポリン、鉄棒の大車輪と経てやっと目的地に到着。
宙返りをしたりとあらゆる方向から衝撃が加わったのにも関わらず、パンパンのゼリーはプルンプルンを維持しているのに対して、隙間があった方はグチャグチャになってしまっていて、お皿に出すと一目瞭然。
実は振動はゼリーにとっての天敵。
パンパンに詰める事でこの振動からゼリーを守っていたんですね。
さらにパンパンにするのには製造面でも重要。
ゼリーの製造工程を最終段階だけ簡単にまとめると、
- フルーツが入ったゼリー液をパンパンに入れる
- 空気が入らないようにフタ
- フタをしたまま約85℃の蒸気で30分熱して殺菌処理
この熱殺菌の際にゼリーの容器に空気が入っていると熱を加えた時に膨張して体積が増え、破損するリスクがあるとの事。
また、ゼリーは空気に触れることが無いので賞味期限を長くとれるというメリットも。
となるとプリンとの違いも気になる所ですが、
プリンには卵や牛乳が含まれていてそもそも長期保存には向かない食品という事もあって、ゼリーほどは気を使わなくても良いとか。確かにゼリーは4~6か月の賞味期限なのに対して、プリンは1週間前後で賞味期限切れ。
そしてプリンはゼリーに比べて硬いものが多いので隙間があっても崩れにくいんだとか。
というわけでコチラが結論。
ゼリーがフタまでパンパンに入っているのはプルンプルンを守るため
でした。
好きなプルンプルンのものは?という質問には「煮こごり。」と渋いチョイスのチコちゃん。
という事で1問目は以上。
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