世界一受けたい授業 太る人痩せる人12の違いまとめ。食生活や日頃の習慣を見直すダイエット
21年11月13日放送の日テレ系「世界一受けたい授業」では『いただきますを言わない人が太るワケ』の本の内容を基に太る人痩せる人12の違いを総まとめ。食事のけじめのつけ方、箸置きダイエット、朝のカーテン、1日2回体重測定など太る人から痩せる人に変わるためのテクニックを一覧でご紹介
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目次
いただきますを言わないと太る?
講師役は書籍『いただきますを言わない人が太るワケ』の著者で京都医療センター研究部長の浅原哲子先生。
一見、ダイエットに関係なさそうな「いただきます」「ごちそうさま」といった食事の際の決まり文句。
ところがこれを言わない人というのは「食事にけじめの無い人でダラダラと長時間食べてしまう」傾向にあるとか。
食事時間が長時間に渡ると糖を脂肪に変えるインスリンが過剰に分泌されるので「太る人」に該当してしまうという原理。
反対に「痩せる人」は「いただきます」「ごちそうさま」と口に発する事で食事の始まりと終わりをしっかりと意識出来ているというわけですね。
自分が食べたいものが分からない人は太る
「今日何食べたい?」と聞かれたらあなたは何と答えますか?
何となく「何でもいいや。」と言ってしまっていませんか?
こんな風に「自分はこれを食べたい」という事が把握できていない人は「太る人」。
こういう傾向の人は偏った食生活をしていたり。
そもそも人間の脳には今体に足りていない栄養分などを感知する機能が備わっているもので、痩せる人は体が欲しているものがはっきりしていて、自然と自分に必要な栄養分を把握しているもの。
そうなると自然とバランスの良い食事がとれるように。
つまり普段から「何を食べたいか?」を意識する事が太る人痩せる人の境界線になるんですね。
長時間スマホは太る?
アメリカの研究データによると、
長時間スマホを使用している人は太りやすい傾向にあるという事が示唆されていて、
1日5時間以上スマホを使っている人は運動不足などの肥満リスクが43%も増加したという研究もあったり。
睡眠不足の人は太る
肥満の一般的な原因として食べ過ぎや運動不足などが挙げられるのは誰でも常識として知っていると思いますが、
実は睡眠時間も非常に重要。
2017年イギリスのリーズ大学で19歳から65歳を対象に行われた調査では、
6時間睡眠の人は9時間睡眠をとる人に比べてウエストが平均3cm太いという事が分かったとか。
では反対に長時間寝る人はどうか?というと睡眠時間は7時間から9時間以内に収めるのが理想的と浅原先生。
何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しで、寝すぎるのも良くないとの事。
朝カーテンを開けないと太る
朝の時間をあわただしく過ごす人は要注意。
少しでも長く寝ていたいからと言って、カーテンを開ける暇も惜しんで出かける準備をする人は「太る人」。
体内にはBMAL1と呼ばれる脂肪を蓄積しやすくする遺伝子があり、この遺伝子が体内で増えると肥満の原因につながるとの事。
そんなBMAL1を減少させるのが「日光」パワー。
日光を浴びれば浴びるほどBMAL1は減っていくので、日が暮れてから増えていったBMAL1を朝イチで退治するためには部屋のカーテンを開け放って家にいる間から日の光を浴びて1日をスタートさせるのが「痩せる人」になる為のコツ。
出来ればカーテンを開けるのは午前6時から7時がベストだそうで、この時間に朝日を浴びると体内時計を整える効果が期待でき、そうすると体の代謝機能が高まるとか。
スポンサーリンク舌に汚れがたまると太る
舌にある味覚を感じる組織である味蕾が食べカスや過剰に増殖した細菌などで塞がると味を感じにくい体に。
そうなると濃い味を好むようになるので「太る人」へまっしぐら。
通常の歯ブラシで舌を磨いてしまうと舌を傷つける恐れがあるので、市販の舌専用ブラシで1日1回朝の歯磨きと一緒に舌磨きするのが「痩せる人」になるポイント。
コップ2杯の水で痩せる
アメリカのバージニア工科大学の研究によると、
3か月間、食前にコップ2杯の水を飲むグループと飲まないグループで比較した所、
食前にコップ2杯の水を飲むグループは約7kgのダイエットに成功したという結果に。
水を正しく飲めば代謝が良くなり、痩せやすい体に。
「水太り」などといって水を飲むと太るのでは?と思いがちですが、水を摂らない悪影響の方が大なので1~2時間おきにコップ1杯程度の水分を摂るのがおすすめと浅原先生。※心臓、腎臓などに疾患のある人はかかりつけ医に要相談
箸を置くと痩せる
ご飯を早食いするクセのある人は太りやすいとよく言われますが、これはその通り。
食べるのが早いという事はよく噛まないですぐに飲み込んでしまうという事で、噛む回数が減ると脳の満腹中枢が満腹感を感じにくくなり、その結果食べ過ぎにつながりやすいというわけですね。
これを防ぐにはよく噛んでゆっくり食べる事を意識すべきですが、
それを意識づける為の一つの方法が「一口ごとに箸を置く」というやり方。
常に箸を持っているとせっせと食べ物を口に運んでしまうので、これを一旦ストップ。
日本肥満学会でも1口につき30回噛むのを推奨しており、よく噛むことで脳内で食べるのを抑制するホルモン(ヒスタミン)が分泌されるというのもポイントとの事。
浅原先生曰くこの箸置きダイエットはすぐに効果が出やすいのでおすすめだそう。
気温に敏感な人は痩せる
少し肌寒いと感じるぐらいの気温で過ごす人は「痩せる人」の傾向に。
寒さは痩せ細胞とも呼ばれる褐色脂肪細胞を活性化させるといわれているので、寒くなって来る季節はダイエットのチャンス。
そもそも褐色脂肪細胞とは体温を一定に保つ働きのある細胞で、寒さを感じると熱を作ろうと脂肪を燃焼。
この脂肪を燃焼する際に消費するカロリーは1日で300kcal程度。
これは30分のジョギングに匹敵するほどのカロリー消費で決して侮れない数値。
浅原先生のおすすめでは、肌寒い季節は換気した際に部屋を多少冷やし、肌寒いと感じる環境で少しの時間過ごすといった習慣を作ると良いとの事。
緑茶を飲む人は痩せる
北海道大学や天使大学などの共同研究によると、
緑茶などに含まれるカテキンを含んだ飲料を5週間に渡って飲むと痩せ細胞による消費エネルギーが約2倍に高まり、脂肪の燃焼量が大きく増えたという結果が得られたそう。
餃子の餡に茶葉を混ぜ込むだけなので特に難しいポイントもありませんが、茶葉にはカテキンの他に脂肪の酸化を防ぐビタミンEも豊富に含まれているので豚肉の油と一緒に摂取する事でビタミンEの吸収率もアップするとの事。
スポンサーリンク分食で痩せる
3食キッチリ食べた方が痩せやすくなるという話は誰しもが聞いた事があるかもしれませんが、
仕事の都合などでどうしても夕食の時間が遅くなってしまうなんて事はありがちですよね。
そんな時は「時間を分けて食べる」方が「痩せる人」に。
遅い時間まで晩ご飯を我慢して、やっとご飯にありつけたと夜にドカ食いしてしまうなんて事心当たりありませんか?
時間の目安として19時までに夕食を済ませるのが理想的で、その時間帯までに食べられないという場合は隙間時間におにぎりなどの軽食でつなぎ、いよいよ時間が出来たタイミングでも軽くサラダやスープなどで済ませるというテクニック。
これを分食と呼び、夜ご飯を何回かに分割して分けて摂る事で満足感が十分に得られるというわけですね。
食後に軽く動く人は痩せる
食べてすぐ寝ると牛になるなんてフレーズを聞いた事があるかもしれませんが、
食後にゆったりしている人は「太る人」。
これはせっかくの痩せるチャンスを逃していてもったいないと浅原先生。
国際的な医学雑誌「International Journal of General Medicine」に掲載された論文によると、
食後は散歩程度の軽い運動でも減量効果がある事が分かっていて、わざわざ散歩に出かける余裕はないという人は、食器洗いをしたり、部屋の片づけをしたりするだけでもOK。
行き過ぎてランニングや筋トレのように激しい運動まで達すると消化不良などを起こす恐れもあるので、あくまで軽く動く事を意識するのがポイント。
ちなみに食後のデザートなどでついつまみ食いをしてしまうクセがある人は食後すぐに歯を磨いてしまうのもおすすめ。
歯磨きの回数別に肥満を調査した研究では1日1回以下しか歯磨きをしない人は1日2~3回する人に比べて肥満度が高いというデータも。
歯周病が肥満や糖尿病を悪化させる原因にもなりえるので歯や体全体の健康を守るという意味でも歯磨きは重要なんですね。
実際に肥満治療でも歯磨きを指導するそうなのでかなり効果が期待出来そうですね。
1日2回体重を量る人は痩せる
浅原先生の病院では必ず1日2回体重を量るように指導しているそうで、
ポイントは朝に1回、夜に1回量るという点。
朝と夜の体重の差が少なければ「痩せルート」に上手く乗っている証拠で、
体重差が大きい場合は生活を見直す必要があるとの事。
ちなみに日本肥満学会では1日4回の体重測定で折れ線グラフにする事で体重管理をする方法を推奨しているとか。
以上「世界一受けたい授業」から太る人痩せる人12の違いについてでした。