チコちゃんに叱られる かぼちゃが硬いのはなぜ?答えは過酷な環境で育つから
21年11月19日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第2問は『かぼちゃが硬いのはなぜ?』という問題。答えは野菜史上稀にみるほどエクストリームな環境で育つからだそうで、その原産地が乾燥して土地が枯れた砂漠地帯だったりするのが原因なんだとか。ちなみにかぼちゃの硬さって野球の硬球とほぼ同じって知ってました?
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】若槻千夏、山下健二郎
【VTRゲスト】なし
かぼちゃが硬いのはなぜ?
2問目の指名は、
この中で一番、野菜が好きなステキな大人ってだーれ?
ここは若槻千夏さんが回答者に。
視聴者からの質問メールを基にしたチコちゃんの疑問は、
かぼちゃはなんであんなに硬いの?
土の上に育つものは基本的に硬いという答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
かなり惜しいというチコちゃんの返答だった事もあって、続けて答えた山下健二郎さんには口元に正解マークとピヨピヨ音。
チコちゃん「じゃあもう健ちゃんもちなっちゃんも、つまんねーヤツだな~。」
というわけでチコちゃんの答えは、
野菜史上稀にみる過酷な環境で育ったから
解説は北海道立総合研究機構の野田智昭さん。
その他に硬い野菜と言えばニンジン、ゴボウ、大根、ゴーヤなどが挙げられますがかぼちゃの硬さはその中でも断トツ。
ディレクターのおでこにそれぞれの野菜を手で持ってぶつけて硬さを比べるという何とも原始的な確認方法でその硬さを測ってみると、かぼちゃは即KOレベル。
- 1位 かぼちゃ
- 2位 にんじん
- 2位 大根
- 4位 ゴボウ
- 5位 ゴーヤ
という結果に。ちなみにかぼちゃの硬さは野球の硬球とほぼ同じ。
さらに野菜の断面を見てみるとかぼちゃは他の野菜に比べてびっしりと細胞が詰まっているという違いもあったり。
そんなかぼちゃを育んだ環境というのが原産地といわれる中南米で、そこは砂漠や熱帯地域が多い土地。
例えばかぼちゃの原産地の一つであるメキシコ中南部は高温で降水量が日本のおよそ半分と少ない乾燥地帯。
スポンサーリンクしかも土壌の養分も豊富とは言えないので、その供給が少ない水分と栄養を出来るだけ逃がさないためにかぼちゃの皮が硬くなったと野田さん。
そんなかぼちゃの「タフさ」を確かめるべく、実験としてかぼちゃ、なす、ニンジン、きゅうり、大根の5つの野菜を天日に当てて放置してみると、日が経つごとに他の野菜は水分が抜けてミイラのようにシワシワになっていくのに対して、かぼちゃの見た目は日に焼けて色が変わった点ぐらいで、10日経って切って中身はしっかり水分をキープしていてほぼ変化なし。
あの硬い皮は過酷な環境で水分と栄養が抜けないようにする重厚な鎧だったわけですね。
ちなみにかぼちゃと一言でいっても全部で200種類以上があるそうで中にはユニークなかぼちゃも存在しているとの事。
というわけで野田さんが選ぶ変わり種かぼちゃをご紹介。
その重さは1.2トンにも達する巨大なかぼちゃで食用には適さないとか。
日本では酢の物などで食べられていますが、欧米ではパスターソースをかけて食べられる事も。
北海道の一部の農家でのみ栽培していて、普通の包丁では文字通り歯が立たず、マサカリやナタを使って薪割りのようにしないと割れないとの事。
他にはのこぎりで切ったり、コンクリートに叩きつけて割ったりととにかく硬いので取り扱い注意。
マサカリかぼちゃは明治初期から北海道で育てられていましたが、調理が難しかった事もあって生産農家が激減し今では非常にレアな存在に。味は甘くて絶品だそうですが。
というわけでコチラが結論。
かぼちゃが硬いのは野菜史上稀にみる過酷な環境で育ったから
でした。
硬いなと思うものは?という質問には「しばらく使っていないプッシュ式シャンプーの最初に出てくるアレ。」とチコちゃん。
ノズルの先に固形化した物体が詰まっていたりしますよね。流石にシャンプーは毎日使うので詰まる事は無いですが。
ということで2問目は以上。
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