トランプが52枚の意味は?答えが「分からない」問題再び?チコちゃんに叱られる
21年9月18日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」で出題されたのは『トランプが52枚なのはなぜ?』という問題。番組ではネット情報をいろいろと紹介してその全ての専門家に否定された挙句、トランプが52枚組にになった理由は「分からない」という結論に。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】池松壮亮、麻生久美子
【VTRゲスト】トランプマン、三日市ディレクター、セキネディレクター
トランプが52枚なのはなぜ?
2問目の指名は、
この中で一番トランプが得意そうなステキな大人ってだーれ?
ここは麻生久美子さんが回答者に。
チコちゃんの疑問は、
なんでトランプは52枚なの?
各絵柄が13枚という事で13から連想して13日の金曜日に辿りついちゃった麻生久美子さんなので、
チコちゃん「ボーッと生きてんじゃねーよ!」
VTRではトランプと言えばという事でトランプマンが登場しますが喋りNGのトランプマンなので一瞬でお役御免。
という事でトランプマンにも協力してもらってネットで答えをリサーチする担当D。
すると「トランプは1年を365日とする太陽暦に基づいて作られている」とする説をネットで発見。
1年は52週であり、1~13までの数字を全て足すと91でこれが4セットなので364。
ここにジョーカーの1枚を加える事で365日=1年というわけですね。
さらにもう一枚のジョーカーを足す事でうるう年の366日目も表現していると。
このネットの説を裏付ける為に追加で調査を行うと、
大阪商業大学の高橋浩徳先生によると「いえ。それは完全なまゆつば情報ですね。」ときっぱり否定。
あくまでネットの説はトランプが普及した後に出来上がった俗説であり、信ぴょう性は無いとの事。
そもそもJ、Q、Kの3つの絵札を11、12、13とする事自体も便宜的にそうしているだけで本来は数字ではなく、単純に絵札同士の強弱を表しているものと高橋先生。
安易なネットの説を専門家にきっぱり否定されてしまったので落ち込む担当Dと、そこに偶然通りかかる先輩D(三日市ディレクター)。
スポンサーリンク番組にとって一つの大きなしこりとして残っている「左投げをサウスポーというのはなぜ?」というあの問題の取材を担当したのが何を隠そうこの三日市D。
取材の過程で辿りついた「左投手の南(サウス)に手の平(ポー)が向くからサウスポーと呼ぶ」という説は海外で発行されているベースボールディクショナリーで完全否定されている事で調査が行き詰まり、結局分からないという答えで幕を閉じたというあの事件。
三日市ディレクターのとことん調べて専門家にどんどんぶつけてみれば?というアドバイスに従って今度は、
「赤色の絵札は太陽の出ている時間(昼)を表し、黒色の絵札は太陽が沈んでいる時間(夜)を表す」
というもっともらしいネット情報を発見。
これを高橋先生に尋ねると「それも完全なまゆつば情報」とやっぱり否定。
実はトランプは元々、赤黒の2色ではなくいろんな色が使われていたという歴史を語られて万事休す。
これが赤黒の2色になったのはインク代を節約する為というエピソードまで紹介されてトドメの一撃。
さらにトランプを52枚組にした決定的な「誰がいつ?」という情報は詳しく分かっていないと高橋先生。
こうなってくるといよいよ「分からない」という答えが現実味を帯びて来たのでボツネタ一直線。
悩む担当Dは隠蔽という禁断の手に出ようとしますが、それを止める三日市ディレクターは素直に会議で「分からなかった」と報告しようと提案。
ネタとして成立するかしないかを巡って手が出るほどに白熱する2人でしたが、
結局チコちゃんの答えは、
トランプが52枚なのはわからない
という事で結論。
一番迷った究極の2択は?という質問には「夏の北海道か冬の沖縄か。どちらへ行くべきか?」とチコちゃん。
最後に塚原愛アナから補足。
高橋先生によると海外には24枚や32枚組のトランプもあって52枚組のトランプが枚数が少ないゲームでも遊べるので大は小を兼ねるといった意味で最も普及しているとの事。
というわけで2問目は以上。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから