博士ちゃん 番組テーマ曲を作曲・葉加瀬太郎が初披露&制作現場の裏側に密着
21年7月10日放送のテレ朝系「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」では葉加瀬太郎作曲の番組テーマ曲「博士ちゃん」を初披露する事に。バラエティ番組用に完全書き下ろしの曲は初という制作現場の裏側に密着すると?
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番組テーマ曲プロジェクト
バラエティ番組では初となる番組テーマ曲プロジェクトのきっかけとなったのが、
21年2月27日放送分に登場した“チェロ博士ちゃん”浅川遊くん。
チェロをたった一人で作り上げたチェロ博士ちゃんの為、葉加瀬太郎さんがその出来上がったチェロの出来栄えを評価する事に。
演奏をする時の心構えなど基本的な指導もその際に行われたのですが、
実は放送されていない部分で、
富澤「いや~。曲作ってくんねぇかな。」
伊達「曲?博士ちゃんの?」
芦田愛菜「テーマソング。」
富澤「それを葉加瀬さんが作る。」
伊達「ありがたいけど…。お願いしたいよね?」
そんな放送されていなかったやり取りがあったようで、これをきっかけにダメ元で番組スタッフが葉加瀬太郎さんにオファーを出した所なんとOKを貰う事に成功。
葉加瀬太郎「いいですね。はい。分かりましたよ。早く曲仕上げたくてしょうがない。」
番組ポスターでは3人の顔とクロマグロの画像が印象的ですが、
葉加瀬太郎「クロマグロが出てる。これで大体決まりだよね。曲のイメージはどんどん湧いてきた。」
「元気になってもらう曲」「子どもたち=社会そのもの」というテーマを掲げる葉加瀬太郎さん。
番組制作スタッフも交えた初回の会議では番組への愛を語るスタッフを見て「温度で伝わって来るんだよね。その場で浮かんで来て、でも五線紙持ってなかったからドレミファをカタカナで書いて。そこでワーって出てきたからとにかくもう早く。会議やってる時に思ってたことは『早く終わんないかな~。』」との事。
そこから2週間後にはもうレコーディング作業へ。
収録スタジオでこの日進んでいたのは、リズムの基になる音の録音作業。
葉加瀬太郎「今日は土台作り。この後ヴァイオリンはもちろんだけど、あとはライオンの声も。一番初めに鳩時計。ポッポ!っていう。はっはっは。笑」
さらに“応援団”をイメージして気持ちを高める為に学ランを羽織り出す葉加瀬太郎さん。
または、キーボードで馬の駆ける音をオーダーして取り入れてみたり。
他にもメガホンや鍋を叩く音、音が出る鳥のオモチャなどを使って様々な音を収録。
曲のイメージについては、
「Bパートが布袋寅泰みたいな。AとかBはREBECCA、BARBEE BOYS。Cだけメタル。」と複数ジャンルをごちゃ混ぜに。
葉加瀬太郎「この曲は全ての博士ちゃんを応援する曲にしたいから、エールを送る要素を入れたいなと思ってるわけよ。言葉が正しいか分からないけど、ちょっと汚していくっていうか。音楽の向こう側みたいなものを録りたくて。色んな可能性があるから。」
この曲に色んな音や曲調がごちゃ混ぜになっているのは、個性豊かな全ての博士ちゃんを肯定し、一人一人を応援する為なんだとか。
スポンサーリンクヴァイオリン収録
そしていよいよ葉加瀬太郎さんが自ら弾くヴァイオリンの音を収録する工程へ。
細かく調弦(音程調整)をしつつ、なかなか納得のいく音が出ない時はとことんやり直し。
葉加瀬太郎「単純にピアノとだけやってる時のピッチ感とは絶対違うわけ。バンドとエレキギターとやるのは。響きが違うから。」
機器で計測される正しい値とはズレているのを承知で、合うピッチではなく「心地よい音」を探すために細かく調弦をするんだとか。
クラシックとは違うアプローチが求められるというわけですね。
そこから曲を仕上げていき番組テーマ曲「博士ちゃん」が遂に完成。
初披露を終えると、
伊達「ホントに応援。子どもたちの背中を押すようなね。」
芦田愛菜「博士ちゃんたちを応援してくださる曲だなと思いましたし、私も頑張ろうっていう気持ちになれる曲で。泣きそうでした。」
葉加瀬太郎「ありがとうございます。僕も嬉しい。」
今後は芦田愛菜ちゃんやサンドウィッチマンも含めた合同でこのテーマ曲用の作詞をするなんていう未来も胸の内にあるとの事。
ついでにこの曲で紅白出場も目論む葉加瀬太郎さん。
以上「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」から番組テーマ曲制作プロジェクトについてでした。