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三段跳びはなぜ3回跳ぶ?その理由やルールの起源は?チコちゃんに叱られる


21年7月9日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で出題されたのは『三段跳びはなぜ3段で跳ぶ?』という問題。その起源はホップスコッチという遊びにあるそうで、それは日本風に言い換えればケンケンパになるというのが答えだったり。

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ゲスト出演者

【ゲスト】清塚信也、佐々木希

【VTRゲスト】なし

三段跳びはなぜ3段で跳ぶ?

3問目は笑いながら始まるチコちゃんですが、

チコちゃん「ホンマにピアニストかいな。」

気を取り直して3問目の指名は、

この中で一番、跳んだり跳ねたりが得意なステキな大人ってだーれ?

ここは岡村さんが回答者に。

チコちゃんの疑問は、

なんで三段跳びは3回跳ぶの?

走り幅跳びで踏切線をはみ出す選手が続出したので3回にしたという答えですが、

チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

というわけでチコちゃんの答えは、

ケンケンパだったから

解説は立命館大学の岡尾恵市名誉教授。

オリンピックで行われる競技の中で跳躍種目は4つで、

  • 走り高跳び
  • 棒高跳び
  • 走り幅跳び
  • 三段跳び

この中で三段跳びは実は日本人が最初に金メダルを獲得したという記念すべき競技。

1928年のアムステルダム大会の三段跳び種目で日本人初の金メダルを獲得したのが織田幹雄さん。当時の優勝記録は15m21cm。

「織田記念」(=織田幹雄記念国際陸上競技大会)とも呼ばれる陸上競技大会は偉大なる先人を記念して開催される大会ですよね。

そして日本はそこから3大会に渡って三段跳びで金メダルを獲得する事に。

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跳躍競技は人間の強さを表す競技という側面もあって、古代オリンピックの時代から走り幅跳びは人気の高い種目だったと岡尾先生。

古代オリンピックでもこの三段跳びが行われていたのかどうか?については謎のままで、

「15m以上の記録が出るジャンプ競技」が行われていたという記述だけが残されているのが実際の所。

三段跳びかもしくはそれに準ずる競技があったと考えるのが自然ではありますが、どのようなジャンプをしていたのか詳細が不明なため謎なんですね。

また、この15m以上のジャンプという記述自体が正確な記録の事を指しているのか?それともフィクション的表現として使われた誇張された数字なのか?どっちなのかも曖昧ではっきりしていないという状態なので全ては謎。

一方、近代オリンピックで考えてみると、1896年の近代オリンピック第1回大会となったアテネ大会では人気の走り幅跳びに加えて新しく三段跳びが正式種目として採用されることに。※女子三段跳びが始まったのは1996年のアトランタ五輪

現在の世界記録はイギリスのジョナサン・エドワーズが1995年8月7日に打ち立てた18.29mという大記録。しかも同じ大会でジョナサン・エドワーズは18.16mの世界記録を叩き出したすぐ後に18.29を跳ぶという離れ業をやってのけていたり。※表示がブロックされるのでYouTubeでご視聴ください

同大会では女子三段跳びでも世界記録が出ていてウクライナのイネッサ・クラベッツが叩き出した15.50mが未だに世界記録として君臨。※後にドーピングスキャンダルで資格停止処分も受けているのでこの時の記録については疑問符がついていたり

さらに先ほどのジョナサン・エドワーズに関しては追い風参考記録で18.43mを記録した事も。コチラも1995年の出来事。

そもそも三段跳びのルールは、

1段目のホップと2段目のステップが「同じ足」で、

3段目のジャンプのみ「逆の足」で踏み切るのが重要で、

これは意外に知らない人も多い事実。

このホップ・ステップ・ジャンプのそれぞれの違いは、

  • ホップ – 小さなジャンプ
  • ステップ – 片方の足を持ち上げて前に出す
  • ジャンプ – 思い切り踏み込んで跳ねる

ちなみにこのステップの時に足にかかる衝撃は1トンにも上るとか。

かつては足を交互に入れ替える跳び方も存在していたそうですが、ルールが統一されていく過程で記録の出やすい跳び方に徐々に揃って行ったのではないか?と岡尾先生。

そんな三段跳びのルーツと言えるのが、

スコットランドなどで村祭りの催しとして行われていた「ホップスコッチ」という石蹴り遊び。

ホップスコッチの簡単なルールは、

  • 地面にマスを描いて数字を振る
  • 番号の順番に石などの目印をマスに投げ入れる
  • 石を入れたマスを跳び越して、1マスは片足、2マスは両足で進んで目印を回収してスタート地点に戻る三段跳びはなぜ3回跳ぶ?ルールの起源になったホップスコッチ チコちゃんに叱られる

という遊び。

ホップスコッチは脚力の強さを誇示する子どもたちの技比べや身体訓練として広まっていったとか。

1975年に発行されたスポーツ辞典によると、三段跳びの起源は曖昧であるものの、1825年ごろのホップスコッチという遊びが原型かもしれないという記述が。

そしてこのホップスコッチは明治時代になって日本に伝来。

これが後にケンケンパと呼ばれるように変化。

つまり言い換えれば三段跳びはケンケンパから来ているとも。

というわけでコチラが結論。

三段跳びが3段で跳ぶのはケンケンパだったから

でした。

ジャンプしたくなる時は?という質問には「ダチョウ倶楽部のジャンプの着地に合わせるあの団体芸」とチコちゃん。

3問目は以上。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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