レスリング日本代表女子チームはなぜ髪型をコーンロウの編み込みにする？川井梨紗子の答え

オリンピックで強さを発揮する日本のレスリング競技では特に女子選手たちの活躍に注目が集まる事が多いですが、そこで気になるのがみんな揃って編み込みにしているあの髪型。コーンロウと呼ばれるあのヘアスタイルで多くの選手が試合に臨むのは一体なぜなんでしょうか？

21年8月9日放送の日テレ系「くりぃむしちゅーの！レジェンド東京五輪メダリスト総勢23人大集合!生放送SP」に出演した東京五輪金メダリスト川井梨紗子選手の疑問に対する答えを基にご紹介。

コーンロウは何の為？

編み上げたスタイルがトウモロコシ(corn)の列(row)のように見える事からコーンロウ(cornrow)と呼ばれるコチラのヘアスタイル。

川井梨紗子選手によると、

「海外の選手とやったりする時は特になんですけど、ギリギリの試合になってきたりとか、やっぱり勝ちたい気持ちが出てくると髪の毛掴んじゃう人とかいるんですよね。引っ張られたりとか。それが嫌なので。あとは視界に入らないようにというので。」

コーンロウにして編み込む事で掴まれにくくする、視界を髪の毛が遮らないようにという2つの効果があるというのが川井選手の証言。

ちなみにレスリングの試合では組み手争いの際に「相手の頭を触る、押す」という攻防が繰り広げられる事が多いのですが、あの動きの理由については、

川井梨紗子「あんまりあれもやり過ぎると注意はされるんですけど、距離感とったりとか。次にこっから攻めるぞっていう見せかけというか、相手を騙す一つで。」

相手の頭に手を伸ばすのは距離を測る事とフェイントを兼ねているんですね。

その際に髪型がまとまっていないと、髪の毛を一瞬掴まれたりして不利になってしまうリスクがあるのでコーンロウの髪型を選んでいると。

当然ながら相手の髪の毛を掴むのは反則にはなりますが、一瞬掴むといった攻防もあるわけで、そうなるとコーンロウの理由も納得。

以上、レスリングの女子選手が髪型をコーンロウにする理由についてでした。