笑う時に手を叩く理由は?明石家さんまの影響?チコちゃんに叱られる
21年7月9日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で出題されたのは『笑う時手を叩くのはなぜ?』という問題。その理由は明石家さんまさんの影響が大きいそうですが、その裏にある心理とは一体?そもそも人が手を叩く時の意味って一体何かご存知ですか?
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】清塚信也、佐々木希
【VTRゲスト】関根勤 ※明石家さんま(解説VTRに登場)
笑う時手を叩くのはなぜ?
本日のゲストは、
2人とも初登場の佐々木希さんと清塚信也さん。
ピアノの鍵盤の問題ではVTR出演もしていた清塚信也さんですがスタジオは初登場。
オープニングは短めですぐに1問目の指名は、
この中で一番、何を言っても笑ってくれるステキな大人ってだーれ?
ここは佐々木希さんが回答者に。
大爆笑をリクエストするチコちゃんですが、手を叩いて笑った佐々木希さんにすかさず出題。
チコちゃんの疑問は、
なんで笑う時に手を叩くの?
これまで不思議に思った事が無い自分を「愚かですね。」と卑下しつつ、
最終的に辿りついたのは体を使って表現したくなるからという答えでしたが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
清塚信也さんに聞くと、みんなどこかでピアノが弾きたいからと強引な答えになっちゃって不正解。
VTRでは笑う時によく手を叩いているイメージがある関根勤さんが登場。
関根勤「IOCバッハ会長と同い年の関根勤です。」
ご自身も手を叩いている自覚があるようですが、笑う時に声が出ていない事があるので代わりに音を立てているのは?というお答え。
出張用チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
というわけでチコちゃんの答えは、
明石家さんまさんのせい
解説は公立諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授。
そもそも人が手を叩くという行為には「相手を認める」という意味が込められているそうで、
例えばコンサートなどのスタンディングオベーションのように拍手は相手を褒め称える時の行為ですよね。
という事は笑いながら手を叩くという行為は自分を笑わせてくれた人を認めているという意味。
さらにこの手を叩くという行動には「目立ちたい」という心理が隠れているとか。
相手を認めると同時に自分を目立たせるという思いが込められていると篠原先生。
しかし、この手を叩いて笑うという行動は比較的近年になって生まれたものだそうで、
お年寄りも若い人たちに多く見られるんだとか。
スポンサーリンクその理由として、今の若い世代はテレビのバラエティ番組やコントなどの舞台を見た際に無意識に真似るミラーニューロンが働いているとの事。
ミラーニューロン(別名:ものまね細胞)とは他人の行動を無意識に真似る脳の神経細胞の事で、誰かがあくびをするのを見るとあくびが自分にも移ってしまうのはこのミラーニューロンの働きによるものだったり。
他にも親が手を叩くのを見て真似る赤ちゃんや、食事中に他人がドリンクに手を伸ばしたら自分もつい手を伸ばしてしまったりという事も全てミラーニューロンの働きと考えられるわけですね。
という事は笑う時に手を叩くというのは脳内で手を叩いて笑う姿を再現しているという事で、その影響の源にあるのが長年テレビで活躍する明石家さんまさんという存在と篠原先生。
さんまさんの手を叩いて笑う姿に影響を受けた後輩芸人やテレビの前の若者がさんまさんに強い親近感や尊敬を抱き、ミラーニューロンが強く働いているんだとか。
ちなみにさんまさんは手を叩いて笑っている自分を目立たせる事で「今相手が面白い事を言った」「面白い事が起きている」と周囲に強調していると篠原先生。
すると共演者やお客さんも手を叩いて笑うのでより大きな笑いが生まれるという笑い増幅器のような状態に。
こうした周囲を巻き込んで盛り上げるという事をさんまさんは本能的に演出しているとの事。
これを関根勤さんに伝えてみると、
関根勤「さんまさってすっごい褒められたいから、俺たちも気を遣ってやってんのかな?って。笑」
さんまさんとも共演が多い関根勤さんですがそんな胸の内が?
というわけでコチラが結論。
笑う時手を叩くのは明石家さんまさんのせい
でした。
本当に笑うとどうなるの?という質問には「歯が出る。」と出っ歯を強調するチコちゃん。
ちなみに関根勤さん曰く、ジャニーズの子たちは体幹がしっかりしているから笑う時に手を叩くスピードが速いというあまり役に立ちそうにない裏話があったとか。
今回紹介された説はあくまで考えられる解釈の一つという注釈付きで1問目は以上。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから